1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

3M、新型コロナウイルス感染症に関する研究支援を目的に東京大学に対して40万米ドルの研究助成を決定

PR TIMES / 2020年10月15日 11時15分

スリーエム ジャパン株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:昆 政彦)は、本日、多彩な科学技術を基盤とするサイエンスカンパニーである3M社(本社:米国ミネソタ州、代表:マイク・ローマン)が、新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」)の世界的流行に対処するための科学的知見を深める活動の一環として、COVID-19および感染予防に関する研究を精力的に行っている東京大学に対して40万米ドル(約4,200万円)の研究助成を行うことを発表しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/40477/28/resize/d40477-28-912212-0.png ]

3Mは世界中の主要な研究機関で行われるCOVID-19の治療とワクチン開発を目指す研究プログラムに対して、合計で500万米ドルの助成を行う計画があり、今回の東京大学に対する研究助成もこの取り組みの一環です。

この度の研究助成は、国際的な審査を経た同学に対する高い評価に基づき、決定されたものです。研究助成に対して徹底した審査、義務の遂行、および報告が確実に行われるために、3Mの助成金事業のパートナーである非営利団体のGlobalGivingを通じて実施しました。

研究助成を受け、東京大学の附置研究所の一つである東京大学医科学研究所 附属国際粘膜ワクチン開発研究センターの研究チームは次のように述べています。

「当研究チームはCOVID-19に対する噴霧型ワクチンの開発を目指しています。COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2の侵入門戸である呼吸器粘膜には、粘膜免疫機構が存在しており、病原体の侵入に対し第一線のバリアとして働いています。当研究所はこの粘膜免疫機構のユニーク性を駆使してワクチンを鼻から噴霧で投与し、侵入部位と体の中の両方にウイルスに特異的な分泌型IgA抗体と血清IgG抗体を誘導して、感染・伝搬そして重症化を阻止するための研究を行っています。
体の中には呼吸器、消化器に代表されるさまざまな臓器が存在しますが、これらの臓器は実は粘膜を介して外界に直接暴露されており、吸う・飲むことで病原体の侵入に曝されています。そこには、有益と有害物質を識別する監視と、第一線のバリアとして働く粘膜免疫機構が存在します。東京大学医科学研究所 附属国際粘膜ワクチン開発研究センターの研究チームは、その誘導と制御のメカニズムについての解明を進めてきました。その基礎的成果を基盤として、鼻から吸わせるワクチン(経鼻ワクチン・噴霧ワクチン)や飲ませるワクチン(経口ワクチン)の開発を推進しており、その代表的なものが、カチオン化ナノゲル(cCHP)を駆使した経鼻ワクチンとコメ型経口ワクチン(MucoRice)です。本開発研究では、前者のcCHPを応用してCOVID-19に対する噴霧型ワクチンの開発を推進していきます」

スリーエム ジャパンの代表取締役社長である昆 政彦は次のように述べています。
「COVID-19の解明と感染予防の研究の最前線に立つ東京大学に対して、このような形で研究をサポートできることを弊社として非常に嬉しく思います。サイエンスを通じて人々の生活を豊かにし、社会に貢献することは、3Mのミッションであり、同学の研究に対する姿勢にも通じる部分が多いと感じています。3Mはグローバル全体でこの感染症拡大に立ち向かう研究機関をサポートすることで、社会の課題解決に貢献してまいります」

スリーエム ジャパンの執行役員 ヘルスケアビジネス担当である佐々木 力は次のように述べています。
「このたびの研究助成を通じて、東京大学が行うCOVID-19に対する研究が国際的な知識体系に貢献し、治療や予防の進歩に役立つことを願っています。COVID-19の世界的な感染拡大と闘うための継続的な取り組みの一環として、3Mはこのウイルスに関する研究が迅速に進むように今後もサポートしてまいります」


3Mは3M社の商標です。


【東京大学について】
東京大学は、日本で最も長い歴史をもつ国立大学であり、日本を代表する総合大学として、科学・技術の飛躍的な展開に寄与しながら、先進的な教育を通して人材育成を行っています。その附置研究所の一つである医科学研究所は、1892年に北里柴三郎博士が設立した大日本私立衛生会附属伝染病研究所を前身としており、この128年の歴史を背景に、生命現象の普遍的な真理と疾患原理を探究しながら、様々な疾患の革新的な予防法・治療法の開発とその社会実装による人類社会全体への貢献を目指しています。

【GlobalGivingについて】
GlobalGivingは、501 (c)(3) 法人として登録された非営利団体であり、世界中の重要な活動をサポートすることを安全かつ容易にするための支援を行っています。GlobalGivingはCOVID-19の世界的流行のような危機が発生した際に、迅速かつ長期的な救援と復興をリードするのに最適と認められた組織に対して、迅速に資金を提供します。GlobalGivingはコミュニティ主導の変化を促進するという使命に基づいて、非営利団体、寄付者、および企業が影響力を高めて世界をより良くするためのツール、トレーニング、サポートを提供しています。詳細については、 www.globalgiving.org をご覧ください。

【3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は、Science(サイエンス)を活かし毎日の暮らしをより豊かにすることを目指しています。売上高は321億ドルで、9万6,000人の社員が世界中のお客様の課題解決にむけて、創造的なソリューションを提供しています。3Mに関する詳しい情報は、 www.3M.com / @3M/ @3MNewsroom (Twitter)をご覧ください。
また、3Mジャパングループについては www.mmm.co.jp をご覧ください。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください