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新年の始まりを告げる 元朝能「翁(おきな)」

PR TIMES / 2024年12月11日 11時45分



丹波篠山に新しい年の始まりを告げる元朝能(がんちょうのう)「翁(おきな)」は、毎年1月1日の午前0時20分頃から、篠山春日神社能舞台で開かれる国内で最も早い演能です。 2025年の始まりは是非丹波篠山の元朝能をご覧ください。
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元朝能「翁」とは
丹波篠山に新しい年の始まりを告げる元朝能「翁」。
丹波篠山の元朝能は、国内で最も早い演能として知られ、【春の春日能】、【秋の丹波夜能(現在は休止中)】とともに「丹波三大能」と呼ばれています。
初詣をかねて伝統の「翁」を鑑賞し、新年の挨拶を交し合う、丹波篠山らしい社交の場が演出されています。
「翁」は猿楽(さるがく)にも起源を持つといわれ、天下泰平、延命長寿、五穀豊饒などを祈って祝賀に披露される舞です。
能舞台について
凛とした境内にある能舞台は、平成15(2003)に国の重要文化財として指定され平時は雨戸で閉ざされています。
この能舞台は、能楽愛好者として知られた篠山城主の青山下野守忠良公が文久元年(1861)に奉納されたものです。建築は稲山嘉七、永井理兵衛が担当し、能舞台の背景の松は松岡曾右衛門の筆になり、藩主の意向によって能舞台として至れり尽くせりの設備を整えています。

建てられた当時は箱根より西でこのような立派な舞台はないとまで言われていました。
特に床板を踏む音をよく反響させるために床下に埋めた7個の丹波焼の大甕(おおがめ)の伏せ方の完全なことなど、全国の能舞台屈指のものと斯界の権威者から折り紙付きです。

能舞台には、雨戸が閉まっていても、床下の甕(かめ)が覗ける小窓があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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能舞台 床下の甕(かめ)

丹波篠山春日神社
丹波篠山春日神社は、丹波篠山の中心市街地に所在しています。
常勤の宮司さん不在の丹波篠山春日神社ですが、「おかすがさん」の愛称で呼ばれ、地元氏子の皆様の渾身のご奉仕により整備された境内は、鳥居をくぐると凛とした静寂な雰囲気が漂ってきます。
そのため、古来より地元の信仰厚く、氏子の守り神として崇め奉られておりますが、毎年、日本で新年最初に能舞台で開催される元朝能「翁」の人気から、近年は芸事関連の方々も多く参拝されています。
その境内には、能舞台(国の重要文化財)や「黒神馬」(市指定文化財)などを展示した絵馬殿などがあります。
また、10月の秋季大祭では4社の金神輿、9基の鉾山、8台の太鼓御輿が街中に繰り出し、時代を超越した一大絵巻が繰り広げられます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127657/34/127657-34-92a015ad2b5ea0e8c21ee8636831cf7a-3402x2259.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
春の春日神社

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127657/34/127657-34-62e24ab9af3866ad0c661b7c7dc410a2-3552x2664.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
春日神社の秋の大祭

兵庫県丹波篠山市について
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兵庫県の中東部の山々に囲まれたまち・丹波篠山市は、古来、西国から京都への交通の要として栄えてきました。町なみや山鉾が巡行する祭礼など、現在も京都文化の影響が随所に色濃く残っています。また、盆地特有の昼夜の寒暖差や、秋から冬にかけて発生する「丹波霧」など独特の気候風土が、全国的にも有名な「丹波篠山黒豆」をはじめとした多くの農産物を育んでおり、四季の味覚を楽しむことができます。

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