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坂ノ途中、農業と暮らしの持続可能化へ向けて、インパクト測定の結果を発表

PR TIMES / 2024年5月30日 12時45分

6月5日は環境の日。季節や天候によってお野菜に変化があることを知り、旬のお野菜を楽しむことで、持続可能な農業や暮らしについて考えるきっかけに。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41621/33/41621-33-ef974412f4dd4a32ec10187d503e773a-1685x1192.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Theory Of Change

株式会社坂ノ途中(本社:京都市南区、代表取締役:小野 邦彦)は、Theory Of Changeにおける、顧客軸のアウトカム(事業によって生み出したい変化)を実現できているかを把握するため、GLIN Impact Capitalの協力のもと、イギリスの60 Decibelsと共同でインパクト測定(以下、「本調査」)を実施しました。

※Theory Of Change(セオリーオブチェンジ)・・・坂ノ途中がどのような社会課題に向き合い、誰にどのような事業を実施し、どのような変化を生み出すかを示したもの
※インパクト測定・・・企業や非営利組織の活動やサービスが、社会や環境に与えた変化や効果を可視化すること

本調査の目的と背景
60 Decibelsは、90カ国以上に1,000人以上の研究者ネットワークを持つ、グローバルなインパクト測定企業です。これまで、800を超える世界有数のインパクト投資家や企業、財団、NGO、公共機関とインパクト測定を実施してきました。

日本でも試験的に実施したいという相談が坂ノ途中へ出資しているインパクト投資ファンドGLIN Impact Capitalへもちかけられ、本調査が実現しました。日本での2番目の事例になります。

Theory Of Changeにおける顧客軸のインパクト(アウトカム)を、第三者機関である60 Decibelsと共同で調査することにより、客観的な事実を得ることが本調査の目的です。

結果を一部紹介
坂ノ途中は、化学合成農薬・化学肥料の使用や加温栽培を避けて、農地がある地域の自然環境に合わせて栽培された野菜を中心とする農産物を取り扱っています。

例えば、ナスは夏の出始めはとてもみずみずしく、秋になって気温が下がると皮が固くなり、ぎゅっとつまった深い味わいになります。一方で、加温栽培すると、こういったばらつきを少なくすることや、出荷時期を早めることができますが、排出される温室効果ガスは約9倍(※)にもなると言われています。

そこで、坂ノ途中は、野菜には季節や天候によって味わいや形に変化があること、そしてそれを許容し楽しむ暮らし方を、お客さまへ伝えてきました。

本調査では、「変化を受け入れ、楽しめる」「お野菜の変化に気づき、受け入れられている」の回答が全体の91%を占めており、坂ノ途中が提案しているライフスタイルが定着しているという結果が得られました。この積み重ねが、有機農業など環境負荷の小さい農法で栽培された農産物の消費を促し、生産者の経営改善や農業の持続可能化につながると考えています。

(※)小田秀充 & 内山洋司. (2008). 産業連関表を用いた食料品部門のエネルギー・環境負荷分析. 産業連関, 16(2), 27-41., https://doi.org/10.11107/papaios.16.27

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41621/33/41621-33-fec360d37a346a67ad69ca719aca8c3d-1200x399.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


<回答コメントを一部抜粋>
・旬の始まりや終わりを感じるようになった
・見栄えのいいものばかり選ぶことは少なくなったと思う
・天候が悪い時期のお野菜と天候が良い時のお野菜は違いがハッキリ分かるので、大変だったねとか元気いっぱいでありがとうとか思うようになった


また、坂ノ途中の利用顧客のうち、約半数が「ECからはじめてオーガニック食材を購入した」と回答し、「坂ノ途中の利用をきっかけに有機農業など環境負荷の小さい農法で作られた野菜の消費量が増加した」の回答が82%でした。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41621/33/41621-33-235776e7af384cddb192494eded927ca-1200x661.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


坂ノ途中の定期宅配サービスは、これまで有機農産物などを購入してこなかった層にも届き、消費量にも変化を与えていることがわかりました。

6月5日は環境の日です。そろそろ収穫がはじまるキュウリやナス、ズッキーニ、枝豆などの夏野菜を通して、農業や暮らしの持続可能性について考えてみてはいかがでしょうか。

インパクト測定について
<概要>
・対象者条件:坂ノ途中の「お野菜セット・定期宅配」を1年以上継続している顧客
・回答者数 :519名
・調査手法 :WEBアンケート調査
・回答期間 :2023年7月5日~2023年7月11日
・調査機関 :インパクト調査企業「60 Decibels」(イギリス)
・協力企業 :インパクト投資ファンド「GLIN Impact Capital」

<結果>
下記のURLより、本調査の結果をまとめたPDFデータをダウンロードしていただけます。
https://www.on-the-slope.com/corporate/wp-content/uploads/2024/05/60DecibelsOnTheSlope_ImpactReport_2023.pdf

※本調査における構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります

お野菜セット・定期宅配 概要
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41621/33/41621-33-0a486103d447a7337dba59754af55d45-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

化学合成農薬や化学肥料を使用せず、畑がある地域の気候や土壌などの自然環境にあわせて育てられた旬のお野菜を、バランスよく詰め合わせてお届けする定期宅配サービスです。

年間500種類以上のお野菜を取り扱っているため、定番のお野菜はもちろんのこと、一般的なスーパーでは見かけない西洋野菜や伝統野菜との出会いをお楽しみいただけます。



お野菜セットURL:https://cart.on-the-slope.com/lp/vegetable-box

坂ノ途中の研究室
坂ノ途中の目標に向けて、坂ノ途中がちゃんと前進できているか。さらに前進するためには何をしたらいいか。方向性を同じくする農家さんや行政の方々ともっと協力ができないか。そんなことを考えるのが、研究室の役割です。

ときには外部と連携することで、できることの幅を広げ、さまざまな人を巻き込みながら「農業と暮らしの持続可能化」に向けて進んでいきたいと考えています。

坂ノ途中の研究室URL:https://www.on-the-slope.com/lab/
note:https://note.com/sakanotochu_lab

株式会社坂ノ途中
「100年先もつづく、農業を。」というビジョンを掲げ、化学合成農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っており、提携生産者の約8割が新規就農者です。

少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する生産者の増加を目指しています。

京都市「これからの1000年を紡ぐ企業」、経済産業省「地域未来牽引企業」「J-Startup Impact」など、受賞多数。

代表者:小野 邦彦
本社所在地:京都市南区上鳥羽高畠町56
設立日:2009年7月21日
資本金:50百万円
会社URL:https://www.on-the-slope.com/corporate/

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