<GEM映画白書ダッシュボード>記録的な年間総興行収入に寄与した映画鑑賞者属性を読み解く
PR TIMES / 2020年3月12日 15時15分
映画鑑賞者に関する最新データ
映画・映像エンタテイメントに特化したマーケティングサービスを提供しているGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ、所在地:東京都港区、代表取締役:梅津 文)は3月11日(水)、映画鑑賞者の属性や行動心理に迫るオンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」に2019年度の調査データを追加し、また、機能を大幅にアップデートいたしました。
映像コンテンツビジネスの構造・環境が大きく変化するなか、未来への意思決定に必要な映画鑑賞者の行動背景にある「なぜ」、そしてその「変化」を解き明かせる画期的なツール「GEM映画白書ダッシュボード」。今回、同ツールを用いて、2019年の記録的な年間総興行収入に寄与した鑑賞者の属性や行動を深掘りしました。調査のハイライトとデータ詳細を以下に記しましたのでご覧ください。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/13190/table/31_1.jpg ]
【調査データ詳細】
【1】アニメ映画鑑賞者が前年比増
2020年1月に実査した最新データ(2019年データ)から、映画劇場鑑賞者のうち、日本映画の実写/アニメ、外国映画の実写/アニメを鑑賞した割合を前年と比較したところ、日本映画、外国映画ともにアニメは前年比5pt以上の大幅増を記録しました。2019年の興行収入で100億円を超えたのは、『天気の子』『アナと雪の女王2』『トイ・ストーリー4』(すべてアニメ)、『アラジン』(実写)と、4本中3本がアニメです。本調査からも、アニメ作品の人気ぶりが如実に表れていることが分かります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13190/31/resize/d13190-31-811883-1.png ]
【2】鑑賞者属性の深掘り――男性は30代以上、女性は30代以下が牽引
アニメを押し上げている層に特徴はあるのでしょうか。鑑賞者の属性を深掘りしてみましょう。まずは映画鑑賞者を性年代別にわけ、各セグメントのアニメ鑑賞者割合を前年と比較してみます。すると、男性では「日本映画(アニメ)」は全体的、「外国映画(アニメ)」では30代以上で増加と、全体的に30代以上で増加していると言えます。一方で、女性も幅広い世代で増えていますが男性とは逆に、「日本映画(アニメ)」「外国映画(アニメ)」ともに、30代以下の層の増加が目立ちました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13190/31/resize/d13190-31-470971-0.png ]
【3】行動特性を探る――定額制動画配信(SVOD)利用、DVD・ブルーレイレンタル利用
次にアニメ鑑賞者の行動特性を探るべく、「日本映画(アニメ)」「外国映画(アニメ)」それぞれの鑑賞者が、どのようなウィンドウで映像コンテンツを鑑賞したのかを前年と比較してみます。すると、両鑑賞者ともに「月額定額の有料ネット配信で観た」が増加し、「レンタルしたDVD・ブルーレイで観た」は減少していることが分かりました。但し、「レンタルしたDVD・ブルーレイで観た」は、依然「無料テレビ放送(地上波・BS)で観た」に次ぐ、大きな割合を占めていることも確認できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13190/31/resize/d13190-31-526134-2.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/13190/31/resize/d13190-31-747858-3.png ]
「GEM映画白書ダッシュボード」では各項目に対し、2014年からの経年変化も確認できます。ここで、アニメ映画劇場鑑賞者における映画の「月額定額の有料ネット配信で観た」「レンタルしたDVD・ブルーレイで観た」の経年変化に注目してみると、両指標の差が年々縮まっていることが分かりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/13190/31/resize/d13190-31-350941-4.png ]
以上のように、「GEM映画白書ダッシュボード」を用いれば、映画・映像ビジネスを考える際に必要な映画鑑賞者の属性や行動心理の“なぜ”や“変化”への素早いアクセスが可能です。そして、今回ご紹介したアニメ鑑賞者についての分析のように、“●●に違いない”といった直感的な判断ではなく、“具体的なデータ”で裏付けることができるのです。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/13190/table/31_2.jpg ]
■商品詳細
【商品名】GEM映画白書ダッシュボード
【機能アップデート概要】
過去6年(2014年~2019年)にわたる映画劇場鑑賞者(劇場での年間鑑賞本数1本以上)のトラッキングデータを参照できるようになったほか、今年度は企画調査として「映画料金値上げに対する認識」「映画館に対するイメージの変化」など劇場に関する意識調査も掲載。インタフェースも大幅な見直しを図り、データ量、操作性の双方でさらに有効活用いただけるようになりました。
【価格】
・初期設定料:500,000円(税別) ※ 次年以降も継続してご契約いただける場合は、次年以降の初期設定料は不要です。ただし、契約期間が切れ、一定期間後に契約を再開された場合は、再度、本費用が発生します。
・年間閲覧料:300,000円(利用者ID:5セット)(税別) ※ 追加IDが必要な場合は、1IDにつき6万円(税別)の費用が発生します。※ 年間ご契約中にIDを追加される場合は、月割り清算となります
■調査概要(2019年データ)
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】全国に住む15~69歳の男女
【調査実施日】2020年1月18日(土)~2020年1月19日(日)
【回答者数】9,368人(うち映画劇場鑑賞者 ※ 4,072人分)
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計、CATS参加率を参考に各調査者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/13190/table/31_3.jpg ]
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