オーストラリア ケアンズ観光局 グレートバリアリーフ『サンゴの産卵』
PR TIMES / 2024年11月14日 11時0分
11月の満月の日の後にしか見られない神秘的な現象「海中の吹雪」を11月下旬に公式SNSで公開予定
ケアンズ観光局(オーストラリア クイーンズランド州ケアンズ、CEO:マーク オルセン)は、毎年恒例の「サンゴの産卵」の観測が、2024年11月下旬に世界最大のサンゴ礁であるグレートバリアリーフで予測されていることをお知らせいたします。
1年でわずかな期間しか確認できないこの神秘的な現象は、ケアンズ観光局の公式SNSで11月下旬から公開予定です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104755/37/104755-37-d23458800a6bd9ae9486d19aab24fd1a-2666x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2023年11月ムーアリーフでの産卵の様子 (C)Calypso Productions
毎年11~12月の満月の時期になると、世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」全域でサンゴの一斉産卵が見ることができます。350種類以上のサンゴが生息するこの美しい海で「海中の吹雪」と呼ばれる現象で、南半球に夏の訪れを告げる風物詩となっています。タイミングが合うと、真っ暗な海に何万、何億もの卵が放たれる神秘的な光景を見ることが出来ます。
サンゴの産卵は1981年、ケアンズの南に位置する港湾都市タウンズビルにあるジェームズクック大学の科学者たちが初めて発見した比較的新しい現象であり、地球上で最大の繁殖ショーです。その後、研究が進められてきたとはいえ、発生時期を予測するのはまだ正確には誰もよく分からず謎に包まれた部分が多いことも事実です。
サンゴは年に1度、卵子と精子の塊(バンドル)を海中に放出し、海面に向かって上昇しながら受精が行われます。この様子は「海中の吹雪」と呼ばれ、産卵自体は数時間から数日間に及ぶこともあります。産卵は卵子が海中の安全な場所に着床する時間を少しでも長く確保できるように日没から深夜にかけて、プランクトンを食べる生物が眠っている時間帯に行われる可能性が高いと言われています。成功すれば受精卵は海底に沈み、やがてサンゴに成長します。
通常、サンゴの産卵は11月から12月にかけてまずグレートバリアリーフ北部で見られ、南部、外洋付近へと続きます。2023年は、潮の動きが落ち着いた10月終わりの満月の日から4日目にあたる11月2日深夜に、グレートバリアリーフにて何十億もの色鮮やかなサンゴの産卵が確認されました。
美しい世界自然遺産「グレートバリアリーフ」を守るためにできること
グレートバリアリーフは、地球温暖化という私たち人間が引き起こしている脅威に直面しています。この美しいサンゴ礁を何世代にもわたって受け継いでいくためには、自分たちの住む地球のことを考え、自分たちができることを知ることはとても大切です。
グレートバリアリーフに行くことで直接学び保全活動に参加することももちろん可能ですが、一人ひとりが今すぐ始められる簡単なサポートとして、カーボンフットプリントを削減するという方法もあります。
カーボンフットプリント(温室効果ガスを含めたCO2排出量)は思わぬところから検出されます。最近は日本でも再利用が可能な素材や再生素材を多く見かけるようになりましたが、テイクアウトコーヒーやコンビニのお弁当などはプラスティックの容器が使われているものも多いです。カーボンフットプリントはこのように捨てられるプラスティック容器が生産される過程で多く排出され、再利用されることなく埋め立てられるゴミとして廃棄されます。また、これら容器を運ぶ過程でガソリンの排気ガスが排出され、さらにカーボンフットプリントが排出されます。身近なところから、水筒やタンブラーを積極的に利用し使い捨てプラスティック容器の使用を抑える、積極的にゴミ拾いをするなどを始めることから環境保全への一歩が始まります。
ケアンズのサンゴ保全活動
ケアンズシティの中心部に位置するケアンズ水族館では、ケアンズ周辺に生息する約15,000もの魚や生物達が暮らしています。高さ10mを誇るディープリーフの水槽では、本来はスキューバダイビングで潜らないと見ることのできないサンゴ礁の壁も間近で観察することができます。水族館の内部はセクションに分かれた展示がされており、生息域の違った生き物を見て学べる学習エンターテイメントにもなっています。小さなお子さまも、マリーン・タッチ・タンクではヒトデやナマコなど、グレートバリアリーフのユニークな生き物たちに触れ生態を知ることができます。
その他にもケアンズでは、グレートバリアリーフと世界中のサンゴ礁の長期的な存続を確保することを目的とした団体「グレートバリアリーフレガシー」( https://greatbarrierreeflegacy.org/ )等により、世界初の生きたサンゴ礁のバイオバンク施設が設立されました。グレートバリアリーフから収集された200種以上の貴重なサンゴを収容しており、35年を超える経験から得た幅広い知識を誇るチームとともに、永久的にサンゴを保護できるようにするための研究が進められています。
2024年サンゴの産卵は11月下旬に予測されており、その様子はケアンズ観光局の公式SNSで公開予定です。
ケアンズ観光局 公式X:https://twitter.com/Cairns_JP
ケアンズ観光局では、この神秘的なサンゴの産卵が、今後も持続的に自然な形で行われるように、環境保全に対する活動を引き続き行っていきます。
<ケアンズ観光局 公式情報>
■ケアンズ観光局 公式 日本語ウェブサイト:https://www.tropicalnorthqueensland.org/jp/
■YouTube:https://www.youtube.com/user/CairnsGBR
■Instagram:https://www.instagram.com/cairnsjp/
■Facebook:https://www.facebook.com/CairnsJP/
■X(旧Twitter):https://twitter.com/Cairns_JP
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