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60~74歳男女に聞いた「終活に関する意識調査」コロナ禍で終活を前向きに捉えるシニア世代 【しておきたかったことをしておく】を終活と捉える割合が17%増加

PR TIMES / 2021年4月20日 11時15分

終活に必要だと思うことの伸び率が最も高いのは、ネットやSNSを含めた情報整理

 販売部数32万部を誇る女性誌部数No.1(※1)の「ハルメク」を発行する株式会社ハルメク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤孝夫)生きかた上手研究所は、60~74歳の男女1008名を対象に「終活に関する意識調査」をWEBアンケートにて実施いたしました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート32万部(2020年1月~6月)




【調査サマリ】
■「終活」と認識されているのは、モノ・財産・情報の生前整理のほか、「遺言書・遺産分与の作成」「エンディングノートの記入」など。「しておきたかったことをしておく」を「終活」と見なす割合は18.0%で、前回調査比で17.4ポイント増加。
⇒「パソコン内やSNSなどのデータの整理・消去」を「終活」と見なす割合は24.9%で、「お墓の準備・用意」(21.1%)、「お葬式の準備」(20.6%)よりも「終活」として認識される割合が高い。
■「終活は必要だと思う」のは79.0%、「終活を始めている」のは38.3%で前回調査と変わらず。
ただし、「終活は必要だと思う」「終活を始めている」割合いずれも、女性は前回調査より上昇、男性は低下。
⇒「終活は必要だと思う」割合は、男性が68.7%なのに対し女性では89.3%で、20.6ポイントの差。
⇒「終活を始めている」割合は、男性が33.3%なのに対し女性では43.3%で、10.0ポイントの差。
⇒「終活を始めたきっかけ」は、「親族・家族の死」「自分・配偶者の健康状態悪化」他に、「コロナ禍」も。
■「必要だと思う終活」は「家具や家の中の荷物整理・処分」「金融口座・金融商品の整理」「衣類やアクセサリーなど身に着けるものの整理・処分」等、モノ・財産・情報の生前整理が上位。
前回調査から、「情報まわりの整理」が「必要だと思う」割合増加。
⇒「お墓の準備・用意」を「必要だと思う」割合は20.5%、「お葬式の準備」の同割合は14.3%で、いずれも前回調査比で低下。
⇒「生活面での利用サービスの情報整理」「インターネットやSNSなどデジタル関連の登録・加入サービスの情報整理」等、情報まわりの整理について「必要だと思う」割合が、前回調査から2.0ポイント以上増加。


【調査背景】
 女性誌部数No.1の「ハルメク」は、長年シニアのインサイトについて調査・分析を行ってまいりました。2018年10月に実施した「終活に関する意識と実態調査」で、「終活を必要」と思う人が約8割いるのに対し、実際に終活を始めている人は4割に満たないことがわかりました。それから2年半が経ち、終活に対する意識と実態は変化したのでしょうか?また、終活の実施状況はコロナ禍によって変わったのでしょうか?これらを把握すべく、生きかた上手研究所では、再び「終活に関する意識調査」を実施しました。


【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:60~74歳の男女
有効回答数:1008名(男性504名、女性504名)
調査実施日:2021年3月2日~3月3日
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。


「終活」と認識されているのは、モノ・財産・情報の生前整理のほか、
「遺言書・遺産分与の作成」「エンディングノートの記入」など。
「しておきたかったことをしておく」を「終活」と見なす割合は18.0%で、前回調査比で17.4ポイント増加。
・「終活」と認識されているものTOP3は、「金融口座・金融商品の整理」「家具や家の中の荷物整理・処分」「衣服やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分」で前回調査と変わらず。
・「パソコン内やSNSなどのデータの整理・消去」を「終活」と見なす割合は24.9%で、「お墓の準備・用意」(21.1%)、「お葬式の準備」(20.6%)よりも「終活」として認識される割合が高い。
・「しておきたかったことをしておく」を「終活」と見なす割合は18.0%で、前回調査から17.4ポイント上昇した。一方、「終活」と見なす割合が5.0ポイント以上低下したのは、「終のすみかとして、施設を探す」「遺影写真の用意」「お葬式の準備」「終のすみかとして、自宅をリフォーム」。

■終活と認識されている項目ランキング
 60~74歳の男女(複数回答):1008名


[画像1: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-291400-8.png ]

注1:2018年調査の対象者は、60~74歳男女720名である。
注2:2018年調査との差では、2018年から増加した項目を赤色、減少した項目を青色にした。


「終活は必要だと思う」のは79.0%、「終活を始めている」のは38.3%で前回調査とほぼ変わらず。
ただし、「終活は必要だと思う」「終活を始めている」割合はいずれも、女性は前回調査より上昇、男性は低下。
・ 「終活をすでに始めている」人と、「今後実施する予定」の人を合わせた「終活は必要だと思う」人は、全体の79.0%。ただし、「終活をすでに始めている」人のみで見ると全体の38.3%、「必要だと思う」割合とは40.7ポイントの差。
・ 2018年調査でも、「終活は必要だと思う」割合は81.1%、「終活をすでに始めている」割合は38.9%であり、傾向は変わっていない。
・ 「終活は必要だと思う」割合は、男性が68.6%なのに対し女性では89.3%で、20.7ポイントの差。また、「終活を始めている」割合は、男性が33.3%なのに対し女性では43.3%で、10.0ポイントの差。
・ 2018年調査と比較すると「終活は必要だと思う」割合は、男性で8.6ポイント低下しているのに対し、女性では4.3ポイント上昇。「終活を始めている」割合も、男性で5.6ポイント低下しているのに対し、女性では4.4ポイント上昇した。
・ 「終活を始めたきっかけ」として、「親族・家族の死」「自分の健康状態悪化」「定年退職」の他に、「コロナ禍」も見られた。
[画像2: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-443309-0.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-172122-1.png ]

