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イスラエルとパレスチナ自治区ガザの間で続く紛争に関するセーブ・ザ・チルドレンの声明

PR TIMES / 2014年7月22日 17時45分

【2014年7月21日 パレスチナ自治区ガザ発】

現在イスラエルとパレスチナ自治区ガザで続いている紛争では、戦闘員よりも子どもたちが大きな犠牲を強いられています。紛争による死者の5人に1人は子どもという状況の中、7月17日にガザでの地上戦が始まってからはその死者数が40%以上増加しており、パレスチナ人犠牲者のおよそ1/3が子どもです。また、家族を失ったり、怪我を負ったり、家が破壊されるのを目撃した子どもたち7万2千人以上が、心理的カウンセリングや支援を喫緊に必要としています。イスラエルの子どもたちもまた、ロケット弾の攻撃に脅えて暮らしている状況です。



私たちが目撃しているのは、封鎖されたガザ地区の子どもたちに対する攻撃です。子どもたちは逃げ場もなく、家族とともに学校や病院に避難していますが、そこも安全とは言えません。

「過去2日間に渡る血の惨劇は、国際人道法が定める文民保護の原則に反するものであると言わざるをえません。セーブ・ザ・チルドレンは、紛争に関わる両陣営に対し、他に逃げ場のない無辜の住民をこれ以上犠牲にしないために、学校や病院への攻撃を止めるよう求めます。」セーブ・ザ・チルドレン パレスチナ自治区 共同カントリー・ディレクター デビッド・ハッセル

紛争が始まってから、ガザにおける子どもの犠牲者は、一日平均にして死者7人、負傷者70人にも上っていますが、医薬品は完全に不足しています。このような状況に対応するため、セーブ・ザ・チルドレンは、ガザの医療パートナー団体を通じて、現地の病院や医療施設に対して医薬品、乳幼児キット、救急キットを提供している他、避難生活を送る人びとに対して歯ブラシや石けんなどを含む衛生用品キットを配布しています。ガザでは現在10万人が避難生活を送っていますが、その半数が子どもです。

セーブ・ザ・チルドレンはまた、非常に危険な状況下にあるガザで、現地のパートナー団体と協力しながら、病院や子どものいる家を訪問し、社会心理的ケアのニーズ調査を実施しています。

「多くの子どもたちは、過去6年間で紛争を3度経験しています。紛争によって市制インフラが破壊されるだけでなく、子どもたちには深刻なトラウマが植え付けられることになります。子どもたちの心が癒され、日常性を回復するには長い時間がかかるでしょう。国際社会は、ガザの封鎖解除を含む、紛争に関わる全ての当事者にとって長期的な違いをもたらすような合意形成を促し、即時停戦を呼びかける責任を、紛争の犠牲になっている子どもたちに対して負っているのです。」デビッド・ハッセル


以上

■ セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。子ども支援の世界的リーダーとして、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO最高資格である総合諮問資格(General Consultative Status)を取得。世界30カ国の独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結ぶ国際組織。すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現されている世界を目指し、現在約120の国と地域で活動しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは日本のパートナーとして1986年に設立されました。 http://www.savechildren.or.jp/

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