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感覚過敏に関する合理的配慮や対応を職場に相談する際に利用できる「感覚過敏相談シート(職場編)」を無料公開。

PR TIMES / 2024年6月21日 16時15分

株式会社クリスタルロード(本社:東京都中央区、代表:加藤路瑛)が運営する感覚過敏研究所は、感覚過敏当事者が職場に合理的配慮や対応を相談する際に、希望する配慮や対応を伝えやすくするための「感覚過敏相談シート(職場編)」を、感覚過敏研究所のホームページで無料公開しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/46913/32/resize/d46913-32-bb061b2e2ffa43d6198a-0.jpg ]

感覚過敏のある人が職場で悩む事例


感覚過敏の方々の職場での困りごとは、以下のようなことが考えられます。

・オフィスの照明が目に刺さるようにまぶしい
・パソコンの画面を見ていると頭痛がする
・同僚の話し声や電話の音が気になり、仕事に集中できない
・オフィスの騒がしい音で頭痛がする
・同僚が使用する柔軟剤や香水のニオイが強すぎて気分が悪くなる
・休憩室の食べ物のニオイがつらくて入れない
・特定の衣類が痛くて着用できない
・マスクがつけられない
・通勤するだけで体力を消耗してしまう

また、感覚への刺激によって疲れやすく、体調不良になるケースも少なくありません。

感覚過敏のある人が職場に相談したい事例


感覚過敏の方々は、以下のような配慮や対応を希望することがあります。

・オフィスでのまぶしさ対策として、カラーレンズやサングラスを利用したい
・仕事中はイヤーマフや耳栓、イヤホンをつけていたい
・職場の騒がしさが気になるので、別室作業がありがたい
・リモート作業の方がパフォーマンスが良いので、リモート中心にしたい
・制服の着用がつらいため、代用品を利用したい
・対策商品や代用品利用が難しい場合、接客ではなくバックオフィスの部署に異動したい

など。

合理的配慮を求める難しさ


障害者差別解消法が改正により、2024年4月から民間事業者に対しても合理的配慮の対応が義務化されました。しかしながら、現状は合理的配慮に関する職場での理解は浸透しているとは言えません。そのため、相談をためらう人や、相談することによって不利な立場にならないか不安になる人もいます。

感覚過敏当事者の声を紹介します。

・職場に感覚過敏の同僚や上司がいないため、相談しても理解されるか不安
・相談してみたが、「我慢して」「特別待遇はできない」と言われてしまった
・「そんなにつらいなら辞めれば?」と言われるのではないか不安
・過去に相談したら、過剰に対応されて仕事がまわってこなくなったから相談しにくい

など。

誰でも利用できる「感覚過敏相談シート(職場編)」を制作


感覚過敏研究所では、これまでに感覚過敏相談シートの学校編と病院編を作成し、無料公開しておりましたが、職場編は作成できておりませんでした。感覚過敏当事者から「学校の相談シートを利用して職場に相談しました。職場向けシートも作成してほしい」という要望をいただき、作成いたしました。

シートは6枚あり、それぞれ「視覚過敏」「聴覚過敏」「嗅覚過敏」「味覚過敏」「触覚過敏」「その他の過敏」に関する相談ができるようになっています。一般的な配慮の項目はチェックするだけでよい形式になっており、相談する側もされる側も負担が少なくなるように工夫しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/46913/32/resize/d46913-32-208308fb8687ec2ccbb7-2.jpg ]

↑シート一例

シートはダウンロードして印刷し、どなたでもご利用いただけます。

感覚過敏相談シート(職場編)のダウンロードページ
https://kabin.life/service/workplace/

また、学校編、病院編のシートも同様にご利用いただけます。

感覚過敏相談シート(学校編)のダウンロードページ
https://kabin.life/service/schoolsheet/

感覚過敏相談シート(病院編)のダウンロードページ
https://kabin.life/service/hospital/


感覚過敏とは


視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏になっていて日常生活に困難さをかかえている状態をいいます。発達障害の人に多く見られる症状ですが、うつ病、自律神経失調症、認知症、脳卒中や高次脳機能障害などの様々な病気の症状としても感覚の過敏性が見られます。

所長・加藤路瑛について


2006年生まれ。2018年、12歳の時に起業し、株式会社クリスタルロードを設立。代表権が取れない年齢のため、親子起業スタイルで起業し、代表権のない取締役社長に就任。年齢、お金、病気、障害、性別、国籍、常識などを理由に「今」をあきらめない社会を作ることを目指し、さまざまな取り組みをしている。現在は感覚過敏研究所の事業に注力。2021年6月、代表権を取得し代表取締役社長に就任。Forbes Japan 30 U30 2023「世界を変える30歳未満」選出。IPA 2023年度未踏IT人材・育成発掘事業採択 未踏クリエイター。

SNS:https://x.com/crystalroad2006

感覚過敏研究所


感覚過敏研究所は感覚過敏の課題解決のために2020年1月に発足。感覚過敏の啓発活動、商品・サービスの企画・開発・販売、感覚過敏の研究を行っている。

URL:https://kabin.life/

株式会社クリスタルロード


創業:2018年12月
本社:東京都中央区日本橋横山町6−14 日本橋地下実験場
代表:加藤路瑛
事業:センサリーインクルーシブ事業
URL:https://crystalroad.jp/

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