「鉄道車両用上下制振制御システムの開発」が日本機械学会賞(技術)を受賞
PR TIMES / 2018年4月19日 14時1分
日立オートモティブシステムズ株式会社(社長執行役員&CEO ブリス・コッホ/以下、日立オートモティブシステムズ)は、公益財団法人 鉄道総合技術研究所(理事長 熊谷 則道/以下、鉄道総合技術研究所)と共同開発した、鉄道車両用上下制振制御システムについて、一般社団法人 日本機械学会(以下、機械学会)より、2017年度日本機械学会賞(技術)を鉄道総合技術研究所と共に、受賞しました。
日本機械学会賞は、「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として1958年に日本機械学会により設けられ、毎年、優秀な論文や技術に対し授与されるものです。
今回、受賞した鉄道車両用上下制振制御システムは、車体支持装置と並列に、減衰力を制御する機能を持つ上下方向の油圧ダンパーを取り付け、振動を計測する加速度センサーの信号をもとに、車体の振動を打ち消すようにダンパーの力を制御して、上下振動を低減し、乗り心地を向上するものです。本システムの技術の独創性・新規性、制振性能、実用性・導入実績、および経済的・社会的貢献が評価され、今回の受賞に至りました。
この鉄道車両用上下制振制御システムは、クルーズトレインの九州旅客鉄道株式会社の「ななつ星in九州」(2013年10月15日運行開始)に続き、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)の「TRAIN SUITE 四季島」(2017年5月1日運行開始)、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(2017年6月17日運行開始)に搭載され、乗り心地向上に貢献しています。
日立オートモティブシステムズは、今後も、乗り心地の向上に貢献する鉄道車両用上下制振制御システムの提供通じて、乗客の快適性向上に寄与していきます。
[画像:
https://prtimes.jp/i/26103/25/resize/d26103-25-792775-0.jpg ]
※写真は、鉄道総合技術研究所ニュースリリース(2017年6月15日)より引用
■会社概要
日立オートモティブシステムズ株式会社
本社: 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
事業内容: 自動車部品および産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス
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