<荒俣宏(小説家・翻訳家)半世紀にわたる幻想文学翻訳の集大成!『欧米幻想ファンタジー精華』全四巻>クラウドファンディング実施のお知らせ
PR TIMES / 2024年12月19日 13時15分
株式会社春陽堂書店(本社:東京都中央区銀座)は、幻想怪奇ファンに贈る荒俣宏の翻訳文学の集大成として、クラウドファンディングによる支援のもと『欧米幻想ファンタジー精華』(全四巻)を刊行いたします。
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『欧米幻想ファンタジー精華』(全四巻)
【CAMPFIREクラウドファンディングサイト】
https://camp-fire.jp/projects/751236/view
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48069/30/48069-30-1a18b178aa6631e843ccaefcceb3caa5-288x288.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【募集期間】
2024年12月23日(月)11:00 ~ 2025年1月31日(金)23:59 ※予定
■書籍について
〈荒俣宏 幻想文学翻訳集成 欧米幻想ファンタジー精華 (全4巻)〉
・第一巻 妖精幻想詩画帖
『妖精の国で』ウィリアム・アリンガム挿絵:リチャード・ドイル
『ケルトの黄昏より三篇』(新訳) W・B・イェイツ
『サクノス以外に破るあたわぬ堅砦』ロード・ダンセイニ
・第二巻 イギリス寒雪夜がたり集
『レノーレ』(新訳)ビュルガー原作&ロゼッティ英訳
『まぼろしの恋人』ヴァーノン・リー
『夢日記』アンナ・キングズフォード
『帰還』アルジャノン・ブラックウッドなど
・第三巻 アメリカ異世界冒険譚
『来たるべき能力』エドワード・ベラミー
『龍(ドラゴン)の鏡』A・メリット
『血は命なれば』F・M・クロフォード
『墓を愛した少年』(新訳)フィッツ=ジェイムズ・オブライエンなど
・第四巻『異次元を覗く家』ウィリアム・H・ホジスン
“コズミック・ホラー”の先駆的作品として知られる本書『異次元を覗く家』は、ラヴクラフトなど後世のSF、ホラー作家に多大な影響を与えた名作。
■造本体裁
四六判/上製/ケース入り/各巻400~500頁
1巻:定価6,000円+税、2~4巻:定価5,000円+税
2025年2月より隔月刊行開始
■荒俣先生からクラウドファンディングについてのメッセージ
このたび、半世紀にわたりおこなってきたライフワーク「英米幻想怪奇小説」の日本紹介とその翻訳をまとめて、長かった翻訳者人生に区切りをつけることにいたしました。
直接の理由は、すでに76歳を過ぎ、体力と気力の限界に近づいたことを思い知らされたからです。思えば、中学生のときに恩師平井呈一先生の翻訳に接し、戦後の日本にもようやく、英米の伝統である幻想怪奇文学という分野が知られ始めたことが、この道を探求しようと決心するきっかけとなりました。
さいわいにも、同じ考えから活動されていた平井先生と、その若き継承者であった紀田順一郎先生の薫陶を得て、今日までこの文学とともに走りつづけることができました。
今回の企画は、私がコレクションしてきた関係書物の図版、挿絵などのヴィジュアル資料も収め、造本デザインも後世に残せる美しいものにすべく、多くの知友の力をお借りする予定です。
めざすは、書棚に置いておきたくなる魅力的な文芸書にすることです。
出版事情の悪化に加え、私自身が一時代前の世代となったために、かえって集成のような形式の本を出しにくくなっています。
電子書籍というメディアへの移管も選択肢ではあるのですが、新しいシステムへの変換や私自身に残された時間の少なさから、自らの集大成を紙の書籍で残すことにこだわろうと思っています。
今回の版元である春陽堂書店と私には、恩師である平井呈一を通じた縁があります。
私が中学生時代に一方的に押しかけて弟子入りした平井先生が初期の著作を世に出したのが、春陽堂書店だったのです。恩師の初期作と弟子の最終作が約百年の歳月を超えて同じ版元で上梓されるなら、こんな奇縁はないでしょう。平井先生は、商業的には恵まれることのない作家人生を送りました。
そんな作家にも出版の機会を与え、才能の芽が潰えないよう支援する。作家へのサポートを通じて文壇を盛り上げようという気概が、かつての出版社にはありました。そうした昔ながらの版元の代表的な存在が、春陽堂書店であったように思います。
平井先生がおられなければ、私が幻想怪奇文学の世界で半世紀にわたって作家生活を送ることもありませんでした。
そんな私が、このたび、“遺言”ともなりそうな集成本の出版を春陽堂書店さんからお声かけいただいた。
たしかに出版の現状は厳しく、この老舗と言えども昔のような趣味ある美本は作れないと聞きますが、なんとしても文学書として価値のある作品を世に残そうという強い思いを曲げたくありません。(荒俣宏)
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