QIAGEN社、超高速ゲノム解析サービス『LightSpeedテクノロジー』が機能を拡張し体細胞がん解析へ対応開始
PR TIMES / 2024年2月22日 13時15分
QIAGEN N.V.(以下、QIAGEN。日本法人:株式会社キアゲン、東京都中央区、代表取締役社長:サカシタ・ショーン)は、バイオインフォマティクス事業QIAGEN Digital Insightsより提供する超高速ゲノム解析サービス『LightSpeedテクノロジー』が、体細胞がんにおける次世代シーケンサー(NGS)二次解析に対応したことを発表しました。これは『QIAGEN CLC Genomics Workbench Premium』の機能の一部として提供されます。
NGS データ解析ソフトウェア『QIAGEN CLC Genomics Workbench Premium』に含まれる、ソフトウェアアクセラレーター*¹である『LightSpeed テクノロジー』は昨年発売を開始、低コストで超高速な解析を実現し、FASTQファイル*2のシークエンスデータをVCFファイル*³の遺伝子変異の解釈可能なリストに変換を可能とします。
さらに、『QIAGEN CLC Genomics Workbench Premium』以外のソフトウェアライセンスだけでなくGPUやFPGAなどのハードウェアへの追加費用を必要とせず、通常のクラウド環境内で275遺伝子の包括的がんパネルをわずか6分で3377倍のカバレッジで解析し、1テストあたり0.72ドル未満で解析することが可能となります。
*1 : コンピューターの処理速度を高めるためのソフトウェア
*2 :シーケンサーが読んだシーケンスデータ、1リードの情報を4行で表したファイル
*3 :Variant Call Formatの略。ゲノム上の変異データを保存する際に利用するファイル形式
従来のデータ解析・可視化ソリューションよりもはるかに速く正確で、環境に優しく、安価なサービスでありながら、クラウドベースのNGS二次解析ソフトウェアサービスであり、既存のローカルハードウェアで 『LightSpeedテクノロジー』を同様の性能で効率的に実行することもできます。
本製品の活用により、パネル解析とエクソーム解析を行う研究者たちがプログラミングの知識がなくても、独自のワークフローを作成・変更できるという点も、迅速に適応、結果を評価することを可能とする大きな点です。
本製品は、高速な解析サポートの対象を拡張したことにより、がんの早期発見、個別化治療、治療モニタリングのための研究への貢献が期待されています。
■詳細情報
『QIAGEN CLC Genomics Workbench Premium』 『LightSpeedテクノロジー』の詳細はこちら
→ https://digitalinsights.qiagen.com/products-overview/discovery-insights-portfolio/analysis-and-visualization/qiagen-clc-workbench-premium/
製品のお問い合わせ先 : 株式会社キアゲン マーケティング・コミュニケーション
Email: info-jp@qiagen.com
■QIAGEN Digital Insights
QIAGENのバイオインフォマティクス事業であるQIAGEN Digital Insightsは、科学者や臨床医向けのゲノムや臨床知識、解析・解釈ツール、受託サービスの大手プロバイダーです。業界で25年以上の歴史があり、世界中で90,000人のユーザー、科学論文で100,000を超える引用、300万人以上の患者データの解析実績、400億を超える科学的データポイントがあります。専門的にキュレーションされたゲノムおよび臨床知識ソリューションのポートフォリオと、効率的なデータ管理、共有、実用的な洞察のためのバイオインフォマティクスソフトウェアとサービスをご覧ください。
詳細はこちら → https://digitalinsights.qiagen.com/ja/
株式会社キアゲンについて
QIAGENグループの日本法人である株式会社キアゲンは、QIAGEN本社の企業戦略および経営方針との連携を通して、日本国内の幅広いライフサイエンス研究、分子診断分野においてSample to Insightソリューションを提供しています。1997年設立で、120名の社員が所属しています。(2022年12月31日時点)
詳細はこちら → http://www.qiagen.com/jp/
デジタルPCRについて詳細はこちら → https://go.qiagen.com/QIAcuity_Portal_JP
QIAGENについて
[画像: https://prtimes.jp/i/94351/27/resize/d94351-27-b4463cbeeaa43cf364c5-0.png ]
QIAGEN N.V(本社:オランダ)は、Sample to Insight ソリューションを提供するリーディング・グローバル・プロバイダーとして、研究者のみなさまが生体試料サンプル(Sample)から価値ある生物学的知見(Insight)を得ることに貢献しています。
QIAGENのサンプル調製テクノロジーは、血液、組織その他の物質からDNA、RNAやタンパク質を単離処理し、バイオ分子を可視化、分析可能な状態で検出します。そのサンプルを、バイオインフォマティクスソフトウェアやその情報基盤を用いて分析することで、関連したデータを実用可能な価値ある知見として解釈することができます。また、QIAGENの持つ自動化ソリューションにより、一貫したワークフローとして効率的かつ効果的な研究プロセスを実現します。
QIAGENは分子診断(ヒューマン・ヘルスケア)やライフサイエンス(アカデミア、創薬研究開発、産業アプリケーション、法医学など)に従事されている世界中500,000名以上の顧客のみなさまにこれらのソリューションを提供しています。
売上高は約21億4千万ドルでフランクフルト証券取引所およびニューヨーク証券取引所に上場。35ヵ国、6,200名以上の社員が所属しています。(2023年3月31日の時点)
詳細はこちら → http://www.qiagen.com
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
長年課題であった「細菌叢DNA抽出」方法の最適化で、信頼性の高い細菌叢解析を支援するアカデミア向けサービスを開始
@Press / 2024年7月3日 10時0分
-
旭川医科大学とがんゲノム医療に関する共同研究講座を開設
PR TIMES / 2024年7月2日 16時40分
-
bitBiome、R&DテクニカルディレクターとしてAhir Pushpanath博士が参画
PR TIMES / 2024年7月2日 14時15分
-
GenomesDAOが資金調達、ブロックチェーン技術でゲノム情報のセキュリティ確保
Techable / 2024年7月1日 18時0分
-
ACT GenomicsとLSIメディエンス、日本国内における戦略的パートナーシップと協業に関する覚書を締結
共同通信PRワイヤー / 2024年7月1日 15時54分
ランキング
-
1〈最低賃金1054円に〉過去最大増なのにパート、アルバイトから大ブーイングのワケ「扶養控除ライン据え置きはオフサイドトラップ」「政治家の報酬だけは世界トップクラスだけど、賃金はオーストラリアの半分」
集英社オンライン / 2024年7月26日 18時56分
-
2赤字続きのミニストップ、逆転を狙う新業態は「コンビニキラー」? まいばすけっとに続けるか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月26日 6時15分
-
3土用丑のうなぎで嘔吐=京急百貨店
時事通信 / 2024年7月26日 19時32分
-
4「ジェネリックにしますか?」と薬局で聞かれましたが、「新薬」にしました。これって損ですか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月26日 8時40分
-
5タワマンで迷子、自分の部屋に帰れない…年金月25万円の69歳父が母と肩を寄せ合い暮らす「子供部屋」に唖然【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月26日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください