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三浦しをんさん、『広辞苑』編者に胸キュン

PR TIMES / 2017年8月3日 18時1分

没後50年の日に出版される伝記を読んで



この8月17日で、『広辞苑』を編纂した新村出氏が亡くなって50年になります。これに合わせて、孫の新村恭さんが『広辞苑はなぜ生まれたか――新村出の生きた軌跡』(世界思想社)と題する初の伝記を刊行します。[画像1: https://prtimes.jp/i/6170/23/resize/d6170-23-711881-2.jpg ]

■『広辞苑』の誕生まで
 明治から昭和にかけて日本語学者として活躍した新村出氏は、その実績や学風、人柄を買われ、辞書の編纂を持ちかけられました。これが、あの有名な『広辞苑』の前身『辞苑』のはじまりです。1935年に刊行されました。
 すぐに改訂する予定でしたが、理想に燃える次男新村猛氏の参画で編集作業は停滞、そのうちに戦争が始まり、在庫していた紙や活字銅販が爆撃で失われる事態に。戦後、旧版元の解体、借金の精算、岩波書店との交渉を経て、やっとできたのが『広辞苑』なのです。1955年でした。


■編者・新村出ってどんな人?
[画像2: https://prtimes.jp/i/6170/23/resize/d6170-23-303582-1.jpg ]

 『広辞苑』は出氏の「人生の結晶」と宣言する著者の新村恭さんは、岩波書店の元編集者で、出氏の末孫(猛氏の次男)。日本語に取り憑かれた学者としての特徴に留まらず、数千通の書簡や日記を渉猟して、その人間的な魅力を存分に描いています。ラブレターが証言する豊子夫人との恋愛や、77歳にしてある映画女優にはまった話など、楽しいエピソードも満載。
 作家の三浦しをんさんは、これを読んで、「偉大にしてチャーミング! 『広辞苑』編者・新村出先生の多岐にわたる業績だけでなく、恋愛や生活をも知ることができ、胸キュンしました。なんと魅力的なお人柄!」と本書を推薦しています。


[画像3: https://prtimes.jp/i/6170/23/resize/d6170-23-340810-0.jpg ]

■目次
1 新村出の生涯
萩の乱のなかで生を享ける――父は山口県令
親元離れて漢学修業――小学校は卒業してない
静岡は第一のふるさと
文学へのめざめ、そして言語学の高みへ――一高・東大時代
荒川豊子との恋愛、結婚
転機、欧州留学
水に合った京都大学――言語学講座、図書館長、南蛮吉利支丹
戦争のなかでの想念
京都での暮し――晩年・最晩年
新村出が京都にのこしたもの
2 真説『広辞苑』物語
『辞苑』の刊行と改訂作業
岩波書店から『広辞苑』刊行へ
『広辞苑』刊行のあとに
3 交友録
徳川慶喜の八女国子――初恋の人
高峰秀子
佐佐木信綱
川田 順
そのほかの人びと

■『広辞苑』誕生の舞台裏を公開
 この4月、出氏の未公開資料を所蔵する新村出記念財団「重山文庫」(京都市の旧邸宅)で、『広辞苑』の誕生にまつわる資料の展示スペースを新設し、公開を始めました。恭さんは財団の嘱託として勤務し、講師として解説する傍ら、この伝記も販売する予定です。

【商品概要】
書 名:『広辞苑はなぜ生まれたか――新村出の生きた軌跡』
著 者:新村恭
仕 様:四六判/240頁
価 格:本体2,300円(税別)
ISBN:978-4-7907-1703-4
刊 行:2017年8月4日
(奥付発行日2017年8月17日)
発 行:世界思想社
Webページ:http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1703

【会社概要】
法人名:株式会社 世界思想社教学社
創 業:1948年
代表者:代表取締役社長 上原寿明
所在地:〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
事業内容:学術専門書・教養書の出版および大学受験参考書・問題集を中心とする教育図書の出版

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