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キャピタランド・インベストメント、ウィンゲートの戦略的買収を発表 プライベート・クレジット投資事業の拡大とオーストラリアでのプレゼンスを強化

PR TIMES / 2024年12月20日 16時45分

オーストラリアにおけるプライベート・クレジット事業拡大を促進し、ファンド運用資産総額を増加へ



シンガポール 2024年12月16日 世界有数のリアルアセット (不動産およびインフラ等) マネージャーであるキャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は、ウィンゲート・グループ・ホールディングス(ウィンゲート)の不動産およびコーポレート・クレジット投資運用事業の戦略的買収を発表しました。買収額は2億豪ドル[1](1億7,300万シンガポールドル[2]) にアーンアウト (パフォーマンスによる追加支払い金額)[3] を加えた額となります。ウィンゲートは、オーストラリア有数の大手プライベート・クレジット投資運用マネージャーです。オーストラリア国内で豊富な実績を誇り、取引総額は200億豪ドル (173億シンガポールドル) を超える350件以上の不動産取引を実行しています。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/82076/28/82076-28-78c5a7ea5f394c573570adb0c019d68f-1600x1096.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ウィンゲートの創設者兼CEO Farrel Meltzer氏とCLIのグループCEO Lee Chee Koon

ウィンゲートの買収により、CLIはオーストラリアにおけるプライベート・クレジット事業とポートフォリオを強化します。ウィンゲートは、CLIの多岐にわたるディールオリジネーションネットワークを拡大し、機関投資家や個人富裕層投資家へのアクセスを強化し、CLIのオーストラリアにおける地理的プレゼンスを拡大します。2024年9月、CLIはオーストラリア・クレジッドプログラム(ACP)をクローズしました。同ファンドはウィンゲートとの事業提携を視野に構想・組成されたCLI初のクレジットファンドで、その規模は2億6,500万豪ドル(2億4,000万シンガポールドル)に上ります。CLIは同ファンドへの資金投入後、アジアの投資家を誘致し、ウィンゲートと協働してディールを組成・引受を実行しています。今回の買収により、CLIは戦略的資本とネットワークでウィンゲートのプラットフォームを強化します。このウィンゲートの戦略的買収は、2024年11月にSCキャピタル・パートナーズへの投資を発表した後に実施されています。

取引完了後、ウィンゲートの25億豪ドル(約22億シンガポールドル)に相当するファンド運用資産総額 (FUM:Fund Under Management)の増加により、CLIのFUMは1,150億シンガポールドル [4]に拡大する見込みです。CLIのオーストラリアにおけるFUMも30%以上増加した83億シンガポールドルに達し、CLIの総FUMの7%を占めることになります。プライベート・クレジットの拡大はCLIの私募ファンド事業を強化し、2028年までに2,000億シンガポールドルのFUM到達という当社の目標達成のためのさらなる原動力となる見込みです。CLIによるウィンゲートの買収は、関連当局の承認を含む諸条件が充足されることを条件としており、今後数か月以内に完了する見通しです。CLIは、現在のマネジメント体制のもとでウィンゲートの事業を継続・拡大していくことを約束しています。ウィンゲートは今後もオーストラリアに拠点を置き、引き続き現地でのビジネスを展開していきます。

CLIのグループCFOであるPaul Thamは以下のように述べています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/82076/28/82076-28-c076d496dc037eda559334eb2f8236e2-1600x1067.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
CLIのグループCFO Paul Tham


「CLIのグローバルエコシステムにウィンゲートを迎えることができ、大変嬉しく思います。ウィンゲートの創設者であるFarrel Meltzer氏率いる経営陣は、同社をオーストラリアを代表するクレジットプラットフォーム企業に育て上げました。ウィンゲートは素晴らしい実績を持ち、オーストラリア全土のデベロッパーや企業との幅広い関係を活かして、成長への理想的な基盤を築いています。私たちは、過去20年にわたりウィンゲートを成長させてきたFarrel氏のリーダーシップとビジョンに敬意を表します。ウィンゲートのプライベート・クレジット事業は、CLIのプライベート・ファンドプラットフォームを補完し、オーストラリアおよびその他の国々における弊社のパートナーの皆様に、より多くの付加価値を提供できるようになるでしょう。アジア太平洋地域には、韓国、インド、日本をはじめ、今後拡大が期待できるプライベート・クレジット市場が数多く存在すると見込んでいます。」
「CLIは地理的多角化を推進しており、フォーカスマーケットのひとつであるオーストラリアは大きな成長の可能性を秘めています。 2028年までに2,000億シンガポールドルのFUMを達成する目標に向けて、オーストラリアは大きな役割を果たすことになるでしょう。 弊社はオーストラリアにおけるFUMの拡大に最大10億豪ドル(約8億7,800万シンガポールドル)を投資することを約束しています。私たちは世界有数のリアルアセットマネージャーとしての基盤を強化するなかで、上場ファンド、私募ファンド、コマーシャル、およびロッジング(ホテル、賃貸マンションほか宿泊系施設)事業を通じて、オーストラリアにおける当社のプレゼンスを拡大する機会を継続的に追求し、CLIのフィービジネスの成長を促進してまいります。」

