トルビズオン、RTK測位技術による高精度測位サービスを用いた、ドローン物流空路のリスクアセスメントサービスを開始
PR TIMES / 2022年6月10日 18時45分
誤差数センチメートルの精度を担保し、安心安全なドローン物流の空路を提供する「ソラシェア」に活用
株式会社トルビズオン(代表取締役社長:増本 衛、以下「トルビズオン」)は、多久市(市長:横尾 俊彦、以下「多久市」)、笹川工建株式会社(代表:笹川 俊一、以下「笹川工建」)、ソフトバンク株式会社(代表取締役 社長執行役員 兼 CEO : 宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)の協力のもと実施した、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill」を用いた、ドローン空路(空の道)のリスクアセスメントに関する実証実験を受け、「ソラシェア」にてドローン物流空路のリスクアセスメントサービスを開始しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46605/37/resize/d46605-37-67943cc058ac02b7e1b5-5.jpg ]
1 ソラシェアについて
ソラシェアは上空飛行の合意の取れた土地を繋げ、ドローンの定期航路となる「空の道」をつくるという壮大なプロジェクトです。これにより第三者上空を飛行するドローンの利活用を促進します。ドローンは物流・災害調査・一次産業等、さまざまな分野の社会課題解決を期待されているため過疎地を中心に導入が加速しており、我々は多久市をはじめとする数多くの自治体と航路開拓及び実証実験を進め、2026年までに全国で4,500本、総延長1.5万kmの空の道を作る計画です。
2 「空の道」の安全を担保する、センチメートル級の飛行精度
これまでは、「どれくらいの重さのものを、どれくらいの距離運べるか」という視点で語られることの多かったドローンビジネスですが、ソラシェアが実現するのは地域にとって安心・安全な空路を敷設することです。あらかじめ合意をとれている空路を正確に飛ばすためには、XYZ軸の全てにおいて飛行の精度が求められます。ドローンに設定した飛行ルートが数メートルもズレるようでは問題です。そこでわれわれは、準天頂衛星「みちびき」などのGNSSから受信した信号を利用したRTK測位を活用し、誤差数センチメートルの精度でドローン飛行が可能かどうかを実験しました。
3 実証実験概要
■役割:
・笹川工建:ドローンオペレーションの提供
・ソフトバンク:ichimillの提供
・多久市:飛行ルートの許可
・トルビズオン:空路リスクアセスメント・調査プロジェクト管理
■日時:2022年5月27日(金曜) 9時00分~12時00分
■場所:多久市西多久町大字板谷付近
ドローン飛行ルート:下図参照(Google Earthより引用)
[画像2: https://prtimes.jp/i/46605/37/resize/d46605-37-dfa1330a5a6a0a5c0820-3.png ]
■実験内容:
[使用した機材等]
-使用機体:マルチコプター型ドローン(DJI M300 RTK)
-地上プロポ用ドングル及びSIMカード
-Ntripデモアカウント
-GNSS受信機(LC01)
ドローンにソフトバンクのGNSS受信機「LC01」(携帯電波の上空利用については実用化試験局による免許申請済)を搭載した上で、1.、2.のルートにおいて上空における正確な位置情報を取得。同時に、このデータとRTK測位「有り」と「無し」の測位情報を比較することにより、これらの精度を確かめました。
1.湾曲が続いてる用水路:XY軸(平面)方向での誤差
2.高低差が激しい山間部:Z軸(高さ)方向での誤差
[画像3: https://prtimes.jp/i/46605/37/resize/d46605-37-9e2d46f3b3826d185f2e-8.png ]
4 実証実験結果
[画像4: https://prtimes.jp/i/46605/37/resize/d46605-37-6923da445e70ef78479c-7.png ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/46605/37/resize/d46605-37-27b6783dfbaa94f1020f-6.png ]
※Ntrip=ネットワークRTKを表します。
5 今後の展開
本実験をもとに、トルビズオンはネットワークRTKの精度が安心・安全な空路デザインにおいて実用に値することを確認しました。そこで全国を対象に、ドローン物流空路のリスクアセスメントサービスを開始いたします。また、ソラシェアのご利用とichimillの販売もセットで行うことで、ソラシェアが管理する空路をより安心して飛行していただくための安全運航管理体制を実現します。
トルビズオンが管理するスカイドメインについて(ビジネスモデル特許取得済)
ソラシェアには3次元空間(緯度・経度・高度のデータセット)に名称を与える「スカイドメイン」という仕組みを導入し、世界中の空を識別します。空のURLともいうべき「スカイドメイン」に紐づくデータベースには、空域の3次元情報以外にもドローン飛行の合意状況、インセンティブの内容から、土地所有者や管理者の情報、平均風速や気象などのリスク要素に至るまで格納でき、それらの情報には必要に応じて外部からのアクセスも可能な設計となっています。
■空路リスクアセスメントサービスおよびichimill提供のお問合せ■
トルビズオン公式ホームページサイト下部のフォーム、または下記のEメールよりお問合せください。
https://www.truebizon.com/
メールお問合せ先
service@truebizon.co.jp
また、全国の自治体連携による「ドローン物流ビジネスモデル構築」のコンサルティングも実施しております。
トルビズオンのコンサルティングサービス
http://21501902.hs-sites.com/consultingdoc/
高精度測位サービス ichimillについて
ソフトバンクが提供するichimill(イチミル)は、準天頂衛星「みちびき」などのGNSSから受信した信号を利用してRTK測位を行うことで、誤差数センチメートルの測位を可能にするサービスです。ソフトバンクが全国3,300ヵ所以上に設置している独自基準点を活用することで、非常に短い時間で安定的な測位とハンドオーバーが実現するため、基準点をまたぐような長い距離を移動する際も、継続して高精度な測位が可能となります。
https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ichimill/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
トルビズオン、スカイセッターとレベル3.5飛行のためのドローン空路開拓を開始
PR TIMES / 2024年9月12日 18時45分
-
トルビズオン、DJI FlyCart30を用いた被災箇所復旧工事の物資搬送実験に成功
PR TIMES / 2024年9月11日 17時45分
-
糸乗建設がスカイディベロッパーとして「S:ROAD」を導入、空の道開拓へ
PR TIMES / 2024年8月31日 16時15分
-
トルビズオン、全国初!三機のDJI FlyCart30が1トンの災害物資を離島にリレー輸送
PR TIMES / 2024年8月30日 18時45分
-
トルビズオン、福岡市で次世代リーダーを育成するインターンシップ・プログラムを開始
PR TIMES / 2024年8月27日 11時15分
ランキング
-
1下請けいじめ、懸念事案あり 日本自動車工業会が緊急点検
共同通信 / 2024年9月19日 13時3分
-
2お金持ち流!100円ショップで買うもの・買わないもの
オールアバウト / 2024年9月18日 21時40分
-
3「部長、その話、キツいっす」部下が辞める雑談2種 部下が未来に絶望していく、何気ない2つの話題
東洋経済オンライン / 2024年9月19日 8時0分
-
4ローソン、107円になる「長すぎるパン」を発売 「大きすぎるパン」も KDDIと共同開発した背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月19日 16時44分
-
5「トヨタ1社分」が丸ごと蒸発したが…AIバブルの象徴「エヌビディア」がさらに爆発的成長を遂げるといえる理由
プレジデントオンライン / 2024年9月19日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください