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Classiq、世界初の量子プログラミング用・高水準モデリング言語Qmodを発表し、量子計算を変革

PR TIMES / 2024年7月26日 10時45分

Qmodにより最先端の量子研究および企業アプリケーション向けに、エンタープライズレベルの量子プログラミングの機能モデリング手法を提供



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/101286/24/101286-24-670340adfada6950c39b72083cd08fac-720x230.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


量子ソフトウェアの開発企業であるClassiq Technologies(本社:イスラエル・テルアビブ、以下「Classiq」、URL: https://ja.classiq.io/ )は、量子コーディングのための世界初の高水準モデリング言語であるQmod(Quantum Modeling Language、量子モデリング言語)の一般提供を開始したことを発表しました。複数のパートナー企業との試験プロジェクトが成功したことを受け、Qmodは世界中の開発者、研究者、企業が利用できるようになりました。Qmodはその効率的で親しみやすいプログラミング手法によって量子計算に変革をもたらすことが期待されます。

Qmodは高度な量子モデリングを容易にし、開発者が抽象度の高い量子アルゴリズムを記述することを可能にします。Qmodは、高水準の古典的プログラミング言語と同様の従来型構成要素に加え、独自の量子コンピュータ特有の概念に対応しています。この革新的なアプローチにより、Classiqの強力なコンパイラと合成エンジンが、ハードウェアに合わせた複雑な量子実装の詳細な処理を担うことで、開発者はアルゴリズムにどのような機能をもたせるかという目的に集中することができます。

IDCの量子計算研究責任者であるヘザー・ウェスト博士は「ビジネスや科学的に応用できる価値をもたらすために、量子計算は現実世界の問題解決に取り組む科学者やエンジニアにとって使いやすいものである必要がありますが、まだその域に達していません。今日、量子コンピュータのプログラミングはハードウェアレベルで行われているため、量子物理学者やその他の量子専門家しかアクセスできない技術に留まっています。量子の実用性や近い将来の応用について語られるようになるにつれ、抽象的アプリケーションプログラミングは、量子の普及と利用にとって必要不可欠なものになるでしょう」と述べています。

Qmod言語はこれまでと何が異なるのか
- 宣言型プログラミング:Qmodの宣言的な性質により、ユーザはアルゴリズムを実現するための手段ではなく、何を実現すべきかを定義することができます。Classiqの合成エンジンコンパイラは、ハードウェアやその他の制約に対して自動的に最適化を行います。
- 柔軟性と互換性:ネイティブ構文、Python、ビジュアル言語のいずれであっても、Qmodの記述は容易に翻訳可能で、異なるフォーマットやハードウェアの間で互換性を保持します。
- 各業界の応用に対応: Qmodは研究者や産業アプリケーションのためのツールであり、量子ビット数が着実に増加し、その結果コーディングが複雑化する時代において、エンタープライズレベルの量子ソフトウェア開発のために堅牢で拡張可能なソリューションを提供します。


Classiq TechnologiesのCEOであるニール・ミネルビのコメント

「Classiqは、完全な量子ソフトウェア開発ソリューションの構築に取り組んでいます。今回発表した画期的なQmod言語は、量子の専門家が高度なプログラムを作成することを可能にすると同時に、量子のバックグラウンドを持たない開発者でも、様々な産業領域においてイノベーションを起こし、複雑な問題を解決することを可能にします。量子プログラミングの複雑さを抽象化することで、Qmodは動的な量子アプリケーションを簡単に構築し、展開する能力を提供します。場合によっては、従来のような100行のコードではなく、5行のコードで済むこともあるでしょう。ウェブにおけるJavaや、PCにおけるBASICのように、Qmodは高度な量子実装への道を開くことを意図しています。」

Classiqのプラットフォームは、Qmodで設計された量子アルゴリズムを様々なハードウェアやシミュレーション環境向けにシームレスにコンパイルし、HPCとのシームレスな統合に対応しています。Classiqの合成エンジンは、実装を様々なハードウェアの構成に動的に適応させます。これにより、迅速なベンチマークが可能になるとともに、利用可能なハードウェアを最大限に活用した最適な実装を保証します。

Classiqについて

量子ソフトウェアのリーディングカンパニーであるClassiq Technologiesは、アルゴリズム設計から実行に至るまで、量子コンピューティングへのシングルエントリーポイントを持つ包括的なプラットフォーム(IDE、コンパイラ、OS)を提供しています。

高度な記述式の量子ソフトウェア開発環境は、あらゆるレベルの開発者の習熟度に対応し、量子プログラミングを自動化します。これによりAI、機械学習(ML)、線形代数のバックグラウンドを持つ人々を含む幅広い人材が、量子コンピュータ・ハードウェアのプログラミングに関する深い専門知識が無くとも、量子コンピューティングの活用を可能とします。

Classiqは量子コンピューティングへのアクセスを民主化し、幅広い量子ハードウェアへのアクセスを含め、ユーザーが量子コンピューティング革命を最大限に活用できるようにします。Classiqのコアテクノロジーであるアルゴリズムによる量子回路コンパイルは、現在そして未来の量子エコシステムを支えるものです。また、量子コンピュータ、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、量子シミュレータで使用するソフトウェアを提供する先進的な計算ハードウェアプロバイダーとも緊密に連携しています。

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)、HSBC、Samsung、インテーザ・サンパオロ、NTTといった強力な投資家に支えられ、Classiqの世界クラスの科学者・エンジニアチームの数十年の量子専門知識が、画期的なソフトウェア開発プラットフォームに活用されています。
詳細は、LinkedIn( https://www.linkedin.com/company/classiq-technologies/ )、X(旧Twitter https://twitter.com/classiqtech )、YouTube( https://www.youtube.com/c/ClassiqTechnologies )でClassiqをフォローするか、ClassiqのSlackコミュニティ( https://classiq-community.slack.com/ )やウェブサイト( https://ja.classiq.io/ )をご覧ください。


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