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子どもにやさしい社会を実現するために

PR TIMES / 2018年10月23日 15時40分

息子と猫をヒントに書かれた本

学術出版の世界思想社(京都市左京区)は2018年に創業70周年を迎え、「こどものみらい叢書」を創刊しました。シリーズの3冊目として、〈家族の実践〉研究の第一人者・片岡佳美さんのエッセイ『子どもが教えてくれた世界――家族社会学者と息子と猫と』を刊行します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-653761-0.jpg ]

●「早寝、早起き、朝ごはん」運動のように、近年、家庭の教育力が強調されているが、子どもの生活習慣は家庭で解決できることか?
●多くの母子家庭は、経済的困難、さらには「普通の家族」というプレッシャーに苦しんでいるが、母親が苦しまなくてよい道はないのか?
●学校では、「みんな仲良く一つになって」が奨励されるが、それはみんなが「同じ」であることを強要することにつながらないか?
●地方を中心にふるさと教育が盛んだが、ふるさとの良さを発見し、発信すれば地方の問題は解決するのか?
●公共の場で泣く子どもとその親に対し、厳しい視線が向けられるが、公共の場は子どもお断りの空間なのか? そもそも公共とは何か?


日常のふとした疑問をじっくり考えてみると、大人たちのつくる社会とその問題点が見えてきます。大人も子どもものびのびと暮らせる、多様な個人・家族を受け入れられる寛容な社会を目指して歩きはじめませんか。


社会活動家の湯浅誠さんは「必要なのは、空気を読みつづける忍耐力より、他者との違いを受け入れる忍耐力。風通しのいい社会を作るヒントがここにある!」と本書を推薦しています。


こどものみらい叢書3.
『子どもが教えてくれた世界――家族社会学者と息子と猫と』
2018年10月26日発売 本体1,400円+税

片岡佳美(かたおか よしみ)

[画像2: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-597436-5.jpg ]

1970年生まれ。京都市で育つ。2001 年から島根県松江市在住。現在、島根大学法文学部教授。博士(社会学)。現代社会において、人びとにとって「家族」とは何なのか、人びとはどのように「家族」を実践しているのかについて関心をいだき、調査研究をしている。
著書に『いま家族に何が起こっているのか』(共著、ミネルヴァ書房)、『論点ハンドブック家族社会学』(共著、世界思想社)、訳書に『家族ライフスタイルの社会学』(共訳、ミネルヴァ書房)、『家族実践の社会学』(共訳、北大路書房)がある。

【目次】
はじめに
◆I 家族生活のなかで

[画像3: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-766198-1.jpg ]

1章 早寝、早起き、朝ごはん――家庭の教育力?
2章 家庭の味――家族の「絆」の強化
3章 家族ルール――民主的な家族
4章 子どもの病気――ケア提供者のケアも
5章 家族旅行――家族という物語
6章 母子家庭――親の「愛」のかたち

◆II 学校生活のなかで

[画像4: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-629031-2.jpg ]

7章 学級という社会――ぶつからない子どもたち
8章 小学生の宿題――受け身の訓練
9章 作文「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」――つくられる「夢」
10章 クラブ活動――失われる「遊び」の要素
11章 運動会――泣ける「一致団結」
12章 ふるさと教育――田舎っぺと都会っ子

◆III 地域生活のなかで

[画像5: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-960434-3.jpg ]

13章 子ども会――「地域で子育て」の現実

14章 子どもと行く買い物――ショッピングモールvs商店街
15章 公園――「安全」によって失うもの

16章 よその子ども――「えこひいき」されたケア
17章 野良猫問題と子ども――「いろいろ」がある世界
18章 公共空間と子ども――子どもお断りの場所?
あとがき/参照文献

【あとがきより】
……大人たちは、自分たちがつくった意味の枠組みにがんじがらめになっています。家族はこう、子どもはこう、社会はこう、と囚われ、ありのまま、いろいろなままでは納得できなくなっています。……でも、子どもたちはそんな社会の中でもがんばって生きて、育っていくのです。私はそこに、子どもたちの「この世界を、みんなで一緒に生きていきたい」という叫びを聞いたように感じ、ハッとなりました。……

こどものみらい叢書

[画像6: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-624413-7.jpg ]

1.佐川光晴(作家)『おいしい育児――家でも輝け、おとうさん!』

おとうさんが家事と育児をするのがあたりまえになれば、社会は確実に良くなる。主夫として二人の息子を育ててきた小説家が、家族みんなが幸せになる生活を提案する。
――高山なおみさん(料理家、文筆家)推薦!
「家事と育児ができるお父さんは、色っぽい(ちゃんと生きている)なぁ」
本体価格:1300円+税 ISBN:978-4-7907-1709-6

2.山下太郎(北白川幼稚園園長)『お山の幼稚園で育つ』

[画像7: https://prtimes.jp/i/6170/31/resize/d6170-31-286350-6.jpg ]

歩いての登園、森の探検遊び、俳句の素読などユニークな実践をするお山の幼稚園。幼児教育は全ての教育の根っこと信じる園長が子ども達の無限の可能性を綴る。
――「ぐりとぐら」の著者・中川李枝子さん推薦!
「目の前の子ども一人一人がよくわかり、いっそういとおしくなる」
本体価格:1400円+税 ISBN:978-4-7907-1712-6

▼今後は、福祉や心理、文化などを専門とする立場からのエッセイを展開していきます!
高石恭子(臨床心理学)『お母さんのこころに寄り添う』
山田容(社会福祉学)『こどものしあわせ、支えるしかけ』
松崎行代(子ども文化学)『子どもの心を育む遊び』
中島京子(作家)『私を育ててくれた本たち』
永田紅(歌人)『子どもが言葉にであうとき』

判型:四六判・並製 ページ数:128~160頁程度 本体価格:1300~1400円
書名は変更する可能性があります
http://sekaishisosha.jp/search/s10540.html

【商品概要】
シリーズ:こどものみらい叢書
書 名:『子どもが教えてくれた世界――家族社会学者と息子と猫と』
著 者:片岡佳美
仕 様:四六判/152頁
価 格:本体1,400円(税別)
ISBN:978-4-7907-1721-8
刊 行:2018年10月26日
(奥付発行日2018年10月30日)
発 行:世界思想社
Webページ:http://sekaishisosha.jp/book/b377796.html

【会社概要】
法人名:株式会社 世界思想社教学社
創 業:1948年
代表者:代表取締役社長 上原寿明
所在地:〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
事業内容:学術専門書・教養書の出版および大学受験参考書・問題集を中心とする教育図書の出版
URL:http://sekaishisosha.jp/

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