タリバン、14歳の人権活動家の少女を銃撃【アムネスティ】
PR TIMES / 2012年10月12日 13時53分
タリバンは、パキスタンの北西部の町、ミンゴラで14歳の人権活動家を銃撃したことを認める声明を出した。彼女は現在、病院で傷の治療を受けている。アムネスティ・インターナショナルは、この衝撃的な暴力行為を強く非難する。
マララ・ユスフザイは、友人と下校途中に複数の男に銃撃され、銃弾2つを受けて重症だ。地元の報道では、銃撃前に彼女の名を呼んでいることから、狙い撃ちであったと思われる。
マララは11歳の頃から、地域の女子教育の機会を求める活動を行なってきた。彼女の父親は、タリバンの女性教育の禁止に対し、最後まで抵抗した女学校を経営していた。彼女も家族もこれまで、タリバンから脅迫を受けてきた。
今回の銃撃は、教育の権利を求めて勇敢に戦う14歳の少女に対する衝撃的な暴力だ。アムネスティは最大限の強い言葉でこれを非難する。
この事件で、人権活動家が直面する、ひときわ危険な状態が浮き彫りになった。とくにパキスタン北西部の女性活動家は、タリバンなどの武装集団からつねに脅迫や脅威を受けて生活している。
この1年で、女性教育問題で活動する少なくとも2人の活動家、ファリダ・アフリディとザーティー・アフリディが、タリバンらに殺害された。
パキスタン当局がタリバンからこれらの地域を奪還することが必要だが、それだけでは不十分である。破壊された教育のインフラ、特に女学校関連の校舎の修復、教育を受ける権利の保障、安全の確保は、必須だ。
マララには十分な身の安全が保障されなければならない。
パキスタン当局は、タリバンなどの脅迫に屈せず、男性や少年と同様の機会と権利を、女性や少女にも与える責務を、行動をもって示すべきである。
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