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【光村推古書院】入江泰吉がとらえた奈良の風景写真と万葉歌126首でつづる『入江泰吉の詩情世界 万葉大和路』を発刊します。

PR TIMES / 2020年9月1日 18時45分

入江泰吉の奈良の風景写真と、万葉歌が織りなす静謐な世界。悠久の時に想いをはせる美しい一冊は、ゆったりと過ごすおうち時間のお供にもぴったりです。

入江泰吉の詩情あふれる奈良の風景と万葉歌126首を掲載。万葉歌は現代語訳、英訳も付し、見て美しく、読んで楽しい一冊です。文庫本より一回り大きな手になじむサイズ、入江調とよばれるしっとりとした色彩を再現した繊細な印刷も心地いい。好きな写真、好きな歌から頁をめくり、いにしえの万葉人の想いに触れてください。



[画像1: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-382537-0.jpg ]

〈入江泰吉の写真は日本人の抱く奈良の印象そのもの〉
1992年に亡くなった後も絶大な人気を誇る入江泰吉。彼の撮影した奈良の風景こそが、多くの日本人が心に抱く奈良の印象そのものといっても過言ではないでしょう。生涯を通じて奈良を撮影し続けた入江泰吉は、晩年、自伝の中で大和路の魅力を次のように語っています。「大和路のどこに、それほどの魅力があるのか、と聞かれれば、それは自然と歴史と、歴史の中に生きた人々のドラマ、と応えるよりほかないであろう」
[画像2: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-547033-5.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-577448-4.jpg ]


〈万葉歌ととともに万葉びとの想いが伝わってきます〉
若くして賜死した大津皇子が葬られたという二上山、大宰府からその美しさを詠まれた都の桜、額田王が称えた秋の野山の装い―。入江泰吉が奈良の風景に見出した万葉の人々の想いが、万葉歌とともに鮮やかに心に響きます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-346110-1.jpg ]



〈好きな所から読んでください〉
読み進める順番に決まりはありません。好きな写真、好きな歌、どのページから開いてもかまいません。「万葉集って難しそう」と思っている方にこそ読んでほしい一冊です。

たとえばこんな歌。「さ檜隈 檜隈川の 瀬を速み 君が手取らば 言寄せむかも」

川の流れの速いからといって、あなたの手をとったら、噂になるかな、といった意味。好きな人と偶然を装って手をつなぎたい……恋する心はいつの時代も変わりません。
[画像5: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-706317-2.jpg ]

自然を美しいと感じる心、誰かをいとおしく思う気持ちや、大切な人を亡くした悲しみなど万葉集に詠まれた人々の心のうちは、現代人にも共通する、普遍的な感情です。
古都の情景を思い浮かべながら、現代を生きるわたしたちの心にもフィットするフレーズを探してみませんか。


[画像6: https://prtimes.jp/i/58854/25/resize/d58854-25-995689-3.jpg ]



『入江泰吉の詩情世界 万葉大和路』
写真 入江泰吉
編 入江泰吉記念奈良市写真美術館
協力 奈良県立万葉文化館
体裁 163mm×121mm 総288頁
定価 本体2800円+税
ISBN978-4-8381-0603-5
発行 光村推古書院株式会社 http://www.mitsumura-suiko.co.jp/
9月上旬発売予定
・本書の万葉集の読み下し本文、ならびに現代語訳は『新編 日本古典文学全集 萬葉集』全4 冊(校
注・訳者―小島憲之 木下正俊 東野治之 発行―小学館 1994年~1996年)より転載しています。
・本書の万葉歌、ならびに題詞の英訳は“A Waka Anthology VOLUME ONE The Gem-Glistening
Cup”by EDWIN A. CRANSTON(1993 Stanford University Press)より転載しています。

〈写真家プロフィール〉
入江泰吉(いりえ たいきち)1905(明治38)年、奈良県奈良市に生まれる。長兄より譲り受けたカメラで写真をはじめる。
1931(昭和6)年、大阪に写真店「光藝社」を開く。
1940(昭和15)年、世界移動写真展で「春の文楽」が一等賞を受賞、文楽の写真家として活躍。
1945(昭和20)年3月、大阪大空襲で自宅と店舗を焼失、奈良へ引き揚げる。同年11月17日、疎開先から戻る東大寺法華堂仏像を目撃、アメリカに接収されるとの噂を聞き、写真に記録することを決意。以来、奈良大和路の仏像、風景、伝統行事の撮影に専念。晩年には「万葉の花」を手がけるなど約半世紀にわたって奈良大和路を撮り続けた。『大和路』『古色大和路』『萬葉大和路』『花大和』『佛像大和路』など、大和の美をとらえた写真集は多数にのぼる。
1992(平成4)年1月16日、86歳で逝去。同年4月、入江泰吉の全作品を収蔵した奈良市写真美術館が開館。
第24回菊池寛賞受賞、勲四等瑞宝章受章、第19回仏教伝道文化賞受賞他。

〈展覧会のお知らせ〉
入江泰吉奈良市写真美術館では、「入江泰吉 万葉大和路」展を開催します。
会期:2020.8.29(土)ー2020.11.15(日)
時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
料金:一般500円
休館日:月曜日(休日の場合は最も近い平日)/休日の翌日(そのが平日の場合)/展示替え期間※展示計画によって変わります(要問合せ)。
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館 〒630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL:0742-22-9811

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