パタゴニアの「takayna(タカイナ)」キャンペーン ~ ランニングがレインフォレストを守れるとしたら? ~
PR TIMES / 2018年6月21日 10時1分
タカイナ/ターカインを世界遺産地として保護しよう
アウトドア企業のパタゴニア社(本社:米国カリフォルニア州ベンチュラ、日本支社:神奈川県横浜市、支社長:辻井隆行)は、このたび、昨年6月より開始したオーストラリア・タスマニア島のターカイン地方に残された最後の野生地の保護を目指す「takayna(タカイナ)」キャンペーンをアップデートし、グローバル規模で更なる行動を起こします。
タスマニアのターカイン地方をはじめとする独特な生態系は、深刻な破壊の危機に直面しています。当キャンペーンでは、タスマニア州政府にタカイナ/ターカイン(※1)を世界遺産としてノミネートし、保護するよう依頼するため、「takayna(タカイナ)」の特設ウェブサイトの開設と請願書の署名活動を行い、また、パタゴニアが提供するドキュメンタリー映画『takayna(タカイナ)』の上映会を7月より実施し、行動を呼びかけます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21813/23/resize/d21813-23-212740-3.jpg ]
タスマニア島は世界最後のゴンドワナ多雨林のひとつで、そこに「タカイナ/ターカイン」と呼ばれる、古代からほとんど手付かずのまま残っている地域があります。自然の河川が山脈の合間を縫って、ボタングラスの平原から険しい野生の海岸線に流れ、そこには巨大な砂丘、豊かな古代先住民の文化遺産があります。オーストリア遺産委員会はタカイナ/ターカイン地域には傑出した遺産価値があると認識しました。しかしながら、伐採と採鉱により、古い森林は破壊の脅威に晒されており、4万年もの生きた文化を伝える貝塚や先住民の小屋のある場所をオフロード車が突進している状況です。
パタゴニアのブログ「クリーネストライン」(https://www.patagonia.jp/blog/2018/06/world-heritage-protection-for-the-tarkine/)やカタログ「Summer 2018」(https://issuu.com/thecleanestline/docs/patagonia_summer_2018_jpn)では、ターカイン地域の独特な生態系が破壊の危機に直面している現状と、現代の自然保護の難しさ、また世界遺産地域の候補としてターカインを有望とする理由を取り上げています。
パタゴニアはボブ・ブラウン財団とアボリジニのコミュニティと協力し、タスマニア州政府にタカイナ/ターカインを世界遺産としてノミネートし、保護するよう訴え、こうした問題を憂慮する世界中に散らばる人びとにも請願書への署名を呼びかけます。
請願書に署名し、ターカイン地方に残された最後の野生地を保護するために行動を起こしましょう。
➢ Take Act: https://patagonia.jp/takayna
「自然は私たちの魂を救済してくれる。私たちのため、私たちの子孫のために、知るかぎり宇宙で唯一の住処である地球という惑星にわずかに残された野生の自然を守る義務がある。ターカインで、私たちは試されているのだ」 ―― ボブ・ブラウン博士(ボブ・ブラウン財団創設者、執筆家、写真家、活動家)
「タゴニアはお客様や社員が愛する野生地を保護するために40年以上も取り組み、我々の惑星を救うための闘いに参加することを、他の人びとにも奨励してきた。それはしばしば見逃されていたり、誤解されている脅威も含めて」 ―― イヴォン・シュイナード(パタゴニア創業者)
[画像2: https://prtimes.jp/i/21813/23/resize/d21813-23-603625-2.jpg ]
■ Presented by Patagonia Films 『takayna(タカイナ)』 フィルム上映会
2018年7月11日(水)より、パタゴニア直営店にて『takayna(タカイナ)』フィルム上映会を開催します。参加無料。お問い合わせ/ご予約はストアまでお問い合わせください。
<作品詳細>
活動家、地元民、アボリジニのコミュニティ…これらの相反するストーリーを紡ぎながら、トレイルを走る医師とひたむきな環境保護活動家の体験をとおして語られるこのパタゴニア・フィルム制作のドキュメンタリー映画は、現代の環境保護運動の複雑さを明るみにし、最後に残された真の野生地を守る挑戦を私たちに投げかけます。
・ 特設サイト:https://patagonia.jp/takayna
・ 予告編:https://www.youtube.com/watch?v=0WqEJLXOVdI
<スケジュール> 開場 19:00 開演 19:10 終了 20:50(予定)
