1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

新型コロナの影響で消費者調査が中止に。代替手段として、大王製紙のデザイン開発にAIによる評価を導入。「エリエール消臭+トイレットティシュ―」にも活用

PR TIMES / 2022年7月26日 10時45分

パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川 亮)が提供するデザイン評価サービス『パッケージデザインAI』を、大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林 賴房)の新製品『エリエール消臭+トイレットティシュ―』のデザイン開発に導入いただきました。  

大王製紙では2020年の新型コロナの影響で消費者調査ができなくなり、調査に代わる手段としてパッケージデザインAIを活用いただき始めました。すでに複数の商品で、パッケージデザインAIを活用いただいています。今回は「エリエール消臭+トイレットティシュ―」の商品デザインをリニューアルするにあたり、CLT(会場調査)にかける案を決めるデザイン選定の際、パッケージデザインAIを活用いただきました。本導入によって、従来消費者調査にかかっていた1~2か月の期間が10~20分で完了することを実現いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/62916/24/resize/d62916-24-8a41885c4e1bfd14f3c2-0.png ]

■『エリエール消臭+トイレットティシュ―』におけるパッケージデザインAIの活用方法
デザイン開発の過程で、社内での協議と社内調査を経て7案に絞り込み、さらにCLT(会場調査)にかける3案を絞りこむためにパッケージデザインAIを活用いただきました。
AIが予測する好意度が高いもの、伝えたいイメージ項目が高いものから3案を選定。また、ヒートマップから3案とも訴求ポイントが伝わっていることを確認できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/62916/24/resize/d62916-24-5e234f530972ace96a9c-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/62916/24/resize/d62916-24-37800e904ef0029eeb17-2.png ]

■『パッケージデザインAI』の結果と消費者調査での結果の比較
今回パッケージデザインAIで3案に絞り、従来行っていたCLT(会場調査)が行われました。
AIでの好意度スコア(※1)と、CLTでの購入意向スコア(※2)を比較すると、AIとCLTの順位が一致していることがわかります。
※1 AIでの好意度スコア:どのくらい消費者が好むかの5段階評価好き=5、やや好き=4、どちらともいえない=3、あまり好きではない=2、好きではない=1として平均値で算出した予測値
※2 CLTでの購入意向スコア:対象者がどのくらい買いたいかを5段階評価を聴取し、ぜひ購入したい+購入したいと回答したスコア)
[画像4: https://prtimes.jp/i/62916/24/resize/d62916-24-06e6f1f786acc09c7c70-3.png ]

■『パッケージデザインAI』導入の背景
2020年のコロナ禍でマスクが市場からなくなった時期に、大王製紙では社会貢献の意味もあり、国内に生産ラインを作り、早急にマスクを発売することになりました。調査の時間もとれず、対面での消費者調査もできない時期だったため、迅速にデザイン評価を行うため、パッケージデザインAIを導入いただきました。実際にお使いいただき、とにかく簡単で早く、直感的に操作ができ、画像を用意するところから結果がでるまで10分もかからず、分析結果を資料にまとめるまで1時間もかからずできることを評価いただいております。

■大王製紙株式会社 H&PC部門 マーケティンク゛コミュニケーション部 中村 亘氏のコメント
 パッケージデザインAIを使う最大のメリットは時間短縮とコスト削減です。消費者調査は、調査設計から結果分析まで1~2か月を要しますが、AIを使えば、10~20分で完了します。また、消費者調査と比較して、低コストで実施できることも魅力的です。直近、当社では入稿までの時間短縮が課題となっているため、工程が短い案件ほどAIが重宝しています。また、短時間・低コストで実施できることから、これまで消費者調査をしてこなかった期間限定品や軽微なリニューアルにも調査をかけることができるようになりました。今後はデザイン制作の工程内で、AIを繰り返し使って『デザイン分析』と『修正』を行い、よりよいデザインの開発につなげていきたいです。

◆『パッケージデザインAI』 とは
1020万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したシステムです。2つのメニューがあり、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する「評価AI」と、デザイン生成と評価を繰り返し行い1時間で1,000のデザイン案を生み出す「生成AI」があります。今回、大王製紙では「評価AI」を活用いただきました。フルオンラインで、短時間に消費者のデザイン評価を得ることができる『パッケージデザインAI』は、従来の消費者調査よりも手軽に結果が得られることが評価され、多くのマーケターの関心を集め、普及・活用が進んでいます。

◆『パッケージデザインAI』活用のメリット
本サービスを活用いただくことで、以下のようなメリットを創出します。
・商品開発期間の大幅な短縮とコスト削減
・新商品、リニューアル商品の売上アップに貢献
・商品開発に携わる商品開発担当者やブランドマネジャー、デザイナーの業務効率化に貢献
・ビールや飲料、菓子、調味料、日本酒、パスタソース、医薬品、衛生用品、化粧品、ペット用品、和日配、ビジネス書をはじめとする、51のカテゴリーで使用が可能
・性別、年代別にターゲティングが可能で、ターゲット層にささるパッケージ開発を実現します
・消費者調査を行わないため、情報漏えいのリスクが大幅に軽減されます
・利用料金は評価AIが1画像15,000円、もしくは、月額50万~70万円(契約月数で変動)。生成AIが1プロジェクト30万円から。
 
◆パッケージデザインAI 受賞歴
『ディープラーニングビジネス活用アワード』特別賞受賞
(主催:日経クロストレンド・日経xTECH 後援:日本ディープラーニング協会・経済産業省)
『Tokyo Contents Business Award2021』 (主催:東京都) 奨励賞受賞
『第3回 スタ★アトピッチJapan』(主催:日本経済新聞社) アトツギベンチャー部門賞受賞 等

パッケージデザインAI URL:https://hp.package-ai.jp/

【大王製紙株式会社 会社概要】
所在地:東京都千代田区富士見2丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム
代表者:代表取締役社長 社長執行役員 若林 賴房
事業内容: 1. 紙・板紙・パルプ及びその副産物の製造加工並びに販売 2. 日用品雑貨の製造加工並びに販売
3. 機能性フィルム、粘着シート及び粘着剤等合成樹脂材料の製造 加工並びに販売 他
URL:https://www.daio-paper.co.jp/

【株式会社プラグ 会社概要】
所在地:東京都千代田区神田神保町1-3-5  
代表者:代表取締役社長 小川 亮 
事業内容:パッケージデザイン開発、マーケティング・リサーチ、商品開発支援
URL:http://www.plug-inc.jp/

社内にマーケティング・リサーチ部とパッケージデザイン部があり、パッケージデザイン評価について、国内で有数の実績があります。代表小川は、(公社)日本パッケージデザイン協会理事長、(一社)日本マーケティング・リサーチ協会理事、早稲田大学 マーケティング・コミュニケーション研究所 招聘研究員、明治大学 グローバルビジネス研究科(MBA)講師 等を務めます。著書に『売れるパッケージデザイン150の鉄則』(日経BP)等があります。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください