「DXビジネスデザインプロジェクトチーム」の新設について
PR TIMES / 2019年1月10日 12時40分
東芝エネルギーシステムズは1月1日付で、現在各事業部で進めているデジタル関連ビジネスをより加速させるため、社長直轄組織の「DXビジネスデザインプロジェクトチーム」を新設しました。全社から人材を結集し、事業部の垣根を超えて活動を行います。
東芝グループでは、今後の成長戦略の核の一つとして「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」を据えていますが、当社は1月1日付で、現在各事業部で進めているデジタル関連ビジネスをより加速させるため、社長直轄組織の「DXビジネスデザインプロジェクトチーム」を新設しました。全社から人材を結集し、事業部の垣根を超えて活動を行います。
当社は、今回の新組織設立を機に、DXによるビジネスモデルの本格的な変革を図り、様々な事業分野の顧客企業の経営課題を起点とした新しい課題解決型・成果訴求型のビジネス創出に向けた活動を加速してまいります。
新組織設立の背景・新組織の役割
エネルギー業界では、再生エネルギーの拡大や業務効率向上などを目的とし、デジタル関連ビジネスが急速に拡大しています。このニーズに応え、新たな事業機会を獲得すべく、当社もデジタル関連ビジネスを積極的に推進しています。
現在の市場動向を踏まえ、当社が持つエネルギー事業のすべてにわたり、デジタル価値の最大化を図るため社内の人材を結集し、事業部と一体となって業域を拡大していくための新組織を設立することとしました。
当社は、DXの取り組みとして、当社が従来培ってきた製造技術や設備の保守・サービスの知見をベースとした、IoTやAI技術を用いた発電所・変電所内の機器の「故障予知」や「性能監視」、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を用い、業務効率向上を図る機器の保守・サービス、エネルギーマネジメントシステムを用いた需給調整による安定的な電力供給などを推進しています。
新組織では、上記のデジタル関連ビジネスの市場調査やマーケティング活動に加え、東芝グループとして国際標準を目指しているリファレンス・アーキテクチャの開発への参画や、顧客との共創をベースとした新規事業モデルの策定などを担います。
東芝グループ内における新組織の位置づけ
東芝グループは、実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを用いて分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組みを構築する「サイバー・フィジカル・システム(CPS)テクノロジー企業」にとなることを指向しています。東芝グループとしてデジタル関連ビジネスを強化しており、今回の当社の動きもこの一環となります。
株式会社東芝では、東芝グループ全体のDX事業を統括する「デジタルトランスフォーメーション戦略統括部」を昨年4月に設置していますが、新組織は、同統括部と連携し、東芝グループが培ってきたモノづくりの知見や事業を通して蓄積した顧客側システムの運用・最適化ノウハウなど東芝グループが持っている技術リソースを有効活用し、デジタル事業を推進していきます。
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