オリィ研究所の分身ロボット「OriHime」、神奈川県の新型コロナウイルス感染症患者の宿泊療養施設2箇所に導入
PR TIMES / 2020年5月13日 11時45分
感染を防ぎつつ、施設スタッフと入所者のコミュニケーションに活用
株式会社オリィ研究所(本社 東京都港区、代表取締役 吉藤健太朗 以下オリィ研究所)は2020年5月7日、神奈川県の依頼を受けて遠隔操作型の分身ロボット「OriHime」を、神奈川県の新型コロナウイルス陽性患者の宿泊療養施設2箇所に導入した。
感染リスクを避けつつ、施設スタッフが入所者の表情や様子を伺いながらコミュニケーションを取り、ケアを行う目的で利用されている。
[画像1: https://prtimes.jp/i/19066/30/resize/d19066-30-854701-3.jpg ]
OriHimeが導入されたのは、神奈川県内の新型コロナウイルス陽性患者のうち、軽症者等を受け入れ療養を行なっているアパホテル&リゾート横浜ベイタワーと湘南国際村センター。
同施設では感染防止のため入所者とスタッフが接触しないようゾーニングされており、OriHimeを新型コロナウイルス陽性判定を受けた入所者が滞在している区画に設置し、感染を防ぎつつスタッフが入所者の表情や様子を伺いながらコミュニケーションをとり、ケアを行う目的で使用している。
OriHimeは、PCやスマートフォン・タブレットから操作ができ、操作者が遠隔操作をすることで会話をしたり、顔を動かしたりジェスチャーをするなど、実際にその場にいるようなコミュニケーションがとれることが特徴の分身ロボット。
神奈川県では、未知の病気への不安を感じている入所者のケアを行う際にその表情や様子を伺いながらコミュニケーションを行うことを重要視しており、また入所者がスタッフに相談をする際の心理的ハードルを下げ、気軽に相談ができるようになることを期待してOriHimeの導入を決めた。
オリィ研究所は今後も神奈川県と連携し、OriHimeの活用による新型コロナウイルスの感染拡大防止、ならびに入所者の心理的ストレスの軽減に協力していく考えだ。
【神奈川県新型コロナ感染症の軽症者等の宿泊療養施施設におけるOriHime活用の概要】
期間:2020年5月7日~
導入施設:アパホテル&リゾート横浜ベイタワー
湘南国際村センター
(いずれも新型コロナウイルス感染症の軽症者および無症状者が利用する宿泊療養施設)
使用者:非感染エリアのスタッフと感染エリアの入所者
目的:感染リスクを避けつつ、スタッフが入所者の表情や様子を伺いながらケアを行うため
■分身ロボットOriHimeとは
[画像2: https://prtimes.jp/i/19066/30/resize/d19066-30-619429-2.jpg ]
オリィ研究所代表の吉藤が過去に3年半の療養で不登校だった経験を元に開発し、オリィ研究所が製品化、提供している遠隔操作型のロボット。
育児や介護、身体障害などで会社に身体を運ぶ事が困難な方のテレワークや、病気で学校に通えない児童・学生の遠隔教育ツールとして全国で使われている。
PCやタブレット、スマートフォンで手軽に操作でき、OriHimeの設置、持ち運び利用が簡単なのが特徴で、現在法人向けOriHime Biz として多くの企業・教育現場で導入されており、在宅テレワーク勤務での利用や会議での利用はもちろん、本社支社を結ぶコミュニケーションツールや、多忙な社長や出張が多い社員のツールとしても利用が拡大している。
現在、OriHimeは約500台が約80社に導入されており、在宅勤務での利用や会議での利用はもちろん、本社支社を結ぶコミュニケーションツールや、多忙な社長のためのコミュニケーションツールとしても使われている。
法人向けに同社のホームページより申し込みができる。
https://orylab.com/rental-pack/
また、個人でもOriHimeを利用できるキャンペーンを実施している。
https://orihime.orylab.com/orihime-lite/
■オリィ研究所について
「孤独の解消」をテクノロジーで解決することをミッションとし、
遠隔操作でありながら、「その場にいる」感覚を共有できる分身ロボット「OriHime」
難病や身体障害があっても、目の動きだけで意思伝達を行える「OriHime eye」
テレワークにおける身体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D」
の開発と、これまで難病や重度障害で就労を諦めていた方たちが、社会と繋がり「誰かとともに働く」ことができる「分身ロボットカフェ」などの取り組みを行なっている。
株式会社オリィ研究所 公式HP
https://orylab.com/
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