ウィンゲートのマネージング・ディレクターに任命されたNick Jacobson氏は以下のように述べています。
「ウィンゲートはオーストラリアにおけるプライベート・クレジット事業のパイオニアであり、長期的なパートナーシップの構築、慎重なリスク管理、持続可能なリターンの提供に重点的に取り組んでいます。20年前にFarrel Meltzerによって設立されて以来、オーストラリアで最高水準の不動産および顧客中心のクレジットプラットフォームを構築してきました。CLIと協働することで、弊社の共同投資家や借り手の皆様に、CLIのグローバルなプラットフォームを通じて非常に魅力的な投資機会への更なるアクセスをご提供できることを嬉しく思います。また、CLIのサポートを得て成長するウィンゲートは、オーストラリアおよびグローバルな機関投資家に対してどのようなサービスを提供できるかという点において、業界全体を革新するほどの可能性を秘めています。CLIとの提携により、ウィンゲートはオーストラリアの不動産プライベート・クレジットのリーディングカンパニーとして、また、選ばれるファンドマネージャーとして、市場での地位をさらに確固たるものにするでしょう。そして、魅力的かつ安定したオーストラリアの不動産セクターへの投機を求める機関投資家に選ばれるファンドマネージャーとなるでしょう。」

CLIのオーストラリアにおけるポートフォリオの強化
成長を続けるオーストラリアのプライベート・クレジット市場を背景に、ウィンゲートの買収はCLIにとって重要なマイルストーンとなります。2024年4月、オーストラリアのプライベート・キャピタル市場は、過去18か月間で33%成長し、運用資産は1,390億豪ドル[5](1,210億シンガポールドル)に達しました。2028年までに1,460億豪ドル(1,270億シンガポールドル)に達すると予測される不動産ローン資金調達ギャップ [6] は、現地に根付いたリスク評価の専門知識を持つプライベート・クレジットの事業者にとって好機となると期待されています。
ウィンゲートとの提携により、CLIは、オーストラリアの9都市で展開する物流施設、ビジネスパーク、オフィス、ロッジング(ホテル、賃貸マンションほか宿泊系施設)アセットで構成されるポートフォリオをさらに多様化していきます。2024年9月30日現在、CLIは同国内で34の物流施設およびビジネスパーク、4つのグレードAオフィスビルを運用しています。また、自社傘下のロッジング事業部門であるThe Ascott Limitedでは、150棟以上の物件で13,500室以上の宿泊施設を展開しています。
CLIはオーストラリアでのプレゼンスをより強固なものにしています。2024年11月、当社は同国での成長を牽引するため、新たなポジションに2名のシニア・リーダーシップ採用を決定したことを発表しました。Angelo ScasserraはCLI オーストラリアの最高経営責任者(CEO)、Rahul Bhararaは最高投資責任者(CIO)に就任します。2名は2025年前半に入社予定です。

キャピタランド・インベストメント・リミテッドについて
シンガポールに本社を置きシンガポール証券取引所に上場しているキャピタランド・インベストメント・リミテッド (CLI) は、アジアに広範囲な拠点を置く世界的な不動産投資運用会社です。2024年9月30日現在、6つのREIT(上場不動産投資信託およびビジネストラスト)、およびテーマ別および戦略的に投資する一連のプライベート・リアルアセット・ビークルを通じて、AUMベースで約1,340億シンガポールドル、FUMベースで約1,020億シンガポールドルの不動産を運用しています。運用不動産のアセットクラスはリテール、オフィス、ロッジング(ホテル、賃貸マンションほか宿泊系施設)、産業用不動産、物流施設、ビジネスパーク、ウェルネス、データセンターと多岐にわたっています。
CLIは、ファンド、ロッジング、コマーシャルの各事業をグローバルに拡大し、効果的な資本管理を維持することを目指しています。
キャピタランド・グループにおける投資運用事業部門であるCLIは、グループの開発事業部門であるキャピタランド・デベロップメントが持つ開発能力ならびに投資機会へのアクセスを有しています。
また、キャピタランド・グループはサステナビリティをその活動の中核に据えており、CLIはその一員として2050年までにスコープ1および2の二酸化炭素排出量のネット・ゼロを目標に掲げています。
責任ある不動産企業として、長期的な視点に立った経済的価値をステークホルダーに提供するとともに、事業を展開するコミュニティの環境的・社会的福祉に貢献します。
ウィンゲート・グループ・ホールディングスについて
ウィンゲート・グループ・ホールディングス(ウィンゲート)は、オーストラリアの不動産債務、中規模企業債務、不動産直接投資に重点的に取り組む大手オルタナティブ投資マネージャーです。2004年に設立され、投資および受託業務の専門家からなる経験豊富なチームを有するウィンゲートは、不動産および企業投資のオリジネーションおよびクレジットチームを擁し、投資を推進しています。同社は優れたリスク管理能力を備え、その投資パフォーマンスの強さを武器に、景気循環を通じて持続可能な成長を実現しています。ウィンゲートは、長期的な信頼関係を育み、従業員、共同投資家、株主、ビジネスパートナーに対する深い責任感を持っています。


[1] Completion Adjustment 方式により算出
[2] 別途記載がない限り、1豪ドル=0.86713シンガポールドルで換算
[3] 買収完了後の3年間の業績達成度に基づく
[4] 115億シンガポールドルには、SC キャピタルパートナーズ(SCCP)のポートフォリオのFUMを含む。CLIによるSCCPの40%株式取得は、条件の達成を前提とする。詳細は2024年11月20日付「キャピタランド・インベストメント、SCキャピタル・パートナーズへの戦略的投資を通じて、ファンドマネジメントの成長を加速」を参照
[5] Prequin and Australian Investment Council Year 2024より情報取得
[6] Australian Prudential Regulation Authorityより情報取得




キャピタランド・インベストメント・リミテッド
(配信元)
Company Registration: 200308451M
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