フィックスターズ、エッジAIのクラウド開発環境「GENESIS」を販売開始
PR TIMES / 2021年1月22日 17時45分
ソフト高速化を自動で実現する独自技術を搭載
[画像1: https://prtimes.jp/i/27784/24/resize/d27784-24-755965-0.jpg ]
マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズは、1月22日、エッジAIアプリケーションのクラウド開発環境「GENESIS DevEnv」の販売をはじめました。GENESIS*はフィックスターズが開発したソフトウェア高速化の新技術を搭載し、コーディングなしに高速で低消費電力なIoT(Internet of Things)エッジ向けAIアプリが開発できます。
GENESISは、これまでフィックスターズが受託開発で実施してきたアプリ高速化を、クラウドサービスとして提供する開発環境です。エッジAI向けに開発用途を限定することで、自動でのアプリ高速化を実現しました。GENESISの利用者は、開発したいアプリを設計するだけでデバイス特性に合わせた高速化ができ、性能要求を満たすデバイスを選べます。開発したアプリを実際のデバイスに移し、そのまま実行することもできます。
自動運転やドローン、工事現場、小売店舗での顧客分析など、さまざまな分野でAIの活用を広がっています。より複雑な処理と高性能を求めて、エッジ向けの用途に合わせた特化型デバイスも増えています。AI技術とハードウェアの進歩によって期待が高まる一方で、特化型デバイスの性能を引き出すアプリ開発の高難度化がIoTアプリの課題でもありました。 情報処理推進機構(IPA)の「組み込み/IoT産業の動向調査」によれば、システムアーキテクトや専門技術に精通した人材が不足している企業は増加を続け、組み込み/IoTの開発をする過半数の企業に共通する課題となっています。
GENESISは、エッジAIアプリを開発するハードルを低くすることで、より多くの技術者が簡単にエッジAIアプリが作れる開発環境を目指します。
実デバイスを使ったクラウド開発環境
GENESISは、クラウド基盤内に設定済みのIoTエッジ向けデバイスが接続されたデバイスプール層を持っています。簡単なマウス操作で開発されたエッジAIアプリは、新開発の自動高速化技術によって各エッジデバイスごとにチューニングされ、クラウド上のデバイスプールで実際に実行される仕組みです。
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「GENESIS DevEnv」 のサービス構成図
実際にデバイスを使ってアプリを動かした結果から、処理にかかった時間や消費電力などの結果をエッジデバイスごとに一覧で比較できます。開発者は、エッジ向けのAIアプリを用意するだけで必要なエッジデバイスが判断できます。
GENESISには、よく使われるエッジAIアプリがテンプレートとして登録されており、簡単なカスタマイズだけでもオリジナルのアプリが作れます。
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ノーコードでアプリが作れるGENESIS DevEnvの開発画面
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デバイスごとのアプリ自動高速化と性能比較レポート画面
価格
GENESISは、商用利用とフィックスターズのサポートが受けられるBasic版がユーザ1人当たり月額1万円(税別)でご利用いただけます。非商用利用に限り、トライアル版としてユーザー登録のみで全機能をお試し頂けます。詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.genesis-dev.io/ja/plan.html
フィックスターズについて
フィックスターズは、"Speed up your Business" をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速IOを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。
https://www.fixstars.com/jp/
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