ispace、日欧政府のJAXA-ESA将来大型協力に関する共同声明への署名を歓迎
PR TIMES / 2024年11月21日 11時45分
株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は本日、宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)と欧州宇宙機関(以下ESA)が発表した、月探査分野での協力を含む将来大型協力に関する共同声明への署名を受けて、下記の通り歓迎のコメントを発表しました。
■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
「日本および欧州における月面開発を牽引するグローバル企業として、このたびの両政府機関の将来大型協力に関する共同声明を心から歓迎します。
私たちは、両機関と共に重要な宇宙探査活動に取り組む機会を得ることが出来ることを光栄に思うと共に、新たな科学的発見及び月面での有人探査に貢献することを目的とした商業機会があることを嬉しく思います。
ispaceは両機関が推進する月探査分野での取り組みに関し、2027年の打ち上げに向けて現在日本主導で開発を進めるシリーズ3ランダーを活用し、日欧政府機関の協力関係強化に貢献出来ることを期待します。」
■ ispace EUROPE S.A. CEO Julien-Alexandre Lamamyのコメント
「JAXAとの月資源開発に関する構想検討や、欧州法人であるispace EUROPE S.A. とESAとの宇宙資源探査と活用を目指す宇宙プログラム(LuxIMPULSE)を通じてルクセンブルク宇宙機関の共同出資により実施した、欧州初の月面探査用マイクロローバー開発など、ispaceはこれまで長きに亘り両機関と継続的に月輸送および探査のための開発を官民一体となって協議を継続してまいりました。
現在、打ち上げを最速2025年1月に控える民間月面探査プログラム『HAKUTO-R』ミッション2のRESILIENCEランダーは日本で開発され、ispace EUROPEが開発したTENACIOUSローバーが搭載されています。これは宇宙探査における欧州と日本の協力関係が持つ変革の可能性を象徴するものです。
私たちは、革新的な協力関係を通じて月探査を推進するESAおよびJAXAの取り組みを心から歓迎します。そして、専門知識を集結させることで、官民の垣根を超える新しい相乗効果を生み出し、宇宙探査におけるイノベーションと成長を推進して行きます。」
将来大型協力に関する共同声明についてはこちら(JAXA)
https://www.jaxa.jp/press/2024/11/20241120-1_j.html
ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。最速 2024 年 12 月に日本法人が主導するミッション2、続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。
■ 株式会社ispace (https://ispace-inc.com/jpn/)について
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げは最速2025年1月[i]に、ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。
ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。
[i] 2024年11月時点の想定
[ii] 2024年11月時点の想定
[iii] 2024年11月時点の想定
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