「松山智一展 FIRST LAST」 ニューヨークを拠点に世界を魅了する 現代アーティスト、松山智一の個展
PR TIMES / 2024年11月22日 14時15分
2025年3月8日(土)~5月11日(日) 麻布台ヒルズ ギャラリー
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松山智一《Passage Immortalitas》 2024 H267 x W470 cm Acrylic and mixed media on canvas
色彩で叫ぶ! 2025年春、麻布台ヒルズが鮮やかに染まる
2025年春、「松山智一展 FIRST LAST」が東京の新たなアートスポット・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催されます。本展は、ニューヨークを拠点にグローバルな活躍を見せるアーティスト松山智一の東京で初となる大規模個展です。四半世紀にわたって現代アートの本場ニューヨークで活動し、いまや世界が注目する次世代のアーティストのひとりとなった松山の日本初公開となる大規模作品15点を含む、約40点が展示されます。さらにこの機会に、展覧会タイトルにもなる、新シリーズ「First Last」を発表します。松山の特異なアイデンティティを通して捉えたグローバルな現代社会のリアリティを、迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感いただける展覧会です。
新シリーズ「First Last」 (後の者が先になり、先の者が後になる)
英語で「最初で最後」を意味する本シリーズは、松山智一のキャリアにおいて、ようやく到達した東京での大規模個展開催までの長くとも短いような道のりを反映しています。同時に、絶えない課題によって均衡が保たれるパラドキシカルな現代社会に向けた、松山からの謎めいたメッセージ、「後の者が先になり、先の者が後になる」でもあります。岐阜の飛騨高山で生まれ、クリスチャンの両親の元で幼い頃からキリスト教を身近に育ってきた松山は、少年期のアメリカでの生活を経て帰国子女として青年期を過ごし、そしてニューヨークでアーティストとして活動を始めてからも常にマイノリティであり続けました。二極化が進む政治が引き起こす分断、格差や対立、ジェンダー平等のパラドクス、情報操作やフェイクニュースなど、混沌とした現代社会において松山は常に問いを立て続けます。はたして我々は何によって報われるのか?本シリーズでは松山が、アメリカ社会が抱える諸問題を起点に、自身の特異な背景がもたらす独自の視点を通して世界を捉えなおし、芸術によって新たな共感を創り出します。
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松山智一《We Met Thru Match.com》 2016 H254 x W610cm Acrylic and mixed media on canvas
本展のみどころ
■キャリアを変えたあの大作から最新作まで!日本初公開作品、15点を含む作品群でその軌跡をたどる
横幅6mを超える絵画作品《We Met Thru Match.com》は、まだ世界から注目される以前の松山が数か月にわたり昼夜を徹して描き、キャリアのターニングポイントとなった大作。さらに本展では、これまで上海やヴェネツィア、ロンドンなどで発表され、海外でしか見ることの出来なかった日本初公開作品や最新作15点など、代表作と合わせて約40点が展示されます。壮大な絵画や空間に広がる巨大な立体など、松山智一の近年の作品群が東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで一堂に会します。
■眩いばかりの色彩の中に多文化の十字路を体験する
松山の絵画から放たれる眩いばかりの色彩は最大の特徴の一つ。自身で作った何千という色のストックが様々な技法によって、キャンバスの上で共鳴します。世界を彩る多様な文化、伝統、宗教、そして歴史的なものや現代的なもの、さらにはハイカルチャーから日常品といった要素は、松山によって無数の色で描かれ、情報化の中で移ろう現代社会の姿を映し出し、混然一体となって鑑賞者を色彩の世界に没入させます。
■同世代の表現者たちとの共作
ニューヨークでキャリアをスタートした松山にとってクリエイティブ・コミュニティとの接点は日常であり、様々なジャンルの表現者との交流のなかで表現領域を拡張してきました。日常性と社会性をアートの文脈でどう捉え、表現できるかを常に模索してきた松山は、同時代を生きる彼/彼女らとの自然発生的に生まれる対話が時代の声になると考えます。本展の地下1階の麻布台ヒルズ ギャラリースペースでは、松山と共鳴する表現者との共作の数々を発表します。
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松山智一《Keep Fishin' For Twilight》 2017 H213.5 x W457.5 cm Acrylic and mixed media on canvas
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松山智一《Dancer》 2022 H339 x W360 x D359 cm Stainless Steel
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松山智一《Harmless Charm》 2022 H233 x W122 cm (center piece) 76.2 cm (other pieces) Acrylic and mixed media on canvas
本展について アーティストからのメッセージ
多様な文化が交錯するニューヨークで20年以上活動し、日本とアメリカというルーツを持つ自身にとって東京での展覧会は大きな意味を持ちます。国や言語、文化や世代を超えていま同じ時代を生きる私たちだからこそ感じることがあると思っています。
作品世界に足を踏み入れ、鑑賞者としてだけでなく、作品への参加者、対話者として体験してもらえればと思います。
松山智一 |MATSUYAMA Tomokazu
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Photo:Lisa Kato
現代美術家。1976年岐阜県生まれ、ブルックリン在住。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異文化間での自身の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作する。バワリーミューラルでの壁画制作(ニューヨーク/米国、2019年)や、《花尾》(新宿東口駅前広場、東京、2020年)、《Wheels of Fortune》(「神宮の社芸術祝祭」明治神宮、東京、2020年)など、大規模なパブリックアートプロジェクトも手がけている。
近年の主な展覧会に、「Mythologiques」(ヴェネツィア/2024年)、「松山智一展:雪月花のとき」(弘前れんが倉庫美術館/2023年)「MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape」(上海宝龍美術館/2023年)がある。2025年2月までパリのルイ・ヴィトン財団でも作品を発表している。
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[開催概要]
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