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株式会社REMARE、株式会社オーツカとの協業で製造廃棄不織布1200トンのリサイクルを目指す

PR TIMES / 2024年11月1日 22時40分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117058/23/117058-23-65395ac169510e4c9f0c32d3167ef10e-3900x2758.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


複合プラスチックの再資源化を、6次産業化を達成した自社独自プラントにて行う株式会社REMARE(本社:三重県鳥羽市、代表取締役:間瀬 雅介、以下「REMARE」)は、不織布を中心とした繊維素材メーカーである、株式会社オーツカ(本社:岐阜県羽島郡笠松町、代表取締役社長:大塚 有企朗、以下「オーツカ」)との協業を開始しました。
これにより、廃棄される不織布を再利用した、マテリアル開発プロジェクトがスタートします。
■資本・業務提携の背景
REMAREは、オーツカの提供する不織布端材を活用し、独自のマテリアルリサイクル技術を駆使して新たな素材開発に取り組んでいます。この協業により、廃棄物処理時の二酸化炭素排出量を大幅に削減し、廃棄物の回収コストの低減を目指します。

また、REMAREの技術力を活かし、元々自社で開発した技術を用いた熱プレス成形以外にも、3Dプリント、射出成形など、複数の方法でリサイクルする実験を進めています。それによって、REMAREの目指すプラスチック素材のプラットフォーム事業の実証実験としての効果も持ちます。
将来的には、オーツカ提供の不織布端材に基づいた、年間1200トン分のリサイクルを目標としています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117058/23/117058-23-41342d4678faf4f30f982bb23ae6322f-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


現在、国内のマテリアルリサイクル率は25%にとどまっております。この背景には、複合プラスチックの取り扱いの難しさが大きな要因として挙げられます。
私たちが複合プラスチック由来のマテリアルリサイクルを実現できれば、国内のマテリアルリサイクルシステムの変革に向けた大きな一歩となります。


■REMAREの持つマテリアルリサイクル技術
REMAREは、複合プラスチックを内装材や建材にリサイクルする独自の技術を保有しています。
従来、複数の異なる素材や成分から成るプラスチック(=複合プラスチック)はリサイクルが困難で、焼却による処分方法が常とされてきました。しかし、REMAREの技術を用いることでCO2排出量を大幅に削減し、廃棄物を有効資源として再活用することが可能です。

企業は、こうした再利用の仕組みや実際の再生材を活用することで、ポリエチレンの焼却時に比べ、CO2排出量を3分の1に抑えることができます。この試みは、scope3におけるGHGの削減にも有効です。


■プロジェクトの詳細
今回のプロジェクトは、不織布が元来プラスチック由来の製品であることにより、実現が可能となりました。前提として樹脂素材であることと、従来のファブリック素材とは違い、糸を編まずに製品として成り立っていることが決め手となりました。

REMAREでは、今回のプロジェクトを通じて、廃棄物から板材を製造します。さらには、板材のデザインのシリーズ開発を行い、製品サンプルやカタログの作成にも着手予定です。また、モックアップの開発も視野に入れています。

試験段階では、10トンの廃棄物削減と、建材としての強度や有害物質の試験をクリアすることを目指しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117058/23/117058-23-1d4fa7ab01b886e886f7113000be8199-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■今後の展望
今回の協業により、REMAREは、さらなるサステナブルな素材の開発に取り組み、新しくオフィスを構えたStation Ai(愛知県名古屋市、下記に注釈)における展示や、新素材の製品化に向けた開発をさらに加速していきます。
リサイクル技術のより一層の進化を目指し、オーツカとともに、持続可能な未来を共に創造していきます。

※Station Ai:2024年10月に開業した、日本最大級のオープンイノベーション拠点。国内でも屈指の数のパートナー企業とスタートアップが集まる拠点として、スタートアップの事業化支援、オープンイノベーションの推進、スタートアップの資金面での支援を目的としたファンドの運営など様々な取り組みが行われています。

REMAREとオーツカは、Station Aiをきっかけとして出会いました。REMAREのプレシリーズAラウンドにおける資金調達の際には、オーツカからも投資を受けています。今回は、オーツカからREMAREに対する、素材開発における支援の意味合いも含めつつ、協業を開始する運びとなりました。
■両社代表からのコメント
株式会社オーツカ 代表取締役社長 大塚 有企朗
本協業を通じて、これまで産業廃棄物として処分していた素材に新たな価値を見出すことが可能となります。この廃棄物の製品化への取り組みは、革新的な資源循環モデルとして以下の効果が期待できます。
1. 環境面では、CO2排出量の大幅な削減を実現
2. 顧客企業における不織布廃棄物の処理課題の解決
今後も、REMARE社との連携のもと、持続可能な社会の実現に向けた技術開発を積極的に推進してまいります。
株式会社REMARE 代表取締役 間瀬 雅介
今回の協業により、REMAREの技術力とオーツカの素材提供の相乗効果で、廃棄不織布の新たな価値創出を実現していきます。今までの成形実績から得た知見を活かし、今後も持続可能な素材開発を推しながら、CO2排出量の削減効果を最大化することにも、全力を注いでまいります。引き続き、皆様のご期待に応えるため、積極的な戦略展開と持続可能な成長を追求していきます。


■お問い合わせ先
株式会社REMARE
設立    :2021年8月
代表者  :代表取締役 間瀬 雅介
所在地   :三重県鳥羽市鳥羽5-2-14
事業内容 :複合プラスチックを活用した板材製造・プラント開発・企業の廃棄プラスチック削減ソリューションの企画提案
URL   :https://remare.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/remare_jp/
メールアドレス:info@remarematerial.com
株式会社オーツカ
設立   :1947年10月
代表者  :代表取締役社長 大塚 有企朗
所在地  :岐阜県羽島郡笠松町門間1815-1
事業内容 :自動車用内外装材料、インテリア用カーペット、産業用資材等の不織布開発・製造
URL   :https://www.otsukacorp.co.jp/


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