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かかりつけ医機能強化で今後注目されるPRMシステム。株式会社レイヤードが医療機関でテストユースを開始。

PR TIMES / 2022年7月1日 14時45分

株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー、本社:福岡市博多区、代表取締役社長:毛塚牧人)は、PRM=Patient Relationship Management(患者関係性管理)システムを新たに開発し、医療現場でのテストユースを開始します。PRMにより患者情報を積極的に収集して一元管理することで、患者との関係性を強化=かかりつけ医機能強化に貢献してまいります。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4524/29/resize/d4524-29-257ca3a918fe002b281c-1.jpg ]



PRMとは

PRMとは、Patient Relationship Management(患者関係性管理)システムを意味します。一般企業で利用されるマーケティングツールCRMに近いイメージで、問診データ、レセプトデータ、処方データといった患者情報を一元管理し、患者一人ひとりに最適化された情報提供を行います。受診以外に、適切なタイミングで患者と接点をもつことにより、かかりつけ医の関係性を強化し、慢性疾患の治療離脱防止に貢献するシステムです。

PRMの機能
● 患者データの収集:電子カルテや問診、レセプトから患者情報を一元的に集約します。
● 患者セグメント管理:患者を疾患や要望に応じて自動的にセグメント化します。
● コンタクト管理:患者フォローアップや経過観察をアルゴリズムに沿って半自動化します。



PRMが注目される背景

6月7日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022」(以下、骨太の方針)では、医療・介護分野において、DXおよびかかりつけ医機能を発揮するための制度整備が明記されました。骨太の方針で示されたことでもわかるとおり、コロナ禍を経て、医療分野におけるDX化は急速に進み、また、発熱外来やワクチン接種で生活者がかかりつけ医をもつことの重要性について再認識されたといえます。

一方で、2022年4月の診療報酬改定ではリフィル処方が導入されたことにより、一定期間、受診をしなくとも処方薬を受け取れるようになりました。これにより診察の機会が減ることから、医療者と患者の接点が希薄になるリスクもあります。かかりつけ医機能を強化していくためには、診察以外に医療者と患者が接点をもてる機会をつくっていくことが求められます。

日本医師会は、かかりつけ医とは健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師としています。諸外国とは異なり、日本のかかりつけ医は制度的というよりは精神的な拠り所になるという側面が強いといえます。だからこそ、医療者と患者が定期的に接点をもつこと、さらに、患者ごとに最適化されたコミュニケーションをとることが重要になってきます。

この接点をつくり、患者情報の集約・一元管理により、患者一人ひとりに寄り添ったケアに役立つのがPRM=Patient Relationship Management(患者関係性管理)システムです。



株式会社レイヤードが提供するPRMシステムとは



[画像2: https://prtimes.jp/i/4524/29/resize/d4524-29-3e53a8086fbceeceecb5-0.png ]

当社が企画・開発をするPRMシステム「Kakarite[カカリテ]」は、WEB問診で収集した詳細な患者情報とレセプトデータによる病名や処方情報を突合し管理します。その情報をもとに患者セグメントを行い、適切なタイミングで医療者から患者のフォローアップ、また、患者からの経過観察の情報を得ることができます。

1)患者のデータを網羅的に把握
電子カルテで確認できる患者の診察情報は診察単位ですが、カカリテでは各カルテにまたがる患者情報を統合し、一連のタイムラインで患者情報を網羅的に把握することが可能です。それぞれの患者とのコミュニケーション履歴などもタイムライン上で把握できます。

2)患者のセグメンテーション・自動メンテナンス
患者ごとに適切に管理するためには、疾患や来院頻度、処方などに応じた患者のセグメンテーションが重要となります。カカリテでは、レセプトデータ、処方データ、問診データを組み合わせることでセグメンテーションが可能になります。また、毎月自動的にメンテナンスをすることで、最新の状態で管理することが可能です。

3)患者とのコミュニケーションを設計・管理
患者セグメントを疾患や処方状況に即して設定することにより、セグメントごとにメッセージ配信プランの設計をすることが可能です。通常であれば手間がかかる患者に応じたフォローアップなどもシステム上で半自動的に行うことが可能となり、患者ごとに個別化したコミュニケーションをとることができます。
※2023年リリース予定

▼PRM「Kakarite」サービスサイト
https://layered.inc/kakarite



患者・医療者それぞれのメリット

PRMシステム/カカリテに期待される最大のメリットは、慢性疾患治療の継続です。

■患者のメリット
悪化や進行のリスクを考えれば、当然、治療は継続したいものですが、日常生活の忙しさやついうっかり忘れてしまったという理由で、通院をやめてしまうことは少なくありません。特に、自覚症状が乏しい高血圧や糖尿病に代表されるような生活習慣病であればなおさらです。カカリテは、適切なタイミングでフォローアップのメッセージを送るため、患者の治療離脱を防止します。

■医療者のメリット
一度、通院をやめてしまうと患者の心理としては再び来院しにくくなるものです。しかしかかりつけの患者一人ひとりの状況をすべて把握して個別に電話等で連絡をするのは、医療現場の人材不足を考えれば困難です。カカリテは、来院間隔に応じて自動的にアプローチすべき患者を抽出し、フォローアップをすることができます。



会社概要

株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー)
2022年7月1日、株式会社メディアコンテンツファクトリーは株式会社レイヤードに社名を変更いたしました。

株式会社レイヤードは人に寄り添うテクノロジーで医療インターフェイスを研究・実装し、共創する医療をつくる会社です。医療をもっと、わかりやすくするため、医療者と生活者の間でこれからの「かかりつけ医」のためのSaaSプロダクト、Kakarite/Symview/Iver/Sairai/Medicastar/Wehubを展開します。

代表:毛塚牧人
設立:1998年7月
事業:クラウドサービス事業・プロフェッショナルサービス事業・メディア事業
拠点:
本社  福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5F
東京  東京都港区芝公園2-2-22 芝公園ビル7F
大阪  大阪市淀川区西中島4-11-21 新大阪コパービル6F 603
名古屋 名古屋市中村区名駅3丁目28-12 大名古屋ビルヂング11階

URL: https://layered.inc

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