2012年度 環境活動報告について
PR TIMES / 2013年7月31日 16時43分
国内拠点における出荷重量あたりのCO2排出量を 2.5%削減(2011年度比)。 2016年度までには2012年度比で 6%削減 を目指します。
YKK AP株式会社(社長:堀 秀充、本社:東京都千代田区、資本金:100億円)は、2012年度の環境活動により国内拠点における出荷重量あたりのCO2排出量を2.5%削減(2011年度比)するなどの成果を出すことができましたのでお知らせします。
2012年度 環境活動のポイント
(1)出荷重量あたりのCO2排出量を2.5%削減(2011年度比)
・省エネ投資(内窓、生産設備、照明、空調等)の積極的推進
・拠点ごとにピーク電力削減目標を定め、徹底した省エネ活動を実施
(2)環境配慮型商品の販売比率が86%までに拡大
・エコ商品(省エネ、省資源、リサイクル、生態系に配慮した商品): 86%
・エコクローバー商品(エコ商品の中でもより環境性能が高い商品): 74%
(3)廃棄物の再資源化率98.7%を達成:「ゼロエミッション*1」を8年連続で継続
・油水処理装置の導入による廃棄物発生抑制対策等を実施
2012年度は、昨今の電力需給問題に際し、事業活動において更なる節電、省エネが求められるなか、積極的な省エネ投資、省エネ活動の展開により、出荷重量あたりのCO2排出量を2011年度比2.5%削減しました。また、環境配慮型商品の販売比率を86%まで伸ばすとともに、モノづくりの現場における対策にも注力し、廃棄物削減、化学物質対策も実施することで持続可能な社会の構築に向けた取り組みを展開し着実な成果を上げています。
・今後の展望
2013年度も事業活動において徹底した環境負荷低減を推進していきます。特に生産活動においては、出荷重量あたりのエネルギー使用量(エネルギー原単位*2)を毎年1.5%の削減を目標にし、2016年度までには2012年度比で6%の削減の達成に向けて継続的に取り組んでまいります。また、家庭やオフィスでのエネルギー削減に向けて、小さなエネルギーで快適に暮らす「小エネ(ローエネ)で暮らそう」を新しいコンセプトとし、高い断熱性能を持つ樹脂窓「APW330」などを中心にした窓辺空間を提案し、極力エネルギーを使わず、快適に過ごせる暮らしを提案していきます。
【2012年度 環境活動の概要】
1.省エネルギー、節電対策
2012年度は、生産ラインの効率化や生産性向上による省エネ活動、エネルギー削減効果の高い設備投資の前倒しや追加、拠点ごとでのピーク電力削減目標を定めた節電対応等を行い、出荷重量あたりのCO2排出量を前年度比で2.5%削減しました。当初目標の2007年度比5%削減に対しては、原子力発電所停止に伴う電力のCO2排出係数の悪化により1%の増加となりましたが、原発停止前の係数を用いて算出すると21%の削減となりました。2013年度以降も、徹底した省エネ活動に加え、省エネ設備の積極的な導入を推進し、エネルギー原単位*2で2012年度比1.5%削減を目指します。
2.環境配慮型商品:エコ商品/エコクローバー商品の販売比率拡大
2003年3月より新商品の開発時に環境製品アセスメントを行い「エコ商品」及びエコ商品の中でもより高い環境性能を有する「エコクローバー商品」に分類しています。2012年度の商品販売比率は、エコ商品で86%、エコクローバー商品で74%となりました。今後も引き続きハイレベルなエコ商品の創出を目指して「省エネ」「省資源」「リサイクル」「生態系」に充分配慮した商品開発に取り組み、小エネ(ローエネ)な暮らしを提案してまいります。
3.ゼロエミッション*1の達成
2012年度は、四国事業所において油水処理装置を導入して廃棄物の発生抑制を行うなどにより、再資源化率は98.7%(前年度比0.2ポイントアップ)となり、8年連続でゼロエミッション*1を達成しました。
※再資源化率 =(有価物量 + 再資源化廃棄物量)/(有価物量 + 再資源化廃棄物量 + 最終処分廃棄物量)
*1:ゼロエミッションの定義について
日本サッシ協会の定義に従い、YKK APのゼロエミッションは「事業活動に伴って発生する排出物の再資源化率を97%以上にすること」としています。
*2:出荷重量あたりのエネルギー使用量(=「エネルギー原単位」)について
エネルギー原単位は、国の省エネルギー法に基づき、事業者が定期報告する際の単位です。YKK APでは以下の計算式に基づき算出しています。
エネルギー原単位(kL/t)=エネルギー使用量(電力・燃料等の原油換算値)(kL)/出荷重量(t)
以 上
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