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世界初・国際ヨットレースにてリアルタイム風況観測データを配信

PR TIMES / 2024年12月9日 15時15分

~琵琶湖で初開催「ドラゴン級ヨットレース『BIWAKO DRAGON INVITATION 2024』」~



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59540/32/59540-32-b771aa8ff03708e4df4f0af7c987780e-3900x2923.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


メトロウェザー株式会社(京都府宇治市、代表取締役:古本 淳一)は、2024年11月21日(木)~11月24日(日)に行われました「BIWAKO DRAGON INVIRTATION 2024」にて、当社の「ドップラー・ライダー」を使用したリアルタイム風況観測データ配信を同会場で行いましたのでお知らせいたします。
これまで、予測風況データ配信事例はありましたが、リアルタイムでの風況観測データ配信は「世界初」となり、風況観測データ配信のスポーツシーンでの活用は、「当社初」となります。

◼️「BIWAKO DRAGON INVIRTATION 2024」でのリアルタイム風況観測データ配信の経緯と目的
メトロウェザーは、世界の安心・安全や豊かな社会の実現へ向けて、「ドップラー・ライダー」技術の革新に絶えず挑戦し続けています。この中で、当社へ出資いただいているヤンマーベンチャーズ株式会社様とのご縁もあり、ヤンマーグループが長年力を入れている世界的なセーリングレースの一つとなる、ドラゴン級国際ヨットレース「BIWAKO DRAGON INVITATION 2024」において、会場であるヤンマーサンセットマリーナ(滋賀県守山市水俣町1380)にて当社の「ドップラー・ライダー」を活用したリアルタイム風況観測データの配信を実施する運びとなりました。
当社としては、同大会へリアルタイム風況観測データの配信という技術的貢献だけではなく、ヤンマーグループの、「人の豊かさ」と「自然の豊かさ」を両立した持続可能な社会“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントとして掲げ、テクノロジーと人の力を大切に、人の可能性を信じ、挑戦を後押しする理念に共感いたしました。また、人々に夢や希望を与えることができ、国境や言葉の壁を超えてつながることのできるスポーツという舞台において、風況観測技術という当社で力を合わせてこれまで積み重ねてきた技術で、参加チームや大会運営へ寄与し、大会や競技における未来の発展に繋げたいという思いで参加いたしました。

■風況観測データの配信について
ヤンマーサンセットマリーナ内クラブハウス1階の大型ビジョンで、リアルタイム風況観測データを配信いたしました。
チーム出艇前は、自社開発をしているUIでの2Dデータの配信を行い、レース中は、レースのリアルタイムGPS追跡配信サービスを行うTrac Trac JAPANと連携させていただき、各艇のリアルタイムGPSデータを組み込み、自社開発UIをベースに、風速を色で、風向を3Dグラフィック動画で表現をした3Dデータでの配信を行いました。

               【2D風況観測データ配信の様子】
               ↗️ドップラー・ライダー設置場所
             風速:色で表示、風向:動画の動きで表示

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59540/32/59540-32-b515caf5d2b21e7827382e8344212aa1-1475x806.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


        【2D風況観測データ配信の様子/レース出艇前:チームの皆様】

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59540/32/59540-32-e87b015e234ab4cf3bf240face99922a-3900x2233.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


               【3D風況観測配信データ】
              ⛵️チーム名:各艇の動きを表示
        風:粒で表示、風速:色で表示、風向:動画の動きで表現

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59540/32/59540-32-28bc3748639fcea23a979d8283b9cfd9-1307x736.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【現地での声】
レース参加チームの皆様からは、データ配信スタートから出艇前までの時間、練習やレース前後などに活用するための「ドップラー・ライダー」の設置環境や費用、活用方法などの具体的な質問が続き、写真・動画を撮影される様子も多く見られました。大会運営を担われたヤンマーグループ関係者の皆様からは、安全管理や競技運営上の活用におけるニーズをお伺いでき、レース中の観客に向けた新たなイベント機会創出への可能性も感じられました。3Dデータ構築で連携したTrac Trac JAPANの宮田様からはセーリング競技への活用トライアルへのチャレンジなど前向きなご意見をいただきました。
(レース参加チームの皆様)
・予測での風況観測ではなく、リアルタイムでの風況観測データを見られることに驚いた。
・(競技ルール上不可能だが)レース中にこのデータを見ながら、自分たちが掴む風の感覚とこのデータで確認できる風況を見ながらヨットを動かしてみたい。
・練習に活用してみたい。また、普段使用するヨットハーバーに設置してほしい。
・(3D配信データ)レース後、レース分析として活用してみたい。
(ヤンマーグループ関係者の皆様)
・安全管理、競技運営上でも、緯度経度表示からポイントを割り出し、そのポイントでの風況が分かるとより活用ができる。
・(3D配信データ)レース中、陸に残っている観客にこのデータを見て貰えば、一般の方が見ても説明して理解できるものになる。
(Trac Trac JAPAN 宮田 毅志様)
 平面の予測データでしか風況を見たことがなかったので衝撃だった。現状、風を読むことは、経験に基づいたものとなっている。風を可視化することで、イメージでしかなかったことが分かりやすい説明や理解ができるようになると思う。競技者はもちろんだが、一般の方へ競技の魅力を含めて伝えることができるようになる。さらに、Trac Tracとして、国内外のセーリング競技にも多く携わっているが、大会運営側では、自然が相手のスポーツでもあるため安全に重きを置いており、活用できるシーンを多く想定できる。大きな可能性を持つリアルタイム風況データ配信であると思う。

■当社「ドップラー・ライダー」について
「ドップラー・ライダー」とは、LiDAR(Light Detection and Ranging)の一種であり、大気中の微細な塵に、人体に無害な赤外線レーザーを照射し、塵の動きによってわずかに変化する光の周波数を解析して風況(風向き・風速)を高精度に測定します。
当社の「ドップラー・ライダー」は、京都大学の研究で培った大型レーダーの研究を基礎とするリモートセンシング技術と独自の信号処理技術を活用し、これまでの常識を超える世界レベルのサイズ・機能を実現した国産の製品です。さらに、通常半径5~7kmの計測エリアを約2倍となる半径12~13kmとしており、最大計測範囲※1は半径15kmとなり、他社の10分の1となる小型・軽量化とともに圧倒的な低コスト化に成功しました。さらに、刻々と変化する風況を立体的に認識でき、独自のリモート・センシング技術により、広域かつ高微細な風況をリアルタイムに可視化し、より広いフィールドでの安全で快適なインフラ環境構築を支えています。
※1:気象条件や計測に有利な外部環境が整った場合の最大計測値
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59540/32/59540-32-7c47383a644758e7565b4385be93fab3-1475x684.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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