環境にやさしい化粧品素材・酢酸セルロース真球微粒子「BELLOCEA(R)」の開発が脱炭素社会に向けた環境省の委託事業に採択
PR TIMES / 2020年10月7日 16時15分
株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美)の酢酸セルロース真球微粒子(製品名「BELLOCEA(R)」)の開発が、環境省の「令和2年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に「自然回帰性原料による合成系微粒子代替に関する実証」として採択されました。今回の採択によって、当社はBELLOCEA(R)の事業化を加速し、環境省が進める「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築」に貢献します。
BELLOCEA(R)は、木材パルプから取り出したセルロースと天然に広く存在する酢酸から作った微粒子で、水に流すとセルロースと酢酸、最終的には水と二酸化炭素に分解される、環境にやさしい化粧品素材です。昨今、化粧品に含まれるマイクロプラスチックが海洋汚染などの原因として挙げられており、各国で規制の動きがありますが、BELLOCEA(R)は自然循環型の環境にやさしい素材として期待されています。
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BELLOCEA(R)をファンデーションや日焼け止めに添加したところ、従来のマイクロプラスチックであるナイロン、アクリル、シリコンと比較して、ムラなく均一に良好な伸びを示し、使用感や機能面で優れていることが確認できました。
このたび環境省より「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に採択されたことにより、当社は長年培ってきたセルロース技術を、化粧品分野においても循環型社会の実現に向けて生かしてまいります。そして本事業の下でBELLOCEA(R)の開発をさらに加速させ、環境にやさしい原料という、化粧品業界における新たな選択肢をご提示いたします。
当社は今後も、皆様の「美と健康」に貢献する、サステナブルな化粧品素材の開発を進めてまいります。
<環境省「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」とは>
環境省が、海洋流出が懸念されるプラスチックから生分解性素材への転換と社会実装を目的に、代替素材の試作や評価などを通じ、技術的課題の解決など、事業化に向けて必要な実証を行う事業です。学術・研究機関、民間企業などを対象に公募が行われ、採択された場合、原則3年以内の実施期間で社会実装に取り組みます。
参考URL:https://www.env.go.jp/press/107791.html
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