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JFE商事エレクトロニクス株式会社、ミリ波技術による建築外壁内部の診断技術を発表・講演会を実施

PR TIMES / 2024年12月3日 13時40分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104445/23/104445-23-0affccc7bbd52a5550e896e2c16373ec-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


JFE商事エレクトロニクス株式会社は、24年11月27日(水)-24年11月29日(金)パシフィコ横浜にて開催されたマイクロウェーブ展2024 にて「ミリ波技術を用いた建築外壁の内部診断技術」についてご紹介し、元大阪大学基礎工学研究科教授であり、現東京大学大学院理学研究科フォトンサイエンス研究機構特任研究員である永妻 忠夫氏と共同で特別講演を実施いたしました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104445/23/104445-23-772fc8211a4fa1c481290f2416b48e58-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
マイクロウェーブ展の特別講演の様子(写真右上の左から永妻忠夫氏、当社社員、写真左下は活況な質疑応答の様子)

 
この技術は、4GHzから40GHzの周波数範囲で高速に電波を変化させ、わずか1ミリ秒で建築構造物内部の欠陥情報を取得可能な技術です。 当社は、この技術の開発を推進していく中で、2021年にドローンに搭載した第1号機(プロトタイプ)を発表、実証実験の結果を元に実用化に向けた技術改良を行ってきました。その結果、2023年にはミリ波レーダ部の軽量化、測定速度の短縮化に成功したことを発表しております。

今回の講演では、当社が研究開発しているミリ波技術の特長のご紹介、ミリ波による透過と外壁内部診断への適用原理、建築業界における壁面診断への有用性についてご紹介をするとともに、2021年および2023年の発表時よりも更に測定の安定性、測定画像の鮮明さを向上させたハンドヘルド式のユニットを2025年2月にフィールドデビューさせる予定についても発表しています。

■開発背景|外壁崩落事故防止と人手不足対策のニーズ
2005年に東京都中央区で発生した外壁崩落事故など数多くの外壁崩落事故の報告を契機に、2008年には建築基準法に定期報告制度が義務化されましたが、その後も外壁崩落事故は後を絶ちません。老朽化した高経年建築物は増加しています。特に、1970年代から1980年代に建築された多くの高経年マンションが大規模修繕工事の実施を必要としている一方で、作業を担う人材が不足している状況です。これは、長時間労働や低賃金という厳しい労働環境の影響でもあります。そのため、外壁診断の品質を確保しつつ、効率的かつ安全に作業を行い、調査の担い手不足を解消するための新しい技術の導入が急務となっています。

当社は、このような外壁診断業務が抱える課題に対して高度な診断技術を提供することで外壁崩落事故を未然に防ぎ、建物の品質の維持管理をサポートしていきたいと考えます。この技術によって、安全で安心な生活環境の構築に貢献することを目指しています。

■技術の特長|精密且つ素早い診断を実現
- 光波長の精密なコントロールにより、4~40GHzの範囲で任意の帯域の電波を生成
- 4~40GHzの周波数範囲を高速に変化させることが可能
- 約1ミリ秒で建築構造物内部の欠陥情報を取得
- レーダフロントエンド部の小型軽量化。ドローン・ロボットへの搭載実現


■ハードウェア概要はこちらでご確認いただけます 

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