【2024年実施】『10代』の情報収集と検索行動の実態とは？ ～世代別に見る検索傾向の特徴～

https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ SEO支援実績4,300社を誇るランクエストが10代150名対象に情報収集と検索行動の実態について調査



10代（15歳以上19歳以下）の若者は、日常生活の中でどのような媒体や端末を用いて情報を手に入れているのでしょうか。パソコンやスマートフォンといったデバイスの使い分け、さらにはGoogleやYahoo!など、特定の検索エンジンに対する依存度には、他の世代とは異なる特徴があるのでしょうか。

SEO支援で4,300社以上の実績を有するランクエスト（https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ ）では、10代（15歳以上19歳以下）の男女150名を対象に「情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施しました。

この調査では、
・日常的に用いられる情報収集媒体・端末の種類
・主に利用される検索エンジン（Google、Yahoo!等）の傾向
・検索結果の確認範囲（何ページ目までチェックするか）といった観点から、
10代（15歳以上19歳以下）の情報収集・検索行動の実態を多角的に分析しています。

本アンケートは2024年12月5日に実施され、その結果から、10代特有の最新検索トレンドが明らかになりました。


調査結果１. 普段、情報収集を行う媒体を下記の中から教えてください？（複数選択可）
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140336/34/140336-34-e40b2f219625ed3f9644099dbad885e4-2101x1021.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


10代の情報収集先として最も多く利用されているのは、SNSで85.3％（128名）でした。続いてインターネットが78.7％（118名）、テレビが50.0％（75名）と、これら3つが10代における主要な情報源であることがわかります。

一方、新聞やラジオはともに8.0％（12名）と非常に低く、若年層の情報取得がデジタルを基盤としていることが明確に示されています。　

この結果は、10代が「デジタルネイティブ世代」として、オンライン環境を自然に活用し、個人の関心やトレンドに合わせて柔軟に情報を得られるメディアを重視していることを示唆しています。

特にSNSは、友人やインフルエンサーを介した情報収集が容易である点が、若年層のニーズに合致していると考えられます。一方で、従来メディアである新聞やラジオの影響力は限定的となっています。


調査結果２. 検索時の端末を教えてください　※Q1で「インターネット」と回答した人（複数選択可）
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140336/34/140336-34-fae0c32a99af80600ef13decf00d159e-2215x991.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


検索時に最も利用されている端末は圧倒的にスマートフォンで、97.5％（115名）にのぼります。一方、パソコンは26.3％（31名）、タブレットは14.4％（17名）にとどまり、他の端末利用は明らかに少ない状況です。　

この結果は、10代がスマートフォンを「いつでも・どこでも」利用可能な情報アクセス手段として日常的に活用していることを示しています。スマートフォンは携帯性や操作性の点で若年層のライフスタイルに自然に組み込まれており、他のデバイスに比べて手軽に検索やコンテンツ閲覧を行える点が、圧倒的な支持につながっていると考えられます。

企業やメディアが10代へ情報発信を行う際、スマートフォンを前提としたコンテンツ設計やマーケティング戦略が、ますます重要になっていくでしょう。


調査結果３. 普段、検索に使う検索エンジンを教えてください　※質問1）で「インターネット」と回答した人（複数選択可）
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140336/34/140336-34-dd34b2504cef522a92fd6717d5ec3544-2049x991.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


10代における検索エンジンの利用状況として、Googleが圧倒的なシェアを占めていることが明らかです。Googleは90.7％（107名）と、ほぼ全員が利用していると言ってよい水準に達しています。

一方、次に多かったYahoo!は34.8％（41名）にとどまり、Googleとの差が大きく開いている状況が示されています。

その他の検索エンジン（BingやDuckDuckGo、CocCoc）や「その他」と回答したグループはいずれも1名～2名程度と極めて少数にとどまり、選択肢としてほとんど考慮されていないことがうかがえます。

この傾向は、10代が日常的な情報収集において、圧倒的にGoogleに依存していることを意味します。検索エンジン自体が「Google＝検索」の代名詞となっていると言っても過言ではない状況であり、幅広い情報へのアクセスや検索結果の精度・スピードといった点が、若年層のニーズに合致していると考えられます。

こうした結果は、企業やメディアが10代に向けて情報発信を行う際、Google上での検索最適化や露出強化が一層重要になることを示唆しています。


調査結果４. 検索結果の何ページ目までのサイトを確認しますか？※Q3）で「Google」と回答した人
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140336/34/140336-34-0050b69d6b67d9072215794d08280c38-1751x1021.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


1ページ目まで確認する層が53.3％（57名）と最も多く、2ページ目まで確認する層は27.1％（29名）にとどまっています。1ページ目または2ページ目までで約8割を占めており、3ページ目以降まで踏み込む人は少数派です。　

この傾向は、10代が検索から得る情報を素早く確認したいというニーズが強く、上位に表示される情報を重視していることを示唆しています。

検索結果の上位に表示されなければ、若年層にリーチする機会が大幅に低下してしまうため、企業やメディアにとってはSEOが極めて重要であることを再確認させる結果といえます。


まとめ　10代の検索行動と情報収集の実態
10代が日常的な情報収集においてSNSやインターネットを重視し、スマートフォンを主なツールとして活用していることが明確に示されました。

また、検索エンジンとしてはGoogleが圧倒的な存在感を示し、検索結果は上位数ページのみを参照する傾向が強いことも判明しています。

その結果、企業やメディアが10代向けに情報発信を行う際には、モバイルファーストの設計やSNS・インターネットでの発信強化、さらには検索上位への最適化を行うことが不可欠です。

さらに、新聞やラジオといった従来型メディアの利用が低調な中、10代はよりリアルタイムで手軽な情報摂取を求めていると考えられます。また、SNSを通じた友人・インフルエンサーからの情報共有や、自らの興味関心に合ったコンテンツ選択が容易な点が重視されているといえます。このような背景を踏まえ、コンテンツ提供者は10代特有のニーズに即した戦略立案が求められるでしょう。


調査概要
調査日： 2024年12月5日
調査対象地域： 全国
調査機関： Freeasy
調査方法： オンラインアンケート調査
調査人数： 150名
調査対象： 10代（15歳以上19歳以下）の男女
<<調査結果の利用条件>>
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