1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

SUPWAT、生成AIを活用し機械学習による分析結果を解釈する技術で特許を取得 「WALL」に搭載し提供を開始

PR TIMES / 2024年12月9日 11時15分

~「WALL」による高度な分析結果を解釈し根拠となる文献情報も自動取得~



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81631/30/81631-30-7ef2b3ea3e69d0b8a33e0001e4a3d0b3-1800x990.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 製造業のエンジニアリングチェーン※を最適化するDXプラットフォーム「WALL」を展開する株式会社SUPWAT(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:横山 卓矢、以下、SUPWAT(スプワット))は、機械学習モデルから得られたデータ分析結果等を生成AIの領域の1つである大規模言語モデル(Large Language Model、以下、LLM)を活用し解釈する技術を開発し、2024年9月24日に特許(以下、本特許)を取得しました。また、本特許を用いた機能を「WALL」に搭載し、2024年12月9日より、一部ユーザーから随時提供を開始いたしましたので、お知らせいたします。LLMを活用した本特許技術を「WALL」で実装することにより、機械学習による予測や最適化の結果等、高度な分析結果を自動で解釈するとともに、次の分析作業に関する情報を取りまとめネクストアクションとして提案することが可能となります。また、各解釈の根拠となる文献情報の自動取得にも対応しており、ユーザーが分析結果を的確に理解するためのサポートとなる新機能です。



◾開発の背景
 SUPWATが開発・提供する「WALL」は、製造業のエンジニアリングチェーンにおける技術開発・設計・生産技術工程に特化して開発されたプラットフォームであり、エンジニアリング業務における実験および解析サイクルを、効率化・高速化、形式知化し、エンジニアリングチェーンのDXを実現するプロダクトです。
 「WALL」は、データとAI等の先端技術を駆使した高度なモデリングにより、複数の制約条件下でのパラメータ最適化をはじめ、影響度分析や性能予測などを容易に実験や解析に利用できる機能を提供しておりましたが、機械学習モデルの出力結果やデータ分析結果を適切に解釈し理解するためには、高度なドメイン知識が必要であるため、カスタマーサポートによる支援が必要なケースが多く存在しました。一方で、既存のLLMを活用したデータアナリティクスの機能を活用する場合、汎用性の高さゆえドメイン知識が低く、また、データ分析や解析のツールも不足しているため高度な結果および解釈が得られないという課題がありました。
 そこで、SUPWATは、「WALL」での実装を視野に入れ、ユーザーの知見に関わらずよりセキュアかつ的確、簡便に機械学習による分析・分析結果を解釈しその根拠となる文献情報まで自動で取得可能な、LLMによる学習モデルの解釈に関する技術を開発し特許を取得するに至りました。本特許技術の「WALL」内で活用により、より機動的なものづくりへの取り組みを実現します。



■特許技術による新機能について
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81631/30/81631-30-814920176c009878e74e70ed49b3e5a3-1800x990.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 本特許技術は、機械学習モデルの特徴量と分析結果等の情報に加えて、実験の実施者のみが知りうるプロジェクト情報やパラメータ説明等のドメイン知識をLLMに入力することにより、機械学習モデルの分析結果等についての解釈とパラメータの最適化における次の分析作業について提案を行います。また、各解釈の根拠となる文献も自動で取得できる点も特徴です。


 「WALL」では、分析結果画面に新たに追加された「AI解釈生成」ボタンをクリックすると、機械学習による分析結果を根拠となる文献情報とともにわかりやすく解釈したサマリーが表示されます。また、パラメータの最適化における実験については、次の分析作業についてのネクストアクションの提案も明示されます。


 SUPWATは、本特許技術の提供を通じて、ユーザーの知見によらず多くのエンジニアリングチェーンの現場で「WALL」を活用いただけるよう引き続き機能改善等を進め、ビジョンとして掲げる「知的製造業の時代を創る」べく、製造業界へのインフォマティクス技術の導入を推進し、エンジニアリングチェーンのDX推進を図ってまいります。


※エンジニアリングチェーン:製造業における設計部門を中心とした製造プロセスの一連の流れを指します。企画や受注から始まり、設計、製造準備、製造、保守保全等まで、設計を中心とした一連の業務プロセスです



■特許の概要
【特許番号】特許第7560193号
【登録日】2024年9月24日
【発明の名称】プログラム、情報処理装置、方法及びシステム
【特許権者】株式会社SUPWAT


■特許技術について
 機械学習モデル、およびこの機械学習モデルを用いた予測や最適化結果、さらにはデータ分析結果の解釈を生成AI(LLM)により行わせるシステム。機械学習モデル等を作成したユーザから、例えば機械学習モデルならば説明変数、目的変数といった、ユーザのみ知りうる情報の入力を求め、この情報を(適宜加工して)LLMに入力し、LLMからこの機械学習モデルの解釈結果やネクストアクションを出力します。



■株式会社SUPWATについて
 SUPWATは、「知的製造業の時代を創る」をビジョンに掲げ、製造業のエンジニアリングチェーンを最適化するDXプラットフォーム「WALL」の開発・提供を行なう製造テックベンチャーです。製造業のエンジニアリング業務である、研究開発・設計・生産技術開発等の業務工程においては、実験や解析の試行錯誤に莫大な工数がかかっており、また、いまだに熟練者の知見が形式知化されておらず、人の勘と経験に頼らざるをえない点が課題となっています。SUPWATは、2019年の創業時より、製造業のエンジニアリングチェーンにおける課題をAIをはじめとしたテクノロジーで解決すべく、エンジニアリング業務の実験および解析のサイクルを効率化・高速化、形式知化する「WALL」の開発に取り組んでいます。すでに、売上数百億円規模の自動車、自動車部品、素材、化学メーカーなど、多種多様な製造業のエンタープライズ企業に導入をいただいております。


社名:株式会社SUPWAT
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
設立:2019年12月
資本金:66,000,000円(2024年2月末時点)
代表者:代表取締役CEO:横山卓矢
事業内容:製造業のエンジニアリングチェーンを最適化するDXプラットフォーム「WALL」の展開
URL:
株式会社SUPWAT https://www.supwat.com/
WALL https://cs.supwat.com/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください