コクヨ野外学習センター/WORKSIGHT[ワークサイト](編)『会社と社会の読書会』1月18日刊行!
PR TIMES / 2025年1月18日 13時40分
『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、246冊の本とともに「日本の会社」という謎に迫る対話集。
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Photo by Hironori Kim
日本人にとって会社とはいったい何なのか
黒鳥社は、コクヨ野外学習センター/WORKSIGHTが編集を担当した『会社と社会の読書会』を1月18日(土)に刊行いたします。
わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのでしょうか。現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、はたまた家族のあり方や欲望の形まで日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのでしょうか。
自律協働社会のゆくえを考えるメディア「WORKSIGHT」が、民俗学者の畑中章宏さんを迎え、会社と社会をさまざまな角度から、読み、考え、語り合った融通無碍な読書会の記録。246冊の本から「日本の会社」という謎に迫ります!
ぜひご一読ください。
〈目次〉
はじめに 会社を問う・社会をひらく 山下正太郎
第1回 会社がわからない
会社の民俗学/「会社=社会」だと思っていた/単数形としての「社会」/メンバーシップの“タテ”と“ヨコ”/商人はどこへ消えた
第2回 ふたつの「勤勉」
『論語と算盤』がわからない/資本主義の不気味な「精神」/貯める勤勉・働く勤勉/経営と温情主義/俸禄とへそくり
第3回 家と会社と女と男
女工から始まる/職業婦人・痴漢・ルッキズム/母性保護論争のあらまし/家はそもそも企業体
第4回 立身出世したいか
出世欲ある?/「立身」と武家社会/勉強して官僚になろう/暗記力がすべて/非凡なる凡人
第5回 何のための修養
社歌・社訓・創業者の胸像/松下幸之助の「わからなさ」/ノン・エリートのための「修養」/新興企業に社葬が必要な理由/トイレ掃除とジョブ・ディスクリプション
第6回 サラリーマンの欲望
研究者にも謎、当事者にも謎/サラリーマンの絶望と欲望/転がる紙風船
第7回 会社は誰がために
ChatGPTに仕事を奪われる/ブルシット・ジョブがまた増える/仕事における「ケア」/「小商い」に戻る/デジタル・プラットフォームと市場/結局会社は要るのか
■コラム 会社の補助線
・遅刻してはいけない
・虹・市・起業
・速水融の「勤勉革命」
・「失敗」や「挫折」を語れ
・女性とアトツギ
・経団連と自己啓発
・トーテムとしての「暖簾」
・社宅住まいの切なさ
・三菱一号館から始まる
・「事務」はどこへ行くのか
■ブックリスト 本書で取り上げた本 246冊
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〈著者プロフィール〉
畑中 章宏|Akihiro Hatanaka
民俗学者。災害伝承・民間信仰から最新の風俗流行まで幅広い対象に取り組む。著書に『天災と日本人』『廃仏毀釈』(ともにちくま新書)、『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『災害と妖怪』『忘れられた日本憲法』(ともに亜紀書房)、『蚕』(晶文社)、『宮本常一』(講談社現代新書)、『傍流の巨人 渋沢敬三』(現代書館)、共著に『『忘れられた日本人』をひらく』(黒鳥社)ほか。
若林 恵|Kei Wakabayashi
WORKSIGHTコンテンツ・ディレクター/黒鳥社コンテンツ・ディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書『さよなら未来』(岩波書店)、『ファンダムエコノミー入門:BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(プレジデント社)、宇野重規との共著『実験の民主主義:トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)など。
山下 正太郎|Shotaro Yamashita
2011年『WORKSIGHT』創刊。同年、未来の働き方を考える研究機関「WORKSIGHT LAB.」(現ワークスタイル研究所)を立ち上げる。2019年より、京都工芸繊維大学 特任准教授を兼任。2022年、未来社会のオルタナティブを研究/実践するリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」を設立。
https://yokoku.kokuyo.co.jp/
工藤 沙希|Saki Kudo
コクヨ ヨコク研究所研究員/WORKSIGHT編集員。「年齢」「時間の周回性」など、個人化・多様化する社会の “ 拠りどころ ” たりうるものへの関心を軸に、民俗学的な視点でのリサーチ・プロトタイピングを中心に取り組む。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程所属。
〈編集担当〉
コクヨ野外学習センター
コクヨ・ヨコク研究所と黒鳥社がコラボレーションして展開するリサーチユニット/メディア。『働くことの人類学』、『ファンダムエコノミー入門』などポッドキャストや書籍を制作・配信。
https://workstyle-research.com/project/21/
WORKSIGHT[ワークサイト]
自律協働社会のゆくえを考えるメディアとして、毎週1回のニュースレター、年4回のプリント版の刊行に加えて、イベント、SNSでコンテンツを展開中。
https://worksight.substack.com/
〈書籍詳細〉
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52157/27/52157-27-01d363b4fdda2e940f2d8ae9db6a121a-1902x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
書名:会社と社会の読書会
著者:畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤沙希
ISBN:978-4-910801-01-8
造本・デザイン:藤田裕美(FUJITA LLC.)
発行日:2025年1月18日
発行:黒鳥社
判型:A5判/224頁
定価:1800円+税
▼書籍の購入はコチラから
https://amzn.asia/d/7kPSsU2
〈発行元〉
株式会社黒鳥社
いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベンなどメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)するコンテンツレーベルです。書籍に『第七の男』(2024年5月)、『『忘れられた日本人』をひらく』(2023年12月)、『ファンダムエコノミー入門』(2022年6月)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(2021年6月)他。また、ポッドキャスト「こんにちは未来」「メタバースえとせとら」、動画シリーズ「黒鳥本屋探訪」、トークライブ「blkswn jukebox」などの企画制作も行っています。
https://blkswn.tokyo
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