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ソフトバンク株式会社が実施する実証実験においてパーソナルデータストア(PDS)の機能を提供

PR TIMES / 2024年7月9日 10時45分

住民のメンタル・バイタル・ライフを可視化して、フレイル早期発見

北大発認定スタートアップの株式会社ミルウス(札幌市、以下「当社」)は、令和6年度に「あいちデジタルヘルスプロジェクト」においてソフトバンク株式会社(東京都、以下「ソフトバンク」)が実施する「フレイル進行予防 -ライフログデータを活用した総合的な高齢者支援」の実証実験にパートナーとして参加・技術協力することになりました。



本実証実験では、リストバンドとスマートフォンにより取得した健康情報などのパーソナルデータを改竄できない状態にした上で安全に保管し、本人の意思でデータ提供を可能とするスマートフォンアプリ「貯健箱(R) 」をソフトバンク株式会社へ機能提供いたします。
併せて、取得したバイタルデータ(「脈波波形」「加速度波形」等)から「感情」「連続血流圧」「睡眠効率」など、心身の状態を高精度で推定するソリューション(「仮想センサ MIRUWS(R) MX」)を提供し、フレイル(※1)の対策・予防へつなげていきます 

[貯健箱(R)]
あたかも貯金箱にお金を貯めて活用するように、多様なパーソナルデータを取得。改竄を抑止し自身のスマホに安全に貯めて資産化し、多様な用途に活用できるライフログスーパーアプリです(図1)。

[画像1: https://prtimes.jp/i/57464/27/resize/d57464-27-830388ed4027c9c37e47-2.jpg ]

            図1. ライフログスーパーアプリ 「貯健箱(R)」

 これまではサービス提供者やサービス毎にアプリが用意されスマホ画面上に雑多なアプリが溢れる恐れがありましたが、本アプリを起動すれば信頼できる複数の企業や機関の多様なサービスから、自身のデータを提供しても良い提供先やサービスを選択し、サービスの目的、保管/消去条件、匿名再利用可否等の提供したデータの活用条件を確認したうえで本人同意をして初めてデータが提供されます。貴重なパーソナルデータを個人のスマホに分散して暗号保管し、必要な時に必要な活用先に提供されるので、最近多発している情報流出のリスクを局所化できます。活用側も提供されたデータの署名を確認することにより、真正性(本人が提供した改竄の無いデータであることの証明)を確認でき、安心してデータを活用する事が出来ます。世界の潮流となりつつある、本人主導のデータ活用であるパーソナルデータストア(PDS)の概念を忠実に実現していますので、世界的にも厳しいといわれる欧州一般データ保護規則(GDPR)に沿ったサービスを提供できます。なお、本技術の基本特許は日米欧で取得済みです(※2)。 下図2は「貯健箱(R)」アプリのサービス都度本人同意のスマホ画面例です。読みずらい契約書ではなくステップバイステップで同意ボタンを押すことにより、高齢者でも納得したうえで信頼できる提供先にデータを提供できますので、なりすまし業者に誤って貴重なパーソナルデータを提供する事を抑止します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/57464/27/resize/d57464-27-3b6e6dbc376647f382bc-2.jpg ]

    図2. ユーザはサービス一覧からデータ提供したいサービスを選択し、条件を確認して提供

[仮想センサ MIRUWS(R) MX]
 「貯健箱(R)」アプリは多様なパーソナルデータに署名による真正性を付与して、信頼性の高いデータ活用を可能にしますが、データそのものの品質はセンサや解析で担保する必要があります。特に、今回の実証では、フレイルに関連すると考えられるメンタル(「感情」、「ストレス等」)、バイタル(「脈拍」、「連続血流圧(※3)」等)、ライフ(「睡眠状態」、「睡眠時間」、「途中覚醒」、「歩数」、「歩行速度等」)を精度よく連続で測定する必要があるため、リストバンド単体だけではなく、高精度波形を出力するリストバンドと、その波形をAIや高度信号処理で解析するスマホやクラウドでの処理を融合したサイバー空間の「仮想センサ MIRUWS (R) MX」 を「貯健箱(R)」アプリと連携することにより、精度の高いパーソナルデータの無意識連続取得を実現します。 
[画像3: https://prtimes.jp/i/57464/27/resize/d57464-27-4c86d7fc9c26ca4dcf3a-2.jpg ]

 図3. 多様な物理センサとエッジ(スマホ・IoT端末)、クラウドでのAI解析等を融合したサイバー空間のセンサ

[今後の展開]
 貴重なパーソナルデータを本人主導で個人だけでなく社会活用可能にする「貯健箱(R」」アプリ、ビックデータ活用も視野に入れた高精度な無意識連続計測を可能にする「仮想センサ MIRUWS(R) MX」 等の当社が提供可能な技術を多様な企業・研究機関に提供し、オープンでフェアなパーソナルデータ駆動社会の実現を目指します。
 なお、「貯健箱(R」」につきましては、7月26日金曜に東京で開催されるKPMGプライベートエンタープライズ社主催の「グローバルテックイノベーター・コンペティション」日本大会にてピッチプレゼンを行います。ライブ視聴もありますので、御興味をもっていいただける皆様の参加を歓迎いたします(※4)。

※1) フレイルは「虚弱」の意味があり、老化等により体の機能が衰える状態です。健康な状態から介護を必要とする状態の移行期であり、知らず知らずに衰えてゆく心身状態を早期発見し行動変容に繋げる事により要介護になるリスクを低減できます。
※2) 本特許に関しては以下の当社過去プレスリリースを参照御願いします。
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=57464&release_id=16&owner=1
※3) 当社では、医療機器等で使われる「血圧」との混同を避けるため、脈波波形から推定した血管抵抗、血流量などから血圧相当の指標を導出し、その指標を「連続血流圧」と呼びます。この導出手法につきましては、
川上健 他著 「光電容積脈波による連続血圧推定における血流の流量と抵抗指標を用いた精度向上方式の提案と評価」電気学会論文誌E Vol. 141 No.1 pp 1-11 を参照御願いします。
※4) 本ピッチイベントにつきましては、下記URLを参照御願いします。
https://kpmg.com/jp/ja/home/insights/2024/02/kpmg-private-enterprise-global-tech-innovator-in-japan-2024.html

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