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ADFアートギャラリープロジェクトVol.28 渡邊一翔個展 「Atomic Love - Transience of Life - 」が開催

PR TIMES / 2024年8月6日 8時0分

穏やかな日常こそが幸せ 日々紡ぐ暮らしの一瞬一瞬を尊ぶ令和のリアリティー



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ADF Art Gallery Project Vol.28

ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、アート展「ADF Art Gallery Project」の28回目として、日常の尊さを謳うアーティスト渡邊一翔による「Atomic Love - Transience of Life -」展を2024年8月18日(日)から8月30日(金)まで開催いたします。本展では、私たちを取り巻く日常のありがたさ、尊さを再認識する作品が展示されます。戦後80年近くを迎え、戦争体験の語り部が稀有な存在になる中、平和な令和の日本で戦争のリアリティーについて考えることを通じ、平凡のかけがえのなさを再認識する構成です。アーティストとして、今の平和な日本に生きる若い世代の一人の人間として”過ちを繰り返さぬ”ためにできることを実践する作家のメッセージにご注目下さい。
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渡邊一翔個展 「Atomic Love - Transience of Life - 」展

渡邊の作品は、儚く消えゆこうとするオブジェを通じ、平和な環境の尊さに改めて気づかせてくれます。”戦争を知らない子どもたち”の子どもたちに該当する渡邊が戦争を語ることは無知であり、時に礼を失する行為になるのでしょうか。国際情勢の変化はあれ、平和で秩序ある日本において、今なお戦争を自分の生きる時代や社会にとって現在性のある課題として切実に捉える渡邊の視点には、彼らの世代が感じる等身大のリアリティーをはじめ多くの示唆が込められています。

渡邊にとって、戦争のリアルとは、かけがえのない、平凡な幸せの日常が一瞬で消え去ることです。それは戦争に限ったことではありません。天変地異や紛争、疫病は、私たちの平和な秩序を常に潜在的に脅かしています。災禍はこれまで人類が築いてきた人間讃歌の財を一瞬で形なきものへと変容させ、永遠に喪失させます。

今回、展示する《接吻(Le baiser)》は、日常の幸福の刹那を切り取った象徴的作品です。ロダンの彫刻をモチーフに、男女の至福の瞬間そのものおよび、それを象った彫刻が災禍により、失われてゆく二重の過程が感じ取れます。
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《Le Baiser》、鉄および銅、樹脂、30x33x49 cm、2024年

今回の展示では、広島公園にある《原爆の子の像》を平和の祈りとして制作しています。美術教員としても働く渡邊にとって、幼い子どもたちがいなくなることは想像に耐え難いものがあります。渡邊は不幸にも死産の経験があり、赤子を掌に抱いたことがあります。その温もりは生涯忘れえぬ感覚であり、命の尊さ、崇高さを自分の全存在を通じて噛み締めたと渡邉は語ります。それからというもの、渡邊は自分の生徒たちや家族が”今ここにいる奇跡”に幾たびも気付かされる日々を送っています。渡邊は「愛をもって大切に慈しみ育まれた命が、空襲や原爆によって一瞬で世界から消えてしまう不条理に対し、やるせなさを覚えるとともに、この衝撃を書家の井上有一のように何かで表したい」と語ります。

また、渡邊は新たな挑戦としてイコンの制作にも取り組みます。渡邊は芸術の可能性を信じ、平和への参与として自らができる等身大のアンガージュマンを実践します。
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《Children's Peace Monument》、鉄および銅、樹脂、17x35x53cm、2024年

我々の当たり前の日常を異化し、生きがいのある瞬間を顕著に再認識させてくれるのは愛のある歌だ、と渡邊は考えます。渡邊は、音楽とは人を豊かにするものであり、人間の情愛をモチーフにした歌はその中でも至高の部類に位置すると考えます。渡邊に日常のかけがえのない存在に気づかせてくれたものは、壮大で荘厳な交響曲ではなく、一曲のシャンソンでした。愛に生き、歌に生きたシャンソン歌手のエディット・ピアフ、そのかけがえのない一瞬の永遠、生命が躍動する日常を象徴として表現したものが本作です。
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《Edith Piaf》、鉄および銅、樹脂、10x14x37cm、2024年

私たちの多くが忙しさに心を失い、日常を蔑ろにしがちです。穏やかな日常こそが最大の幸福であり、母子を眺める時間こそ無常の喜びである、と渡邊は強く感じています。その情景を形取った作品が《Madonna》です。
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《Madonna》、鉄および銅、樹脂、20x27x48cm、2024年

彼のアート作品は、緑青が日本古来の碧色を蘇らせ、侘び寂びすらも醸し出します。デッサンを基礎とし作られる造形のモチーフと本質は西洋美術に由来し、侘び寂びに通じる表現技法は日本文化に起因します。渡邊は、新たなアート表現として、東西文明の融合に果敢に挑戦しています。
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《Nude -Before Mirror》、鉄および銅、樹脂、21×26×62cm、2024年

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《Nude -Nymph-》、鉄および銅、樹脂、30×29×30cm、2024年

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《Nude -The Heart's Awakening- 》、鉄および銅、樹脂、21×26×62cm、2024年

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《Nude -Biblis- 》、鉄および銅、樹脂、20x54x25cm、2024年

本展のタイトルは作家のメッセージを如実に表しています。ベータ崩壊していく原子で構成される我々の身体は儚く消えゆくものです。一瞬で愛しい人、貴重な文化財を灰燼にしてしまう原子爆弾や、その原因としての争いのある日常に同化せず、原子レベルで我々の存在を認め、相互に愛し合い、美しき日常を慈しんでほしい、と渡邊は語ります。本展は入場無料ですので、お近くにお越しの際は、是非、展示会にお立ち寄り下さい。
渡邊一翔 / Issho Watanabe プロフィール
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渡邉一翔氏

1988年、京都市生まれ。表現の支持体として3Dペンを活用し、脆く壊れやすい儚さと不変の耐久性を併せ持つ造形表現を追求する。デッサンアトリエを営む父のもと芸術表現を錬磨し続けた。旧居で遭遇した空き巣や放火といった人間の悪意がもたらす災いの経験が、彼自身に人間とは何かをさらに問わせ、これを機に人体表現を通じて、人間そのものを俯瞰的に見つめ捉え直すようになり現在に至る。

Instagram @isshowatanabe

1988年 京都市生まれ
2011年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科彫刻専攻卒業
2014年 東京藝術大学大学院修士課程美術研究科芸術学専攻美術教育修了
2015年 素描の力 人体デッサン展(名古屋)
2016年~2019年 彫刻セミナー「ロジュエモデリング」主宰
2019年 美術教育の森「美術教育研究室の作家たち」(東京芸術大学大学美術館)
2020年 美術解剖学雑誌(美術解剖学会)に研究ノート掲載「3Dペンを用いた人体骨格モデル制作法-彫刻制作・教材への可能性を託した型紙の作成から-」
2022年 日本橋N11ギャラリー「Affirmation of Go ―業の肯定―」一ノ瀬健太×渡邊一翔
2023年 ギャラリー汀「継がれゆく線-線で描かれる人体の造形美は平面から立体へ‐」
2023年 渡邊一雅(人体画)×渡邊一翔(彫刻)
2023年 藝大アートプラザ企画展「藝大神話-GEISHIN」
2024年 藝大アートプラザ企画展「The Art of Tea」
「Atomic Love - Transience of Life - 」展 開催概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/39033/table/29_1_23dd96a687cca3d4296090d26043778e.jpg ]

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