将来宇宙輸送システム株式会社、荏原製作所と包括連携協定を締結。同社が開発する電動ポンプを活用したロケットエンジンの開発を目指す
PR TIMES / 2024年9月27日 16時45分
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将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎 以下ISC)は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業です。
このたび、8月21日(水)に株式会社荏原製作所(以下「荏原製作所」)と包括連携協定を締結し、同社が開発する電動ポンプを用いたロケットエンジンの共同開発に取り組むことで合意しました。
荏原製作所が開発する電動ポンプについて
荏原製作所は、2000年代初頭より回転機械技術を活用してJAXAのエンジン用ターボポンプ改良を支援してきました。これらの知見を活かして「人と宇宙のつながりを当たり前に」をミッションに、宇宙への輸送手段の低コスト化実現に貢献するため、ロケットエンジン用ポンプの開発を進めています。
荏原製作所が開発するロケットエンジン用ポンプは駆動機に電動モータを採用しています。ロケットエンジンの性能を高めるためには燃焼剤や酸化剤を昇圧するためのターボポンプが必要となりますが、これを電気駆動とすることで保全性や扱いやすさが向上し、、再使用型ロケットと非常に相性の良いロケットシステムを構築することが可能となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106229/34/106229-34-2eccae23b1d142b7a4c35c3975f7a601-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
電動ポンプを用いたロケットエンジンの開発により高頻度輸送を実現
ISCは、荏原製作所の電動ポンプ技術に注目し、当該ポンプを活用したロケットエンジンを共同で開発することとしました。特に再使用型のロケットシステムを検討する上で重要となる課題は、着陸時の推力調整機能や繰り返し使用に耐えられるメンテナンス性になりますが、電動ポンプはこうした課題に対応できる技術として期待されています。海外では電動ポンプを用いたロケットシステムが商業利用されていますが、日本国内ではまだ利用されていません。ISCは、荏原製作所との連携によりこれを国内で実現します。
両者の連携により、ロケットエンジンの地上燃焼試験を行い、2028年3月までに地球周回軌道に人工衛星を投入する技術実証を行うことができるレベルにまで高めることを目指します。
将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役社長 畑田康二郎 コメント
当社は2022年5月創業のベンチャー企業ながら、現在、日本国内で40を超える企業・団体・研究機関と連携を行っています。
早期に再使用型ロケットによる高頻度宇宙輸送を実現するためには、実績のある企業との連携が鍵となります。特に、着陸のための誘導制御や繰り返し使用のためのメンテナンス性に関するターボポンプ技術が非常に難解な課題であったところ、ポンプ機構や回転機構の開発について長年の実績がある荏原製作所と連携できることは当社にとって大きな飛躍の一歩となります。
当社は最先端の知見を有するパートナー企業と連携して謙虚に学び、開発速度を飛躍的に向上させ、世界で戦える宇宙輸送技術を確立して日本の宇宙産業を成長させます!
■将来宇宙輸送システム株式会社 会社概要
法人名 将来宇宙輸送システム株式会社
英語名 Innovative Space Carrier Inc.
代表者 代表取締役 畑田康二郎
本社住所 東京都中央区日本橋1-4-1
設立日 2022年5月2日
資金調達総額 860,000,000円
事業内容 革新的な宇宙輸送システムの事業化に向けた企画検討
URL https://innovative-space-carrier.co.jp/
■株式会社荏原製作所 会社概要
法人名 株式会社荏原製作所
英語名 EBARA CORPORATION
代表者 取締役 代表執行役社長 CEO & COO 浅見正男
本社住所 東京都大田区羽田旭町11-1
事業内容 主要品目 ポンプ、冷熱機械、送風機、コンプレッサ・タービン、都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラント、真空ポンプ、CMP装置、排ガス処理装置、めっき装置
URL https://www.ebara.co.jp/
■当社は積極的に人材採用を行っています!
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採用ページはコチラ
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こちらのリンクより、お申し込みください。
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