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合成疑似セラミドによる唇のあれへの効果を確認

PR TIMES / 2021年5月31日 12時45分

~あれやすい唇、セラミドケアによりなめらかに~

唇の一番の悩みは「乾燥・皮剥け」であり、花王ではその実態や改善について研究しています。肌にはバリア機能を担うセラミドが存在しますが、セラミドをケアすることでアトピー性皮膚炎患者の皮膚症状に効果があることが知られています。今回、唇とアトピー性皮膚炎患者のセラミドの組成が似ていることから、唇へのセラミドケアの効果を期待し、検討しました。




合成疑似セラミドの連用による、見た目のあれへの効果

合成疑似セラミド未配合、低配合、高配合のリップクリームサンプルを、唇の乾燥が気になる方に2週間、4週間使ってもらいました※1。4段階の指標(図1)を用いて、見た目の唇のあれ具合を評価した結果、未配合よりも合成疑似セラミド配合の方が唇の見た目がよくなり、さらに高配合の方がその効果が高いことがわかりました(図2)。

[画像1: https://prtimes.jp/i/70897/30/resize/d70897-30-873190-2.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/70897/30/resize/d70897-30-782776-0.jpg ]




連用による唇のセラミドの組成変化


さらに、合成疑似セラミド高配合サンプルの連用による、唇に存在するセラミドの組成変化を確認しました。その結果、唇のバリア能※2が低いと増える傾向があるセラミドNSが減少し、水分量が高いと増える傾向があるセラミドNHとセラミドNPが増加したこともわかりました。



合成疑似セラミドが唇に収着


合成疑似セラミドがどの程度唇に収着しているかを調べたところ、高配合のサンプルでは4週後よりも2週後の方が、より多く収着していることがわかりました(図3)。
[画像3: https://prtimes.jp/i/70897/30/resize/d70897-30-168040-1.jpg ]

今回の検討から、合成疑似セラミドは唇があれている状態ほどより収着していることがわかりました。さらに、唇のセラミドの組成が変化したことから、バリア能の向上に影響を与えていることが推察できます。この知見を生かし、今後も素のままで美しい唇の実現に向けて取り組んでいきます。

本研究の成果はInternational Journal of Cosmetic Scienceに掲載されました。
E. Tamura, J. Ishikawa, Y. Yasuda and T. Yamamoto, 2021, 43, 158-164 “The efficacy of synthetic pseudo-ceramide for dry and rough lips“

※1 2016年3月日本人女性31名(21~37歳)
※2 TEWL値より評価

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