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ボーナスは過去最高水準だが、85%以上の人がお小遣い増加なし!年代別では30代のお小遣いが最も低いことが判明 ボーナスの使い道は“預金・生活費の補填”に回す人が多数

PR TIMES / 2024年6月26日 16時45分

~ファイナンシャルプランナーが固定費削減のポイントを解説~

 ソニー損害保険株式会社(代表取締役社長:坪田 博行、本社:東京都大田区、以下「ソニー損保」)は、2024年夏のボーナスシーズンに合わせて、20代~50代の全国の持ち家家庭でお小遣い制(※1)の800名を対象に、値上げラッシュ前後で比較したお小遣いの実態やお小遣いが増減した要因に関する調査を実施しました。調査の結果、夏のボーナスは過去最高水準となる一方で、85%以上の人がお小遣いが増加していないことが判明し、7割以上の人がボーナスの増加分を貯金やNISAに使いたいと回答。また、円安や物価高の影響によりお金に対して不安を感じている人が8割以上いることがわかりました。
※1:この調査でのお小遣い制とは、家計のなかで毎月自由に使える金額が決まっていることを指します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-6684c890f0d870719d47-1.png ]

■2024年夏のボーナス水準は過去最高、初めて80万円台に
[画像2: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-fa54cbb774ed6a219661-0.png ]

 一般財団法人 労務行政研究所による東証プライム上場企業の2024年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査(※2)によると、全産業114社の平均金額は「84万6,021円」と、2023年と比較して4.6%増加しており、1970年の調査開始以来、夏季一時金では初めて妥結水準が80万円台を上回ったことが判明しました。

 近年のボーナス水準を振り返ると、2021年はコロナ禍の影響を受け「71万397円」と減少傾向にありましたが、2022年は「76万5,888円」、2023年は「79万4,008円」と増加傾向です。そして2024年は、80万円台を突破し「84万6,021円」となりました。 増加の背景には、コロナ禍によるマイナスの影響が薄らいだことや近年の物価高による企業の対応が考えられます。
 しかし本調査では、ボーナスは過去最高水準となる見込みにもかかわらず、8割以上の人がお小遣いが増加しておらず、増加した人は約1割にとどまるという実態が明らかになりました。

※2:一般財団法人 労務行政研究所「東証プライム上場企業の 2024 年 夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000087109.pdf

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/63966/table/37_1_8a05ba5d1643fc995f3aa86f70b8487a.jpg ]

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%になりません。

【ソニー損保 2024年夏の最新お小遣い事情に関する調査】
調査結果詳細レポート

1.2024年夏のボーナスは過去最高の一方、お小遣いが増えていない人は85%以上という結果に。
年代別では30代のお小遣い額が最も低いことが判明。
 値上げラッシュが始まる前の2020年と比較して、8割以上(86.6%)の人がお小遣いが増えていないことが判明し、増えていない人のうち、「変わらない」人は70.0%、「減った」人は16.6%という結果になりました。またお小遣いの平均額は27,735円となり、約半年前に実施した前回のお小遣い調査と比較すると、18円増加(+0.06%)とほぼ変動していませんでした。

 また、お小遣い額の男性平均は29,284円、女性平均は26,186円と、男性の方が若干高い傾向にあります。年代別でみると、20代が29,669円、30代が24,473円、40代が29,890円、50代が26,910円となり、30代のお小遣い額が低い傾向にあることがうかがえます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-984b6ccc316b465ca482-4.png ]


2. 2024年夏のボーナスの使い道は「預金」「生活費の補填」が上位に。ボーナス増加分も貯金・投資に回したい人が7割以上いることが判明。
 ボーナスの使い道は「預金」が42.4%と最も多く、次いで「生活費の補填(29.5%)」といった結果でした。なかには株式投資・NISAなどの「資産運用(14.6%)」、「ローン等の返済(14.1%)」も一定数おり、将来を見据えて貯蓄・投資や普段の生活費の足しにする傾向にあることがわかります。「車やバイクの購入(3.8%)」、「ブランド品の購入(4.1%)」、「海外旅行(4.9%)」などの高額な支出や贅沢品の購入は控えていることが結果からうかがえます。

