日本通運・全国通運・日本フレートライナー・JR貨物・T2の5社が、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせたモーダルコンビネーション実証実験の検討を開始
PR TIMES / 2024年11月22日 13時40分
全国への自動運転輸送ネットワークの拡大に向けて
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/23/110471-23-4c73c0c4136937e662bdd1072e416211-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イメージ図:スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な、31フィートタイプの共用コンテナ
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(代表取締役社長:堀切智)のグループ会社、日本通運株式会社(代表取締役社長:竹添進二郎、以下「日本通運」)、全国通運株式会社(代表取締役社長:永田 浩一、以下「全通」)、日本フレートライナー株式会社(代表取締役社長:峯 昭彦、以下「日本FL」)、日本貨物鉄道株式会社(代表取締役社長:犬飼 新、以下「JR貨物」)、株式会社 T2(代表取締役CEO:森本 成城、以下「T2」)の5社は、社会課題であるCO2排出量削減、物流業界の労働環境改善および労働力不足への対策として、将来的なレベル4(*1)自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせて輸送する「自動運転トラック×貨物鉄道」モーダルコンビネーション(*2)の輸送モデルを構築するため、実証実験の検討を開始します。
日本の貨物鉄道輸送において全国ネットワークを構築している4社(日本通運、全通、日本FL、JR貨物)に、自動運転トラック技術を有するT2が融合して「自動運転トラック×貨物鉄道」のモーダルコンビネーションを実現することで、自動運転区間における輸送ルートの複線化を構築し、輸送力の増加や貨物鉄道不通時へのBCP対応が可能となる他、貨物積み替え作業が効率化され、日本における貨物鉄道輸送の可能性が将来に向けて限りなく広がっていきます(図)。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/23/110471-23-8dbedc38c25619874cfda9a8e497ad0a-1823x447.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【図:「自動運転トラック×貨物鉄道」モーダルコンビネーションイメージ図 一例】※以下イメージ図は一例となり、様々な組み合わせがあることから個別お客様に最適なご提案をする想定です。
また、実証実験に向けスワップボディ(*3)トラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートタイプの共用コンテナ(イメージ図)をT2とJR貨物で共同開発しており、2025年3月末に完成予定です。共用コンテナは貨物列車からスワップボディトラックに直接載せることができ、貨物の積み替え等に要する作業時間を短縮することが可能です。
2025年5月から2025年6月を実証期間とし、関東~関西間はT2のレベル2(*4)自動運転トラック、関西~九州間はJR貨物の貨物列車を組み合わせ、日本通運、全通、日本FLの貨物を輸送する想定です(*5)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/23/110471-23-56b51550c472f310ef5e4e75875d0858-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イメージ図:スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な、31フィートタイプの共用コンテナ
1.背景および目的
気候変動を含む地球環境課題、物流業界の「2024年問題」に対して、CO2排出量の削減、ドライバーの労働環境改善・ドライバー不足への対策は持続可能な社会を築いていく上で、必要不可欠な活動です。
本活動に参画する5社はトラック輸送と鉄道輸送を紡ぎ、お客様の想いを繋ぎ、世界最高水準の日本の物流水準を継ぐことを目指します。2027年運用開始を目標にレベル4自動運転トラックを活用した「自動運転トラック×貨物鉄道」のモーダルコンビネーションの実現を目指します。今回のモーダルコンビネーションのために開発する共用コンテナの有用性の検証のためにも実際の貨物を想定したトータル輸送での実証実験を行います。
幹線輸送は、日本の経済や国民の生活を支える大動脈であり、持続可能な物流を実現するために本活動を推進する5社が一堂に会し、今回の実証実験は力強く実施されます。
2.実証概要
● 期間 :2025年5月~2025年6月
● 対象区間:関東~九州の発着地(オペレーション全体としての対象)
関東~関西 :自動運転トラック
関西~九州 :貨物列車
● 参加企業と役割:
日本通運株式会社:集貨・配達
全国通運株式会社:同上
日本フレートライナー株式会社:同上
日本貨物鉄道株式会社:貨物鉄道区間での輸送および検証
株式会社T2: 高速道・専用道での運送区間における自動運転輸送および検証
● 実証内容:
関西の貨物駅でのスワップボディトラックから貨物列車へ共用コンテナの積替えの検証
関東~九州間トータルのオペレーション検証
輸送リードタイムの短縮検証
※実証実験時の自動運転トラック運行はドライバー乗車のもと行います。
*1 レベル4自動運転:特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態(国土交通省資料参照:https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf)
*2 モーダルコンビネーション:単にトラックから鉄道にシフトするのではなく、トラック輸送と鉄道輸送の親和性を高め、相互に補完するもの
*3 スワップボディトラック:特殊な荷役機器を必要とせずに、トラックの標準装備であるエアサスペンションにより、車体と荷台を自力で分離することができるトラック
*4 レベル2自動運転:ドライバーの監視のもとに行われる、特定条件下での高機能自動運転
*5輸送区間:対象区間に関しては変更の可能性あり
【各社概要】
■日本通運株式会社
企業サイト URL :https://www.nittsu.co.jp/
■全国通運株式会社
企業サイト URL :https://www.zentsu.co.jp/
■日本フレートライナー株式会社
企業サイト URL :https://www.f-l.co.jp/
■日本貨物鉄道株式会社
企業サイト URL :https://www.jrfreight.co.jp/
■株式会社 T2
企業サイト URL : https://t2.auto/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
横浜ゴムとT2、自動運転トラックを用いた幹線輸送サービス実現に向けた実証開始
PR TIMES / 2024年11月20日 13時40分
-
【続報】大動脈の復旧めど立たず…影響拡大心配 JR函館線貨物列車5両脱線・レール3か所損傷
STVニュース北海道 / 2024年11月16日 12時49分
-
自動運転トラック輸送実現会議 ~ L4 Truck Operation Conference ~ 設立のお知らせ
PR TIMES / 2024年11月7日 15時40分
-
自動運転トラックによる幹線輸送の実証実験に大王製紙が参加
PR TIMES / 2024年10月30日 12時45分
-
貨物列車が不通→「全国からトラック集結!」「船でも運べ!」 本州―九州の“代替輸送”体制具現化へ
乗りものニュース / 2024年10月28日 8時42分
ランキング
-
1【独自】所得減税、富裕層の適用制限案 「103万円の壁」引き上げで
共同通信 / 2024年11月23日 18時57分
-
2昨年上回る規模の経済対策、石破色は一体どこに?【播摩卓士の経済コラム】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月23日 14時0分
-
3副業を探す人が知らない「看板広告」意外な儲け方 病院の看板広告をやけにみかける納得の理由
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 19時0分
-
4《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン / 2024年11月23日 16時15分
-
5農協へコネ入社の元プー太郎が高知山奥「道の駅」で年商5億…地元へのふるさと納税額を600万→8億にできた訳
プレジデントオンライン / 2024年11月23日 10時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください