M&A仲介のペアキャピタル、父のため起業した社長の想いを引き継ぐM&Aを支援 顧客と従業員を守るため同業への事業譲渡を決意。譲渡先はエンジニア不足を解消
PR TIMES / 2024年9月25日 15時15分
~事業継続が困難となった場合に生じる問題をM&Aにより解消、人材不足の課題も解決した事例~
M&A仲介事業を展開する株式会社ペアキャピタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中哲、以下「当社」)
は、歯科医院向けの電子カルテシステムの開発及び保守運用を行う株式会社T.Creators(本社:神奈川県横浜
市、代表取締役社長:中村秀子、以下「T.Creators」)と、同じく歯科医院向けシステムの開発、販売及び保守運用
を行う株式会社ウィルアンドデンターフェイス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:浅野誠司、以下「W&D」)と
のM&Aを支援したことを発表します。一時は事業の継続が危ぶまれていたT.Creatorsでしたが、2024年3月
にM&Aを通じてW&Dに全事業を譲渡したことで状況を改善しました。W&Dは、M&Aを通じて経営課題となって
いたエンジニアの獲得を実現し、更なる事業成長に向けた体制を構築しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/75467/30/resize/d75467-30-eefd6dc93765565cc470-0.jpg ]
左から、(株)T.Creators 代表取締役社長 中村 秀子氏、(株)ペアキャピタル アソシエイト 鶴房 賢弥、(株)W&D 代表取締役社長 浅野 誠司氏
M&Aの背景
2023年の日本国内における企業の倒産件数は、前年の6,376件を大幅に上回る8,497件を記録し、前年からの増加率は33.3%とバブル崩壊後で最も高い結果となりました。倒産の原因は様々ですが、資金繰りの悪化等により経営難に陥り、その後の立て直しもできないまま倒産に至るケースが多くみられます。中でも、財務基盤が脆弱な小規模・零細企業は事業再建への時間やコストを掛けることが難しく、倒産を余儀なくされるケースが増加しています。企業が倒産すると、商品・サービスの提供は継続できなくなり、従業員の雇用も失われるため、多方面へ影響が及ぶことが懸念されます。倒産企業の増加は、取引先の経営悪化や失業率の上昇など、社会全体にとって大きな損失に繋がることから、企業にとって倒産の危機に備えた対策を講じることは必要不可欠となっています。その対策として有効なのが、取引先との関係性や従業員との契約をそのまま他社に引き継ぐことができるM&Aです。M&Aは経営が困難になった企業の取引先や従業員を守るだけでなく、人材不足といった多くの企業が抱える課題の解決にも繋がります。M&Aを選択したことにより事業の継続が困難となっていた状況を改善した事例もみられるようになり、この傾向は今後さらに高まっていくことが予想されます。
譲渡企業のT.Creatorsは、歯科医院向けの電子カルテシステムの開発及び保守運用を行う会社です。社長の中村氏は、経営コンサルタントをしていた父と二人三脚で事業を立ち上げ経営を行っていたものの、設立間もなくして父が急逝してからは、手探りで経営を行う状況が続いていました。
こうした状況が長期化する中、事業の継続が困難になった場合に、取引先へのサポート及び従業員の雇用継続も困難になるおそれがあると考えた中村氏は、M&Aを通じて状況を改善することを選択しました。なお、取引先への安定したサービス提供と従業員がこれまで同様に活躍できる場を提供したい想いから、取引先及び従業員が譲渡先に引き継がれることを条件に、同業種のW&Dへ事業譲渡を行いました。
譲受企業のW&Dは、歯科向けシステムの分野において38年という長い業歴を持つ老舗です。更なる事業成長を目指す中でエンジニアの増員を検討していましたが、昨今の採用難に加え、専門的な知識やスキルを有する人材の獲得はさらに困難となることから、エンジニアの採用に大きな課題を感じていました。W&Dは課題解決のため、M&Aを通じて同分野において経験豊富なエンジニアが在籍するT.Creatorsの事業を譲り受け、2名のエンジニアを自社の開発担当者として迎え入れました。これによりW&Dは即戦力となる人材を獲得し、開発担当者間の連携によるスキルレベルの向上及び開発スピードの加速化を実現しました。また、T.Creatorsの取引先もW&Dに引き継がれることから、今後の販路拡大も見込まれます。
※1:帝国データバンク「全国企業倒産集計2023年報」(2024年1月15日)
<譲受企業>
株式会社T.Creators
代表取締役:中村 秀子
本社所在地:神奈川県横浜市
事業内容:歯科向け電子カルテシステムの開発・保守運用
<譲渡企業>
株式会社ウィルアンドデンターフェイス
代表取締役社長:浅野 誠司
本社所在地:東京都新宿区
事業内容:歯科向け電子カルテシステムの開発・保守運用
<本件担当アドバイザー>
株式会社ペアキャピタル
アソシエイト 鶴房 賢弥
両社代表者へのインタビューを公開中
T.CreatorsとW&D両社の代表者に、M&A実施の背景やM&A後の変化についてインタビューしました。
▼インタビュー記事はこちら
https://p-capital.co.jp/interview/interview3922/
ペアキャピタルのM&A仲介サービス概要
後継者不在・事業の再生等の様々な経営課題の解決のためには「M&A」は非常に有効的な手法です。M&Aは相手のある話であると同時に秘密裏に進めなければならず、そのプロセスは極めて複雑でデリケートです。当社ではM&Aのプロが初期相談から候補企業の探索・選定、諸条件調整、資料作成に至るまで一貫してフルサポートいたします。
株式会社ペアキャピタル 会社概要
会社名:株式会社ペアキャピタル
代表者:代表取締役 田中 哲
設立:2020年10月14日
本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
名古屋営業所:愛知県名古屋市東区葵3-24-2 第5オーシャンビル8階
大阪営業所:大阪府大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館5階
福岡営業所:福岡県福岡市博多区博多駅東2-5-28 博多偕成ビル9 階
台湾駐在員事務所:台湾台北市信義区信義路5 段7 号 台北101 57 階
資本金:1,000万円(資本準備金含む)
事業内容:M&A仲介業
URL:https://p-capital.co.jp/
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