【ポリフェノール研究報告】アカシアポリフェノールにお腹の脂肪(内臓脂肪)を減らす効果を確認
PR TIMES / 2025年1月31日 10時45分
株式会社アカシアの樹の共同研究が国際的な学術雑誌に掲載されました。アカシアポリフェノールが腹部内臓脂肪を減らす効果を臨床試験で確認し健康分野での意義を示しました。
株式会社アカシアの樹(広島県廿日市市)が出資して行われた臨床試験において、アカシアポリフェノール(アカシア樹皮由来プロアントシアニジン)が内臓脂肪の低下に有意に作用することが確認され、健康、疾病に対する国際的な権威ある雑誌「Functional Foods in Health and Disease」※に掲載されました。DOI: https://doi.org/10.31989/ffhd.v14i12.1420
※Functional Foods in Health and Disease (FFHD)はアメリカのFunctional Food Centerが出版する雑誌です。Functional Food Centerは1998年に設立され、これまでに世界中で30の国際会議を主催し、10年以上にわたってオープンアクセスジャーナルを維持しています。
また、機能性食品科学に関する11冊の教科書を含む40冊以上の書籍を出版し、7,000人以上の科学者が参加する機能性食品およびBioactive Compounds学会を設立しています。
神秘の樹木「アカシア」の樹皮から抽出されるポリフェノール成分について
ポリフェノールは、多くの植物に存在する苦味や色素の成分の一つで、さまざまな健康効果が期待されています。一言でポリフェノールといっても、自然界には5000-8000種類もの多様なポリフェノールがあると言われています(図1)。
株式会社アカシアの樹では使われない樹皮の活用法を模索する中で、アカシア樹皮に抗酸化力の高いポリフェノールがあることを発見しました。アカシアポリフェノール(プロアントシアニジン)はロビネチニドールやフィセチニドールといった単量体が重合したユニークな構造をもつことが分かっています。抗酸化を比較するSOSAの測定においてアカシアポリフェノールはお茶などに含まれるカテキンの約6.3倍の抗酸化力があり(自社データ)、非常に抗酸化力が高いということが分かっています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56517/33/56517-33-34a84916ab34cfe4792eeff5f8414799-1236x886.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1 多様なポリフェノールの分類
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56517/33/56517-33-9345bf9e4acbb21813581f278b7e306a-476x314.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2 アカシア樹皮から抽出されたアカシアポリフェノール粉末
【背景】今回の臨床試験研究の実施に至る背景
肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、日本ではbody mass index (BMI) が25 kg/平方メートル 以上の者と定義されています。そして、肥満は糖尿病や腎臓病、慢性肝疾患、心血管疾患、慢性閉塞性肺疾患などの重要な危険因子であることが分かっています(1)。
日本では、厚生労働省の令和元年国民健康・栄養調査によると、20歳以上の男女のうち4.6%がBMI 30 kg/平方メートル 以上、27.2%がBMI 25 kg/平方メートル 以上であったことが報告されています(2)。これらのことから過剰な体脂肪の蓄積を抑制させることは、QOLの維持および国民の健康寿命の延伸に非常に重要であると考えられています。
これまでに肥満・糖尿病モデルマウス を用いた動物実験から、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取することで、脂質代謝における中心的ないくつかの因子に影響があることは分かっていました。一方でヒトにおける脂肪に関する効果は明確には分かっていませんでした。そこで今回は、肥満気味の方にアカシア樹皮由来プロアントシアニジンを長期摂取してもらい、お腹の脂肪(内臓脂肪)を減らす機能について検証を行いました。
【研究概要】BMIが高い方を対象としたヒト臨床試験
今回の試験ではBMIが高めの方(BMIが25 kg/平方メートル 以上30 kg/平方メートル 未満の方を対象)に、アカシアポリフェノールを含む錠剤あるいはプラセボ(アカシアポリフェノールを含まない)錠剤を摂取してもらい、お腹の脂肪(内臓脂肪)を減らす機能を検証することを目的としました。
参加者には12週間にわたってアカシアポリフェノールを含む錠剤あるいはプラセボ(錠剤を摂取してもらいました。そして、摂取4,8,12週間後にお腹の脂肪(腹部内臓脂肪面積)を測定しました。さらに介入終了の4週間後に後観察検査 を行いました。
【主な結果】アカシアポリフェノールが内臓脂肪を減少させることを確認