7月11日(水) パタゴニア 仙台 (定員20名) TEL: 022-722-2325
7月13日(金) パタゴニア 横浜・関内 (定員40名) TEL: 045-681-9035
7月18日(水) パタゴニア 福岡 (定員30名) TEL: 092-738-2175
7月24日(火) パタゴニア 東京・渋谷 (定員80名) TEL: 03-5469-2100
7月26日(木) パタゴニア 東京・ゲートシティ大崎 (定員80名) TEL: 03-5487-2101
8月 2日(木) パタゴニア 京都 (定員50名) TEL: 075-251-2101
当フィルムツアーでは同時に、パタゴニアのトレイルランニング・アンバサダー石川弘樹を中心に行われている、イヌワシを呼び戻そうとするトレイル活動「南三陸火防線プロジェクト」(※2)についてもご紹介。一部の会場では石川弘樹本人、パタゴニア日本支社 環境・社会部門の篠健司、本プロジェクトに携わるパタゴニア・ストアスタッフがゲストスピーカーとして参加し、当プロジェクトについてお話させていただきます。
手つかずの自然を守ろうとするタスマニア島の「takayna(タカイナ)」と、里山をうまく活用し、人・動物・自然の調和を保とうとする日本国内での活動「南三陸火防線プロジェクト」。どちらも本来の山やその生態系を守るための活動で、トレイルランニングというスポーツを通じて今フィールドで起っていることを伝え、みなさまにも問題を解決するための行動を起こしていただきたいと思っています。トレイルランナーもそうでない方も、ぜひご参加ください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21813/23/resize/d21813-23-311579-1.jpg ]
(※1) タカイナ/ターカイン:ターカイン地域は、アボリジニの言語であるパラワ・カニ語で「タカイナ」と呼ばれている。
(※2) 南三陸火防線プロジェクト: 生態系の頂点である生き物と地域の生業が共生してきた南三陸の自然の象徴であるイヌワシ。外国産木材の大量輸入に伴う国内林業の衰退と山離れ、火防線の不整備により、生息していた翁倉山から姿を消してしまっている。そこで、日頃からトレイルに恩恵を受けているトレイルランナーたちが、地元NPOの南三陸ネイチャーセンター友の会、林業家と協力し、トレイルを整備し、イヌワシを呼び戻す活動。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21813/23/resize/d21813-23-810304-0.jpg ]
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=0WqEJLXOVdI ]
■ 会社概要
パタゴニア社 Patagonia, Inc.
本社所在地: 米国カリフォルニア州ベンチュラ
パタゴニア社設立: 1973年
創業者/オーナー/会長: イヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard)
社長/CEO: ローズ・マーカリオ(Rose Marcario)
米国カリフォルニア州ベンチュラに本社を置くアウトドア企業のパタゴニアは、1973年、イヴォン・シュイナードによって設立されました。Bコーポレーションとして認証され、「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」をミッションとしています。パタゴニアは確かな製品品質へのコミットメントと環境に関する活動において国際的に知られ、これまでに9,000万ドル以上を助成金や製品寄付として提供しています。
パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社 Patagonia International Inc., Japan Branch
所在地: 神奈川県横浜市戸塚区川上町91-1 BELISTAタワー東戸塚5階
設立年月日: 1988年8月23日
日本支社長: 辻井 隆行
公式ウェブサイト: www.patagonia.jp
■ お客様お問い合わせ先
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス (受付時間:月~日 9:00~17:00)
フリーコール:0800-8887-447 (通話料無料)
IP電話サービス/携帯電話専用:045-435-6100 (通話料有料)
所在地:神奈川県横浜市戸塚区川上町91-1 BELISTAタワー東戸塚4階
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