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“社員視点”から生まれた、フリーアドレス、コワーキングの課題をITとUXで解決するサービス「Spoor(スプール)」発表

PR TIMES / 2018年12月3日 12時40分

ロフトワークは、社員の所在を見える化するシステム「Spoor(スプール)」をネオス株式会社と共同で企画・開発し、サービス提供を開始します(企画:ロフトワーク、開発:ネオス)。Spoorは英語で「獣の足跡」を意味します。ビジネスチャット(Slack)と連動するボットサービスの形で提供され、社員がボットに「◯◯(他の社員)はどこにいる?」と聞くとその社員の行動と居場所を明らかにします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4703/28/resize/d4703-28-499573-0.jpg ]




近年、企業は共創空間の取り組み・オフィスのフリーアドレス化・コワーキングへの対応など、オフィスにオープン性を取り入れると同時に、「働き方改革」といった言葉に代表される職場のリデザインに迫られています。ロフトワークは2000年の創業時から、クリエイターコミュニティと共にイノベーションを起こすためのプロジェクトを企業と実施しています。2008年からは、共創空間の設計や、クリエイティブコミュニティと組織の接点を設計しオープンイノベーションを起こすプロジェクトも実施しています。

オープンで自由なスペースには課題も存在します。プロジェクトベースで自由に働く環境において「固定席」は障壁となり、かといってフリーアドレスにすると「誰がどこにいるのかわからない」といったトラブルを引き起こします。本来会うことで共有するべき情報が、会うことが難しくなり共有できないという逆説的な課題が顕在化するなかで、この課題をUXとITによって解決するシステム「Spoor」を企画。顧客企業への提供をはじめることとなりました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/4703/28/resize/d4703-28-947557-1.png ]



位置把握システム「Spoor」の3つの特徴
社員の負荷・コスト・プライバシー

ロフトワークの代表取締役社長である諏訪は、Spoorについて以下のように語ります。

── なぜ既存のサービスを利用せず、新たに開発したのでしょうか?

社員やメンバーの所在を把握するサービスはいくつかあります。しかし既存のサービスは端末やビーコンを常に所持する必要があり、メンバーの負担、コスト、プライバシーの問題がありました。
具体的には、会社側が把握するために個人がビーコンを肌身話さず持ち歩くことは個人にとって負担ですし、トイレにいることまでトラックしてしまうプライバシーの問題、そして配布する端末と管理のコストが存在します。

ロフトワークはUXの設計が得意です。“社員視点”と解決するべき課題に対し、よりスマートな解決ができるのではと考えました。具体的には、誰もが仕事をする上で持っているPCのWi-Fi情報とカレンダー情報からの状況把握で業務には十分と判断をしています。


── 他にどんな特徴がありますか?

我々は京都・飛騨・香港・台湾に支社があります。多くの企業は同じようにあるいはもっと多くの支社や支店が存在しているでしょう。それら多くの支社に対し、システム投資や既存システムとのすり合わせを最小限に簡単に導入できます。

またオープンスペースや共創空間など一企業内に限定せず、プロジェクトに関わる外部メンバー、コワーキングメンバーにも適用ができるのも特徴です。


── なかにはこういう“追跡”を嫌がる人もいるかと思いますが……?

Spoorの特徴は「人の推察」を元に精度をあげることにあります。Wi-Fiデータを元にしたエリア情報と個人のスケジュール情報、2つの情報をボットが提供することで「おそらくここにいるに違いない」という事を推察でき、出会うことが可能です。ビーコンのように1m単位での詳細な所在を行わないので、プライバシーを保つべきトイレの中などへの追跡を行いません。


── 他社へはどんな導入を想定していますか?

近年、オフィスでの働き方は変化しています。組織がそれに対応するための空間デザイン、ルール、コミュニティづくりなど、ロフトワークではクリエイティブの力で幅広い支援を行なってきています。そこでもうひとつ重要となる要素が、ITによるサポートです。
働き方というUX(エクスペリエンス、活動)を再定義する組織に、空間というハードウェアや、組織を活性化するコミュニティを提供すること、そしてITを通じたイノベーションの加速や課題解決のひとつにSpoorは存在します。

Spoorはシンプルで導入しやすくコストパフォーマンスが高いシステムのため、より複雑で大きい組織の「新しい働き方」に向かう課題に対しても柔軟に対応が可能です。

例えばカンファレンスで個人が許諾をした場合に、その人が「どこの会議室にいるか」をサイネージで表示するような転用もできるでしょう。人と人が適切に出会うことはイノベーションを生み出す重要な要素です。「出会い」の新しいデザインを必要としている組織はぜひご相談ください。


[画像3: https://prtimes.jp/i/4703/28/resize/d4703-28-350275-4.png ]

諏訪 光洋 ロフトワーク代表取締役社長
2000年ロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは多岐にわたる。現在、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューにてコラムを連載中。

http://www.dhbr.net/category/communitykarahajimeyou


|ロフトワークについて
[画像4: https://prtimes.jp/i/4703/28/resize/d4703-28-886596-3.png ]

株式会社ロフトワーク
https://loftwork.com/

ロフトワークは、オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニーです。グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材と向き合うクリエイティブ・ラウンジ「MTRL(マテリアル)」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD(アワード)」、クリエイティブな学びを加速するプラットフォーム「OpenCU」を運営。世界中のクリエイターコミュニティと共創することで、幅広いクリエイティブサービスを提供します。


|パートナー企業について
[画像5: https://prtimes.jp/i/4703/28/resize/d4703-28-800898-2.jpg ]


ネオス株式会社
https://www.neoscorp.jp/

グループ事業内容
・ソリューション事業:サービスデザイン力×ワンストップ対応力を強みとしたSI事業と、法人向けプロダクト&サービスを展開
・コンテンツ事業:キャラクターネットワークとクリエイティブ力を強みとした、BtoCおよびBtoBtoCサービスを展開
・デバイス事業:深圳をベースとした、サービス事業者向けエッジデバイスソリューションを展開

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