南海キャンディーズ・しずちゃんの自伝的絵本『このおに』11/17発売決定! 「プレバト!!」で才能開花!
PR TIMES / 2018年10月12日 12時40分
株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、漫才コンビ、南海キャンディーズ・山崎静代さんの自伝的絵本『このおに』を、2018年11月17日に発売いたします。ボクシングでオリンピック出場を目指したしずちゃんと、鬼コーチ・梅津正彦さん(2013年死去)との出会い、闘い、そして別れを描いた、魂を揺さぶる絵本です。
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あほー!
こんなことも できないのか!
なんかい おなじことを いわせるんだ!
もっと じごくを みてみろ!
ボケー!
とにかく やれ。
やすまず やれ。
いやでも やれ。
あたまで かんがえるな。
この おに!
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◆ボクシングで五輪を目指したしずちゃん
しずちゃんがボクシングを始めたのは2007年のこと。持ち前の身体能力で、瞬く間に才能を開花、多忙な芸能活動を続けながら、なんとオリンピック強化選手に選ばれ、五輪出場にあと一歩というところまで強くなりました。
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◆鬼コーチとの出会い、闘い、そして別れ
ボクシングで血のにじむような練習を重ねるしずちゃんを、二人三脚でサポートしたのが、本書のタイトルでもある「このおに」こと、鬼コーチの梅津正彦さんです。あまりのスパルタ特訓に、
「ぜんぶ きらい。だいっきらい。」
「いなくなっちゃえば いいのに。」
とまで思ったしずちゃん。
しかし、そのコーチが癌のため43歳の若さで亡くなります。
鬼コーチがいなくなり、自由を喜んだのも束の間、しずちゃんは、すぐに途方もない喪失感に襲われます。
「なんで おにが いないの?」
「なんで だれも おこってくれないの?」
おこってくれる人がいたことの心強さ、生きていることの尊さに気づいたしずちゃんは…。
◆おこってくれて、ありがとう 憎しみと感謝を絵本に昇華
本書は、ボクシングで五輪出場を目指したしずちゃんと、鬼のようなスパルタ指導をしたコーチ・梅津正彦さんとの魂の交流を描いた絵本です。
しずちゃん本人による、ストーリー構成、気持ちのこもったシンプルな言葉、力強いタッチのイラストで描き出されたこの絵本には、鬼コーチへの憎しみ、苦しみ、喪失感、そして感謝と愛情、いろんな感情が詰め込まれています。
◆水彩画「名人」のしずちゃん、認定後初の絵本出版!
しずちゃんは、漫画家を目指したこともあったほど、もともと絵が大得意。
2004年M-1グランプリ準優勝で漫才コンビとして名を馳せ、2006年映画「フラガール」で女優デビューするなど活躍の場を次々と広げる傍らで、絵の創作活動も深めていました。2009年には初の絵本『すきすきどんどん』(幻冬舎)を上梓。そして、つい最近、2018年8月31日放送のテレビ番組「プレバト!!」(毎日放送製作、TBS系列で放送)の「水彩画の才能査定ランキング」で、なんと水彩画初の「名人」に認定。その絵の実力が、世に広く知られることになりました。本書は、2作目となる絵本で、水彩画「名人」認定後では、初の絵本出版となります。
◆絵本『このおに』が生まれたきっかけ
「ボクシングを頑張っていたときのことを、絵本にしたい」という、しずちゃんの強い気持ちがきっかけ。
2016年、編集者がしずちゃん本人に会いに行き、なぜボクシングを始めたのか、練習がどれほど過酷だったか、大会や試合はどんな様子だったか、オリンピックを目指したこと、断念したこと…、いろいろ話した中で、編集者の印象に一番深く刺さったのが、鬼コーチへの悪態の数々だったとか(笑)。その悪態が、真に迫っていたので、それらの言葉をもとに考えてもらってできたのが「このおに」です。
悪態の相手は、鬼コーチの梅津正彦さん。梅津さんはご自身の癌と闘いながら、しずちゃんを支えました。ときには、自分の治療よりも優先して、しずちゃんのコーチ役、サポート役をしていたとか。しずちゃんにとって、大きなおおきな存在だった梅津コーチ。
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絵本『このおに』の前半では、鬼コーチのスパルタ指導に対する苦しさと憎しみが、後半では、その鬼コーチを失った途方もない喪失感、そして喪失からの復活が描かれています。
そして、最後の見返しには、梅津さんがしずちゃんに宛てた「直筆のメモ」の一部も掲載。
「どうすれば自分より速く動ける相手に勝てるか考え続けろ」「南Caしずちゃんじゃないです。それと別人間にリングではならないと」。このメッセージを読むと、二人の師弟関係がさらに深く感じられることでしょう。
全力で闘ってきた人にしか出し得ない迫力が、重く深く胸に迫るこの一冊。
しずちゃんと鬼コーチの生き様を、ぜひこの絵本で知ってください。
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★しずちゃんから本書に寄せてのメッセージ★
私はボクシングに出会い、梅津さんに出会い人生が変わりました。
大人になってあんなに怒ってくれる人はいません。
それが全て愛情だったことに気づきました。
必死に食らいついていきました。
それが今私の自信となっています。
人との出会いに感謝しています。
山ちゃんとの出会い、
山ちゃんの厳しさの意味もボクシングをしてわかりました。
山ちゃんが生きているうちに気づけてよかったです。
ボクシング、梅津さん無しでは今の私は在りません。
(南海キャンディーズ 山崎静代)
◆現WBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太選手からのオビ文も!
自分にとっての鬼はだれか
自分はだれかのために鬼になれるのか
たいせつな教えがつまっている本でした
(プロボクサー/現WBA世界ミドル級チャンピオン 村田諒太)
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◆書籍情報
書名:『このおに』
山崎静代 さく・え
定価:本体1,400円+税
判型:A4変型判/32頁/ハードカバー
ISBN:978-4-265-83062-6
対象年齢:3、4歳~一般
発売日:2018年11月17日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2NyZKVu
◎Amazon https://amzn.to/2yuUDQQ
◆作者紹介
山崎静代(やまさき・しずよ)
1979年、大阪府生まれ。山里亮太との漫才コンビ、南海キャンディーズで2004年「M-1グランプリ」準優勝。2007年に第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。絵本に『すきすきどんどん』(幻冬舎)がある。2007年にはじめたボクシングでは、日本オリンピック委員会の強化選手に選ばれ、五輪出場を目指した。本書は、ボクシングのトレーナーを務めた梅津正彦氏(2013年没)との交流を描いた自伝的絵本。
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