 ボーナスが増加した場合、増加分を「将来に備えて貯金したい(42.8%) 」、「NISA等の投資に回して、運用益を増やしたい(30.8%)」と、ボーナスを“消費”ではなく、“将来に備える”意識が強い傾向にあることがうかがえます。円安や物価高など経済の先行きが不透明であることから、多くの人が万一の事態に備えて貯金や投資を選んでいることが推測されます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-bead06179f6944c62972-5.png ]

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3.ボーナスは過去最高水準を記録した一方、 85%以上がお金に対して不安を感じると回答。不安に感じる理由第一位は「円安や物価高だから」。また8割以上の人が今まで買っていた商品を高いと感じる傾向にあることが判明。
 お金に対して「不安がある(50.0%)」「どちらかというと不安がある(36.4%)」と、不安を感じている人が86.4%にのぼる結果となりました。不安に感じる理由として最も多い回答が「円安や物価高だから(65.0%)」となり、次いで「老後に年金がもらえるかわからないから(41.2%)」、「支出が増えて貯蓄ができないから(40.5%)」という結果に。円安や物価の上昇は日々の生活に直結するため、多くの人々がお金に対して不安を感じていることがうかがえます。

 また8割以上(83.1%)の人が、値上ラッシュ前よりも商品・サービスなどが高いと感じるようになったと回答。日常的に消費する食料品や調味料などの価格が軒並み上昇しているほか、電気代やガス代、ガソリン代などの値上げなど、さまざまな物価の上昇が家計に大きな影響を及ぼし、金銭感覚が変化していることがうかがえます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-b569357169db4654d95a-7.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-d0751832273bcb7e9a09-8.png ]


4.お小遣いを増やすために取組んでいることで最も多いのは「ポイ活」。一方で火災保険や生命保険など固定費の見直しを行っている人は1割未満と少ない現状が明らかに。
 お小遣いを増やすために6割以上(63.0%)が「ポイ活」に取組んでいると回答しました。次いで「食料品の節約(43.5%)」「日用品の節約(40.0%)」「外食を控えて内食(自炊)を増やす(30.8%)」となり、日常生活の中で支出を制限し、節約をしていることがうかがえます。その一方で、各種保険などの固定費の見直しに取り組んでいる人はそれぞれ1割に満たないことが判明しました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-5ed4f2036ce4a1ffa878-9.png ]


5. 加入している火災保険の見直しを行っていない人は約7割にものぼる結果に。また2024年度を目処に火災保険の値上げ改定が行われることを知らない人は75%以上と最新情報を把握していない人が多い実態が明らかに。
 7割以上(72.0%)の人が、加入している火災保険の補償内容が適切かどうか定期的に「見直しをしていない」と回答。加えて、2024年度を目処に火災保険が値上げすることを知らない人も7割以上(75.8%)いる結果となりました。
 火災保険の見直しをすることで、将来的な負担を軽減し、生活費の余裕やお小遣いを増やすことができる可能性があります。これを機に、見落としがちな火災保険の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
[画像9: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-d6cb87ce55f5e6864872-10.png ]

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/63966/table/37_2_85891d35ca18fee76ab8c2f8503ebad7.jpg ]



[表3: https://prtimes.jp/data/corp/63966/table/37_3_141c92e046802d457af3dacb4bf05f15.jpg ]

 
[画像10: https://prtimes.jp/i/63966/37/resize/d63966-37-31bc7bb10583bb4b9fcd-11.jpg ]

解説:井戸美枝
CFP(R)、社会保険労務士

生活に身近な経済問題、社会保障問題を専門とする。国民年金基金連合会理事。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞に連載を持つ。『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版』(日経BP社)『フリーランス大全』(エクスナレッジ)など累計刊行92万部。

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