有機野菜の収穫体験/約20mの大木を倒す間伐体験+記念樹植樹体験体験を通じ、“食”を支える~持続可能な農業を未来に~『こどもフードエシカルマスター講座』開催
PR TIMES / 2024年11月11日 18時15分
協力企業:ワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundation
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(代表:小林富雄、以下「SFA」)は、専修大学が受託した東京都提案事業「未来を担う子どもたちへの食の支援促進」の一環として、子ども支援・福祉団体に通う子どもたちに向け、健やかな成長に必要な“食”や“職を通じた体験”“地域との関係性”を届ける「こどもスマイリング・プロジェクト職業体験型食育プログラム」の提供を進めています。
この活動の一環として、10月26日(土)、本プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業であるワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundation)が先生役となり、東京都の大田区エリアの子どもの居場所・活動団体に通う子どもたち18名に向け、農業や林業、エシカル消費を学ぶ「こどもフードエシカルマスター講座」を開催しました。
ワタミ株式会社は持続可能な農業の学びとして有機農場で野菜を収穫しそれを食す体験と、林業の必要性を学ぶ枝切りや間伐体験を実施、カミチクグループは農業体験で収穫したにんじんをつかったカレーの具材として肉の提供と畜産業についての学びを、ワタミファーム山武農場及び日向の森にて開催しました。
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当日は、有機農法や野菜の育ち方について学び、にんじん、落花生、葉物野菜の収穫に挑戦、食肉に 関する食育プログラムとして、蓄産から食肉加工・食卓に上るまでの流れについて学び、実際に収穫した野菜と国産肉を使ったカレーライスを食べました。
午後からは、日向の森で林業の仕事についてのお話を聞いた後、全員でロープを引いて高さ約20mの 大木を倒す間伐体験を行った後、体験の思い出に記念樹を植樹しました。
子どもたちは、「これからは食べ残しをしないようにしようと思った。」「見たことないくらい大きい野菜にびっくりした。」などと笑顔で語ってくれました。
今回の協力企業、ワタミ株式会社の百瀬則子さんは、「子どもたちが野菜収穫の際に、有機の土を触ったり、森を守るために間伐したり、生き物を触ったりすることで、自然っていいなと思ってくれたら、きっと自然を大切にしてくれると思います。」と語りました。
SFAこどもスマイリングプロジェクトでは、「職業体験型食育プログラム」の提供を通じ、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、支援の輪を広げる活動を推進していきます。
【当日のイベント様子】
● 有機農場、野菜の育ち方について学ぼう
ワタミファームのある千葉県へ向かうバスの車内で、ワタミ(株)清水さんから、有機農法についてお話がありました。畑の土や、畑にいる生物、野菜の育ち方などの説明がありました。子どもたちからは「初めて知った。」「知らなかった。」など関心の声があがりました。
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● 有機農場野菜収穫体験
ワタミファームに到着後、にんじん・落花生・さつまいも・葉物野菜を収穫しました。それぞれの野菜の収穫前に栽培過程の説明を受け、どのようにして野菜が栽培されているのかを学びました。
収穫方法の説明を聞き、一生懸命に土を掘り野菜を収穫しました。普段スーパーで売られている野菜しか知らない子ども達にとって、発見の多い貴重な体験となりました。
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● 食肉に関する学習と収穫野菜のカレー実食
カミチクグループ星野さんより、普段食べているお肉がどのようにして食卓まで届くのか、畜産業の重要性を紙芝居やクイズを通して学びました。その後、自分たちで収穫したにんじん入ったカレーや収穫した葉物野菜をサラダで食べました。
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● 約20mの大木を力を合わせて倒す、間伐体験
日向の森に移動し、普段あまり知られていない林業の重要性を学びました。枝打ちの必要性、枝切りの方法などの説明を受け、約20mもある大木に自分たちで切れ込みをいれ、全員で力を合わせてロープで引っ張り、倒しました。大木が倒れた時は地面が揺れ、子どもたちは達成感と驚きでいっぱいでした。その後、切った木の年輪やにおいなど観察をしました。
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● ワタミグループ創業40周年を記念した植樹
最後は、体験の記念に、またワタミグループ創業40周年を記念して栗の木を植樹し、手作りの看板を設置しました。間伐で木の命を頂いた分、新たな命を植樹したことで、生き物の命の大切さを知ってもらいました。お土産に間伐材コースターをもらいました。
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◆ 参加した団体、こどもたちの声
イベント当初は少し緊張していた子どもたちでしたが、「野菜収穫がとても楽しかった。」「もったいないので食べ残しをしない」などの感想があがりました。いつも見ることがない子どもたちの表情を見ることができ、とてもうれしく思ったのと同時に、貴重な体験機会をいただいたと思います。(団体スタッフより)
「野菜をとって楽しかった」「大きな木を倒してびっくりしたけど楽しかった」「次はいつあるの?」
(子どもたちの声)
※エシカル消費についてしっかりと学んでくれている様子が見受けられました。
持続可能な農業、畜産業、林業や食の大切さを学んだ1日となりました。(事務局)
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(略称:SFA)とは
HP:https://www.j-sfa.net/
Facebook: https://www.facebook.com/sustainablefoodchain
食品ロス削減など1社では取り組むことが難しい、フードサプライチェーンにおけるサスティナビリティの課題について、緩やかなネットワークでつながった有識者と食品産業企業・団体が解決策を検証していくコンソーシアムです。
SFAでは、以下の取り組みを推進しています。
1.『こどもスマイリング・プロジェクト』
未来のサスティナブルな消費者を育てる食育を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体を運営されている方々と関係を構築し子ども支援につなげるプロジェクト。
HP:https://j-sfa.net/kodomo-smilingpj/
2.『プラスチックの2Rに関する勉強会』
プラスチック資源循環法施行に向けて、食品産業における廃プラスチックの発生を減らす、なくすための具体的な取り組みを検討する勉強会の開催。
3. 『Honeybees’ Community』
食品ロス削減などの課題解決に取り組む学生団体等の取組を紹介し、行動する人を増やすためのオンラインプラットフォーム。
4.未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業(専修大学委託事業)
東京都が都内の大学研究者から事業提案を募集し、都の施策に反映させる事業提案制度に、弊会理事・専修大学商学部渡辺達朗教授が立案した「子どもへの食品寄贈事業」が採択され、SFAもプロジェクトに参画 し、2023年度から3年間実施。
こどもスマイリング・プロジェクト とは
HP:https://j-sfa.net/kodomo-smilingpj
未来のサスティナブルな消費者を育てる食育を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体を運営されている方々と関係を構築し子ども支援につなげるプロジェクト。
●職業体験型食育プログラム
未来のサスティナブルな消費者を育てる食育プログラムの提供を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体を運営されている方々と直接信頼関係を構築し、子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体に通う子どもたちを対象に、エシカル消費が学べる食育プログラム「職業体験型食育プログラム」を提供し、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験機会を提供し、食品企業の様々な取組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指しています。
●ハートドライブキャンペーン
夏・冬休み期間に「食」の貧困を抱える子どもたちに、通常販売する食材を企業から提供いただき、寄贈できる機会を創出するモデル事業として実施。子ども支援・福祉団体に通う子どもたちを対象に、それぞれの拠点に合わせた配布方法で食材を提供し、休み期間の子どもたちの食の困窮の一助となるよう食品寄贈のモデル事業として実施。
●その他
・寄贈食品の多様化に合わせた物流実証・食品寄贈時の中間組織(マッチング機能)の実証
・食品寄贈時の留意点をまとめたガイドライン策定に向けた知見共有・提言・講演など
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