注:2021年、2018年いずれも、「終活をすでに始めている」人の中には「終活が完了済」の人が含まれる。

■「終活」を始めたきっかけ(抜粋)
 60~74歳の男女のうち「終活をすでに始めている」人(自由記述):386名

[画像4: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-125846-2.png ]



「必要だと思う終活」は「家具や家の中の荷物整理・処分」「金融口座・金融商品の整理」
「衣類やアクセサリなど身に着けるものの整理・処分」等、モノ・財産・情報の生前整理が上位。
前回調査から、「情報まわりの整理」が「必要だと思う」割合が増加。
・ すでに「始めている」終活を含めた、「必要だと思う」終活TOP3は、「家具や家の中の荷物整理・処分」(42.2%)、「金融口座・金融商品の整理」(38.6%)、「衣類やアクセサリーなど身に着けるものの整理・処分」(30.5%)。上位10位までをみると、モノ・財産・情報の生前整理が多い。
・ 2018年調査と比較すると、「生活面での利用サービスの情報整理(電気・ガス、生協、ジムなど)」「インターネットやSNSなどデジタル関連の登録・加入サービスの情報整理」等、情報まわりの整理について「必要だと思う」割合が2.0ポイント以上増加している。
・ 「お墓の準備・用意」を「必要だと思う」割合は20.5%、「お葬式の準備」の同割合は14.3%。
「お墓の準備・用意」は前回調査から2.0ポイント、「お葬式の準備」は1.5ポイント減少。

■「必要だと思う」終活ランキング
 60~74歳の男女(複数回答):1008名

[画像5: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-263565-9.png ]



注1:2018年調査の対象者は、60~74歳男女720名である。
注2:2018年調査との差では、2018年から増加した項目を赤色、減少した項目を青色にした。


【専門家の見解】

[画像6: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-553821-7.jpg ]



ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人の50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを実施


コロナ禍で見えたシニアのポジティブ意識
【しておきたかったことをしておく】を終活と認識するようになった訳

 2020年は、全世界が新型コロナウイルス感染の猛威にさらされました。今なお、翻弄されています。自分や家族にいつ何が起こるか分からない、もしものことが起こってもおかしくない・・そんな先行き不安な時代になりました。
 シニアの生活にも影響がありました。これまで“外”に向かっていた時間やパワーを“内”に使うことになり、内向する時間が増えました。身近な暮らしや家族を見直す時間もできました。そんな中、当該世代が取り組んだテーマのひとつが「終活」です。
 生きかた上手研究所が実施した「終活に関する意識調査」で、「3年前と比べて、シニアが【しておきたかったことをしておく】を終活と見なす割合が増えた」という結果がみられました。なお、「終活」と認識されているのは、「モノや財産などの生前整理」のほか、「遺言書・遺産分与の作成」「エンディングノートの記入」「データの整理・消去」が含まれます。
 なぜ、【しておきたかったことをしておく】を新たに「終活」のひとつとして認識するようになったのでしょうか。それは、終活をはじめた三大契機~「親族・家族の死」「自分・配偶者の健康」「定年退職」に「コロナ禍」が加わったからです。60代後半女性も『コロナ禍で家族が一緒にいる時間が増えて、家のことをじっくり考えることになった』とコメントしています。
 ここ1年、読者から「家に居ることが嫌いじゃないことに気づいた」という発言を頻繁に聞きました。起きている現実をまっすぐかつポジティブに捉え、何ができるかと前向きな思考に転じているわけです。【しておきたかったことをしておく】・・おうちを快適にするための片づけ推進、新たな自分探しのための消費が期待できそうな予感です。


■女性誌部数No.1! 50代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「ハルメク」
 1996年に50代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「いきいき」として創刊。20周年を迎えた2016年5月号から、誌名を「ハルメク」にリニューアルしました。
50代からの女性が前向きに明るく生きるための価値ある情報をお届けしています。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載です。
2018年には公式WEBサイト「ハルメクWEB」もオープン。健康で美しく、アクティブなセカンドライフを応援するコンテンツを毎日発信しています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/34765/30/resize/d34765-30-566413-6.png ]


誌面情報
ハルメク5月号(4月10日発売)は、「『捨てる決心』をつけてラクしてキレイが続く家に!」と題した「片づけ」特集号です。片づけの実例や「ものを捨てる基準」に加え、「60代・70代にしておきたい片づけ」 もご紹介しています。

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