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レンチング、責任あるビスコース(レスポンシブルビスコース)、レンチング(TM)エコヴェロ(TM)およびヴェオセル(TM)のアジア太平洋地域における生産を拡大

PR TIMES / 2023年9月22日 17時40分




[画像: https://prtimes.jp/i/34705/23/resize/d34705-23-bb9553b924ca77dada79-0.png ]

インドネシアにおけるレンチングの生産拠点の刷新により、アジア太平洋地域での責任あるビスコース(レスポンシブル ビスコース)の生産能力を総生産量年間303,000トンまで拡充

EUエコラベルの認証を受けた責任あるビスコースの安定供給は、環境負荷を抑えたテキスタイル製品に対する需要の増加と地域の変化する好みに対応



2023年9月21日、レンチング - 木材由来の原料を使用した特殊繊維の世界的サプライヤーであるレンチング・グループ(本社:オーストリア、最高経営責任者:Stephan Sielaff、以下レンチング社)は、高品質な責任あるビスコース繊維の2つのブランド、テキスタイルのレンチング(TM)エコヴェロ(TM)および不織布のヴェオセル(TM)のアジア太平洋地域における生産を拡大する計画を発表しました。インドネシアにあるレンチングのプルワカルタ工場(PT. South Pacific Viscose)で生産されるビスコース繊維は、EUエコラベル[1]認証を取得済みで、環境への影響を抑えた繊維製品および不織布製品を求める環境意識の高い消費者のニーズ増大への対応を可能とします。さらに、インドネシアの同工場の刷新により、硫黄排出量と年間二酸化炭素排出量を削減するとともに、廃水の低減にも貢献することが期待されています。

レンチング・グループの最高経営責任者であるStephan Sielaffは次の通り述べています。「当社は、業界をさらに持続可能なものにし、繊維ビジネスを直線的なモデルから循環型モデルに変革すべく精力的に取り組んでいます。そのため、当社の持続可能性パフォーマンスを改めて証明するEUエコラベルの認証を得たことを非常に嬉しく思っています。環境負荷の低い特殊繊維に対する需要は構造的に拡大し続けています。特にアジアでは大きな成長の可能性があると考えています。インドネシアをはじめ、世界各地のレンチング工場への投資を通じて、当社は環境への影響が少ない特殊繊維への需要の増加に応えるためのより良い立場を築いています」

アジア太平洋地域における環境負荷を抑えた製品への需要の高まりに対応する体制を整備
環境意識の高いアジアの消費者にサービスを提供しているブランドや小売業者にとって、刷新されたプルワカルタ工場はアジア太平洋地域のバリューチェーンパートナーに近い立地にあることから、より短い距離とリードタイムで大量の責任あるビスコース繊維を輸送することが可能となります。これにより、テキスタイルサプライチェーン全体のカーボンフットプリントが低減されます。

一般的なビスコースより最大50%少ない化石燃料使用率と水で生産され[2]、国際的に認知されているEUエコラベル認証も取得済みのレンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドのビスコース繊維は、流行最先端のトップス、ワンピース、Tシャツ、ルームウェアなど、テキスタイル製品およびニット製品に使用されています。レンチング(TM)エコヴェロ(TM)のビスコース繊維を採用しているブランドには、M&S(マークス&スペンサー)、H&M、Levi’s(リーバイス)などの世界的なトップファッションブランドが含まれます。

レンチングAGのグローバルテキスタイル事業担当で副社長のFlorian Heubrandnerは次の通り述べています。「アジア太平洋地域は、当社に多くの可能性と成長の機会を提供してくれます。ブランドと小売業者が製造ネットワークを再構築し続ける中、紡績メーカー、織物メーカー、ニッター、縫製メーカー、調達オフィスなど、サプライチェーンのあらゆる要素がこの地域に集約されてきました。責任あるビスコースへの需要がこの地域で増加し続けているため、プルワカルタ工場での生産を拡大することで、既存のお客様とのより緊密な連携が可能になるだけでなく、一般的なビスコースから責任あるビスコースへの切り替えを希望する地域の新しいお客様にレンチング(TM)エコヴェロ(TM)をご提供することもできるようになります」

