汚泥からバイオマス燃料製造 実証試験開始~有機廃液処理における資源の再活用~
PR TIMES / 2021年3月19日 12時15分
有機汚泥の燃料化について、実証試験を開始しました。一般家庭6000世帯以上相当の二酸化炭素排出量削減に貢献するものとして、2023年度の事業開始をめざします。
株式会社サニックス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 宗政寛)は、ひびき工場において、産業廃棄物(有機性廃液)の浄化処理過程で発生する汚泥の燃料化について、本格的な実証試験を開始しました。有機性廃液を脱水処理した際に残る汚泥を脱塩・乾燥し、化石燃料に代わる固形燃料にするものです。2023年度の事業開始、年間5,400トンの燃料製造を目指します。
なお、当燃料を石炭の代替として使用した場合、CO2排出削減量は年間最大11,060トンとなり、一般家庭約6,420世帯分の年間排出量に相当します。当事業を通じて、資源循環型社会ならびに脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/25581/27/resize/d25581-27-258482-1.jpg ]
■ひびき工場(廃液処理施設)
当社ひびき工場(福岡県北九州市若松区響町1丁目1-8)は、産業廃棄物である廃液を脱水し、微生物の力で浄化処理する工場として、2000年に竣工しました。廃液のみを処理する施設としては国内最大規模で、これまでに2,315,875トンの中間処理を行い、海洋汚染防止に務めてきました(2021年2月現在)。
また、処理過程における副産物の再利用にも着目し、2018年には、飲食店の厨房廃液などから油分を濃縮する、再生油製造事業を開始し、すでに化石燃料の代替燃料として販売しています。
■株式会社サニックス【東証1部上場 証券コード4651】
1975年創業。「次世代へ快適な環境を」を企業理念とし、環境とエネルギーに関する事業に取り組んでいます。戸建住宅・集合住宅の衛生管理・設備保全から、太陽光発電の製造・販売・施工、産業廃棄物の燃料化および当燃料による発電事業、電力小売まで、多岐にわたる事業を通じて、持続可能な社会づくりへの貢献をめざします。
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