アカシアポリフェノール(アカシア樹皮由来プロアントシアニジン)の摂取が抗肥満作用をもたらすかを検証することを目的とし12週間の摂取試験を行いました。その結果、12週間の摂取における腹部内臓脂肪面積はプラセボ群(アカシアを含まない錠剤)で113.1 c平方メートル 、アカシアポリフェノールを含む錠剤を摂取した群で102.1 c平方メートル とアカシアポリフェノールを含む錠剤を摂取した群で有意に低値を示しました(図3)。この結果により、アカシアポリフェノールの摂取による内臓脂肪を減少させることが確認されました。一方、介入終了後の後観察検査では有意な差は見られませんでした(図3、4)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56517/33/56517-33-e70cbbe938498b3941159302a3541b6d-1902x1116.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3 アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを12週間摂取した時の内臓脂肪面積
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56517/33/56517-33-7dcad1e8b598190e56e3ba9e4a0e4a61-1306x622.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図4 内臓脂肪面積の継時的変化
掲載論文
Baba, A., Ogawa, S., Yokosho, K., Suzuki, N., & Takara, T. (2024). Effects of the consumption of Acacia bark-derived proanthocyanidins on visceral fat: A randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group comparative study. Functional Foods in Health and Disease, 14(12), 947-967.
DOI: https://doi.org/10.31989/ffhd.v14i12.1420
参考文献
(1) NCD Risk Factor Collaboration (2016) Trends in adult body-mass index in 200 countries from 1975 to 2014: a pooled analysis of 1698 population-based measurement studies with 19.2 million participants. The Lancet 387: 1377-1396.
(2) Ministry of Health Labour and Welfare. (2019) The National Health and Nutrition Survey Japan, 2019.
<会社概要>
■会社名:株式会社アカシアの樹
■所在地:広島県廿日市市宮内4291 高松ビル2F
■代表者:片岡武司
■企業公式サイト:https://www.acacia-no-ki.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
■株式会社アカシアの樹 商品開発部 小川、小林、横正
■電話:0829-30-6100
■メール:info@acacia-no-ki.co.jp
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
■株式会社アカシアの樹 商品開発部 小川、小林、横正
■電話:0829-30-6100
■メール:info@acacia-no-ki.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ヨーグルトに2g入れて食べる習慣づけをして5㎏やせた食品とは?体内年齢は-11歳に【日清オイリオ研究員が解説・後編】
OTONA SALONE / 2025年1月22日 20時56分
-
夜食や受験勉強の合間にカリフォルニアくるみを食べよう!脳の健康をサポートするくるみを使った受験生応援レシピを公開
@Press / 2025年1月17日 9時0分
-
サントリー、内臓脂肪を減らす機能性表示食品 「のんある酒場 レモンサワープラス」発売
J-CASTトレンド / 2025年1月8日 20時0分
-
黄えんどう豆パスタを食べると、老化や生活習慣病につながる酸化ストレスを改善できることが明らかに
PR TIMES / 2025年1月7日 15時15分
-
2か月で-6キロに成功、内臓脂肪が“勝手に”落ちていく「満腹やせメソッド」で正月太りを解消
週刊女性PRIME / 2025年1月7日 6時30分
ランキング
-
1スタバ、東京23区・大阪市などで「立地別価格」導入&豆乳変更は無料に ネットでは「横浜は含まれませんよね?」「マックも取り入れてる」
iza(イザ!) / 2025年1月31日 16時47分
-
2令和の米騒動で外食の「お代わり無料」が危機に? 対応分かれる各社の現状
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月31日 10時48分
-
3「間違った断熱」で電気代がかさむバカらしさ…職人社長が「一戸建てはエアコン1台で十分温まる」と断言する理由
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
4「まどか26歳」9時5時勤務の研修医が見た"葛藤" 「労働時間が短い=良い」は思い込みなのか
東洋経済オンライン / 2025年1月31日 8時50分
-
5フジ・日枝相談役について取締役の1人「退任を求めるのは難しい」 中居氏と女性をめぐる一連の対応のなかで進退注目
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月31日 13時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください