常石造船、世界初のメタノール燃料ウルトラマックスを進水
PR TIMES / 2024年11月25日 11時15分
常石造船株式会社
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115319/32/115319-32-576de5247bdc04fd24925253cd472bc2-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲出渠するメタノール燃料ウルトラマックス
常石造船株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長執行役員:奥村 幸生)は、11月22日に常石工場にて世界初の載貨重量6万5,700トン型メタノール燃料ばら積み貨物船TESS66 AEROLINE※1(以下、TESS66)を進水しました。本船はTESS66の特長である高い積載性能や燃費性能を活かしつつ、メタノール燃料による環境負荷の少ない運航が可能な船舶で、竣工は2025年春の予定です。
本船はメタノールを燃料として使用することで、重油と比較して窒素酸化物(NOx)最大約80%、硫黄酸化物(SOx)最大約99%、二酸化炭素(CO2)最大約10%の排出削減を実現します。さらにグリーンメタノール※2を使用することでカーボンニュートラルを実現し、環境負荷の軽減に寄与します。
また、大容量メタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置したことで、荷役の安全性と容易さを維持すると同時に積載性能も確保し、貨物艙容量は81,500㎥、載貨重量も65,700MTと、TESS66の特長であるウルトラマックス※3最大級の積載性能を引き継いでいます。燃費性能においても、燃費効率の良い主機の採用や当社独自の風圧抵抗低減技術「AEROLINE」により高い性能を発揮します 。
常石造船 常務執行役員 常石工場工場長兼3工場統括 伊達 正敬のコメント
「中期経営方針に織り込まれている“先端技術ロードマップ”に則り、カーボンニュートラルの実現に向け開発を進めてきた新燃料船を進水出来ました。今年1月に引渡したLPG運搬船に搭載した圧力式タンクの内製化を皮切りに、LNG燃料タンクの製作にも本格的に取り組み 、圧力式タンク製造で培った技術を今回のメタノール燃料タンクの製作に活用しています。また、今後は海外工場でのメタノール燃料船の建造に向け、グループ企業への技術展開と連携を更に強化し、環境に優しい企業として造船・海運業界の脱炭素化をリードしていきます」
※1 TESS66 AEROLINE:
カテゴリー最大級の載貨重量を誇る常石造船の新鋭船型。船幅をパナマックス幅に抑え、深さも業界標準レベルに抑えることで高い汎用性も確保している。製品情報 :https://www.tsuneishi.co.jp/products/tess66/
※2 グリーンメタノール:
回収した二酸化炭素(CO2)と再生可能エネルギー由来の水素から合成されたメタノールや、バイオマスから製造したバイオメタノールを指し、カーボンニュートラル の実現に寄与する。
※3 ウルトラマックス:
ばら積み貨物船のカテゴリーの名称。載貨重量6万トン台で、デッキにクレーンが搭載されている船舶を指す。
■関連情報
メタノール燃料ばら積み貨物船TESS66 AEROLINEを初受注 ~カーボンニュートラルを実現するメタノール燃料船市場を拡大~
https://www.tsuneishi.co.jp/news/release/2023/02/5700/
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115319/32/115319-32-3d3e79d3340a02a00049588eac01c09f-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲出渠するメタノール燃料ウルトラマックス
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115319/32/115319-32-0cae440264a4d7b4588728543802ea7a-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲曳船されるメタノール燃料ウルトラマックス
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115319/32/115319-32-a3d52471db1f652d155636f8a211857c-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲曳船されるメタノール燃料ウルトラマックス
■常石造船株式会社
常石造船(広島県福山市沼隈町常石1083番地)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社で、船舶の建造と修繕を営んでいます。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国の海外工場を拠点に、ばら積み貨物船、コンテナ運搬船、タンカーなどを建造しています。
企業ホームページ:https://www.tsuneishi.co.jp/
ESGサイト:https://www.tsuneishi.co.jp/esg/
代表取締役社長執行役員: 奥村 幸生
事業内容:船舶の建造、修繕
創業:1917年(大正6年)7月
資本金:1億円
従業員:817人(2024年1月1日時点)常石造船グループ 約20,000人
事業拠点:常石工場(広島県福山市)
造船事業関連会社:
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ)
http://www.thici.com/
常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)
http://www.tsuneishi-zs.com/
常石鉄工株式会社(広島県福山市)
https://www.tsuneishi-iw.jp/
常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)
http://www.tsune-e.com/
株式会社三保造船所(静岡県静岡市)
http://www.mihozosen.co.jp/
神田ドック株式会社(広島県呉市)
https://kandadock.com/
三井E&S造船株式会社(東京都港区)
https://www.tsuneishi.co.jp/mes-s/
由良ドック株式会社(和歌山県日高郡)
https://www.yuradock.co.jp/
新潟造船株式会社(新潟県新潟市)
https://www.tsuneishi.co.jp/nsr/
株式会社三井造船昭島研究所(東京都昭島市)
https://akishima-labo.co.jp/
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