東大発Fintechベンチャー Finatext、顧客別デジタルマーケティングと顧客の株式取引サポートする株式取引データ解析エンジンで岡三オンライン証券と提携
PR TIMES / 2018年7月20日 16時1分
株式会社Finatext (代表取締役: 林良太、以下、「Finatext」)は、岡三オンライン証券株式会社(所在地:東京都中央区、取締役社長:大杉茂、以下「岡三オンライン証券」)とAI技術を活用した株式取引データ解析を、共同で企画・開発するプロジェクトを推進することで合意したことをお知らせいたします。
このプロジェクトでは、まず、Finatextが日本株の取引・残高データを解析するエンジンを開発し、顧客毎の取引嗜好や傾向をデータ化します。その解析データを、岡三オンライン証券の構築中の業務支援システムと連動させることで、より効率的で機動的な顧客毎への情報提供をサポートいたします。最終的には、Finatextが構築するモバイルアプリ上で、顧客毎の投資戦略に適した岡三オンライン証券独自のAI投資アドバイスを提供する計画となっています。個々人で異なる投資方針、取引頻度、嗜好銘柄等に応じた投資アイディアを提供するという、新たな投資アドバイスサービスの構築を、岡三オンライン証券と進めてまいります。
プロジェクト概要
取引履歴、預かり資産状況、顧客属性等の岡三オンライン証券保有の顧客データ※1と、株式関連情報(株価、企業財務情報、会社業績予想、コンセンサス予想、適時開示情報、行事予定、コーポレートアクション等)をFinatextのAIエンジンで解析し、統計的に抽出される、顧客の取引嗜好・傾向(銘柄保有期間、取扱銘柄数、取引額、取引回数、等)グループ毎の取引傾向をクラスター分析※2により生成します。そのデータを使用することで、個々人の取引や興味に関連する情報を自動的に抽出することが可能となり、個々人に的確な情報配信する、岡三オンライン証券独自のデジタルマーケティングの実現を支援します。
さらに、取引嗜好・傾向グループごとに算出される取引パフォーマンスベンチマークを利用することで、個々人のパフォーマンス改善のための投資アイディア、個々人の取引嗜好・傾向に基づく銘柄候補、売買タイミングを効率よく抽出し,岡三オンライン証券の独自の投資アドバイスサービスをサポートします。
プロジェクトスケジュール(予定)
2018年7月~10月 顧客クラスター毎マーケティングコンテンツエンジンの開発
個々人の取引サポートコンテンツエンジンの開発
2018年11月以降 モバイルアプリの開発
IoTやスマートフォンの利用拡大により、様々な株式に関する情報が手に入るようになり、個人投資家の層も広がりつつあります。一方で、情報過多でどの情報をどう活用していいかわからなくなっている投資家が多いことも事実です。蓄積されたビッグデータを基にした分析・検証を、顧客の特性分析において行うことで、個々の顧客における最適な投資情報や投資アイディアの提供を、モバイルという非対面チャネルでサポートすることで、個人投資家の株式投資の活性化に貢献できるようなサービスを強化して参ります。これからのFinatextの取組みにご期待ください。
※1岡三オンライン証券保有顧客データ:サービス構築にあたり、岡三オンライン証券から提供を受けるデータには住所・氏名など個人を特定するデータは含まれていません。
※2クラスター分析:ビッグデータの分析、その中でもOne to Oneマーケティングを用いる分析手法として、最も重要な位置を占めるといわれる統計分析手法の一つ。異なる性質のものが混ざり合った集団から、お互いに似た性質を持つものを集めて分類する手法。
<参考>岡三オンライン証券プレスリリース
https://www.okasan-online.co.jp/company/release/2018/0720a/
◆株式会社Finatext について
Finatextは、2013年12月に東大出身者を中心に次世代ウェルス・マネジメント・サービスを提供することを目指し設立された会社です。リテール向けにモバイルサービスや投資関連のアルゴリズム等を提供する Finatextと、機関投資家向けにビッグデータ解析サービスを提供している Nowcast(2016年8月統合)、次世代証券プラットフォームの確立と、個人投資家のそれぞれのライフシーンで投資が可能なモバイル端末をメインとした証券会社スマートプラス(2017年3月設立)の3社を軸に、国内外(台湾、マレーシア、ベトナム、イギリス)で事業を展開しています。
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