汎用性の高い責任ある製品を模索している業界パートナー各社にさらなる選択肢を提供するため、レンチングのプルワカルタ工場では革新的な特殊繊維、レンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブラックの生産を2023年末までに開始します。この繊維はカーボンフットプリントの少ない原液着色プロセスを採用することで、生地の染色における水と燃料の使用量を大幅に削減します。

2030年までに製品1トンあたりのグループ全体の二酸化炭素排出量を50%削減し、2050年までにカーボンニュートラルな生産を達成するというレンチングの目標に沿い、一新された同工場では二酸化炭素排出量を年間約130,000トン削減することに成功しています。レンチングがこの先駆的な変革を実現するために不可欠な要素は、生産拠点での化石燃料を使用したエネルギーから地熱エネルギーへの転換です。

レンチング(TM)エコヴェロ(TM)について
レンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドのビスコース繊維は、環境に配慮したビスコースの業界新基準です。レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、認証済みの再生可能木材を原料としており、高い環境基準を満たし、環境に配慮した生産プロセスを経ています。サステナブルなライフスタイルに合わせ、よりクリーンな環境に貢献する繊維です。

レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、生分解性を有し、汎用性が高く、よりクリーンな環境に貢献するサステナブルなライフスタイルに合わせられるため、消費者は環境に配慮し、環境負荷を低減されたファッションを選択することが可能となります。

ヴェオセル(TM)について
ヴェオセル(TM)は、レンチング・グループの主力製品である特殊不織布ブランドです。再生可能な原料木材から作られるヴェオセル(TM)は、日々ナチュラルなケアを提供しています。レンチングは不織布業界のサステナビリティと快適性において業界標準となるべく、その推進に取り組んでいます。ヴェオセル(TM)ブランドは、ヴェオセル(TM)ビューティ、ヴェオセル(TM)ボディ、ヴェオセル(TM)インティメイト、ヴェオセル(TM)サーフェスという4つのブランド製品に分類されています。ヴェオセル(TM)の製品ポートフォリオには、ヴェオセル(TM)リヨセルおよびスペシャリティビスコース繊維があり、これらはサステナブルなライフスタイルに合わせて作られています。自然のサイクルに完全に融合することによって環境バランスの維持をサポートしています。すべてのヴェロセル(TM)ブランドの繊維は、環境に配慮した製造プロセスで生産され、清潔で安全、生分解性であることが証明されています。 すべての標準ヴェオセル(TM)繊維は、産業、家庭、土壌、淡水、海洋条件下で、堆肥化可能性と生分解性が保証されており、安全に原材料に分解して自然界に完全に戻すことができます。

レンチング・グループについて
レンチング・グループは、環境に配慮し、再生可能な原料木材を使用した特殊繊維の生産に注力しています。そして、技術革新のリーダーとして、世界のテキスタイルや不織布のメーカーのパートナーとなり、数多くの新技術の開発を推進しています。

当社の高品質な繊維は、エレガントな婦人服から多目的なデニム生地や高性能スポーツ衣料まで、様々なテキスタイルの用途の主素材として幅広く使用されています。レンチングの繊維は一貫した高品質を誇り、生分解性を有し、堆肥化することができるため、衛生用品や農業用にも非常に適しています。

当社のビジネスモデルは、従来の繊維メーカーの枠組みを大きく超えるものです。お客様やパートナー企業と共に、バリューチェーンに沿って革新的な製品を開発し、消費者のために付加価値を創り出しています。レンチング・グループは、すべての原材料の利用および加工において効率性を追求し、テキスタイル産業のクローズドループ経済、つまり循環型経済への移行を促すソリューションを提供しています。地球温暖化のスピードを抑え、パリ協定および欧州連合の「欧州グリーンディール投資計画」のターゲットを達成するために、レンチングは明確なビジョンがあります。それはすなわち、ゼロ炭素の未来を実現することです。

レンチング・グループ 2022年の企業データ
売上:25.7億ユーロ
公称生産量:1,145,000トン
従業員数:8,301名

TENCEL(TM)、VEOCEL(TM)、LENZING(TM)、REFIBRA(TM)、ECOVERO(TM)、LENZING MODAL(TM)、LENZING VISCOSE(TM)、MICROMODAL(TM)、PROMODAL(TM)は、Lenzing AGの商標です。

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