【Wrap Up】SNOWFLAKE INDUSTRY DAY 2024 を開催
PR TIMES / 2024年11月20日 13時40分
オンラインで2日間 4つの業界における先進事例を発表
2024年11月19日 - AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:東條 英俊)は、データ活用やDXの業界別ユースケースに焦点を当てたオンラインイベント「SNOWFLAKE INDUSTRY DAY 2024」 (スノーフレイク インダストリーデイ 2024)を2024年11月14日と15日に開催しました。2日間にわたり、4つの業界ごとに合計27のセッションが行われ、革新的なデータの活用事例、業務の効率化、生成AIを活用した先進的な取り組みなどが発表されました。また全てのセッションは、12月12日までオンデマンド配信します。
SNOWFLAKE INDUSTRY DAY 2024は、テクノロジーやビジネスのリーダーたちがAIデータクラウドをどのように活用して重要な課題を解決しているのかをご紹介する場として、今回初めて開催しました。製造業、流通・小売業、金融サービス、広告・メディア・エンターテイメントの4つの業界のエキスパートとリーディングカンパニーが登壇しました。
製造業トラックの基調講演では、株式会社デンソーITデジタル本部デジタル活用推進部の佐藤 裕真氏が、「製造業でのデータ/AI利活用:デンソーがSnowflakeで切り拓いたデータ革命~人材育成 x データ開放~」と題して登壇しました。
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同社では延べ350プロジェクト、3,192人がデータ分析基盤を利用しています。佐藤氏は、「あらゆる職場で、当たり前に、データ利活用で意思決定している会社になる」という組織ビジョンを掲げ、データ利活用の重要活動として「環境整備」と「人材育成」の2点を挙げました。環境整備については、Snowflakeで多様な基幹システムデータを集約してその利活用が進展している一方、ガバナンスの強化やデータの払い出しを効率化するためのプラットフォームの整備が急務といいます。「人材育成」に関しては、社内イベント等を通じて一定の成果を上げてきたことに触れ、「実践で成果を出すレベルに到達するには開発者の自己成長を支える更なる施策が求められる」と先を見据えました。Snowflakeの活用メリットについては、「ビッグデータ分析に対応できる高いパフォーマンス」「分析領域にマッチしたリソース管理と料金体系」と評価しました。
流通・小売業トラックの基調講演では、業界全体で持続可能な食のサプライチェーンの重要性が改めて認識されている背景を踏まえ、三菱食品株式会社執行役員CIO (兼)デジタルソリューション本部長の石崎 智晴氏が「食品流通の未来を創る三菱食品のデータ戦略とSnowflake AIデータクラウド」をテーマに登壇しました。
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石崎氏は、4社の経営統合で2012年に現在の三菱食品が発足した沿革について触れ、会社の変化と共に基幹システムが拡大・複雑化してきた背景を説明しました。同社は2016年、食品卸業界の中でもいち早くオープンシステムへの移行を果たしましたが、ハードウェアの老朽化や保守・維持費用の増加などにより、システムのモダナイゼーションが最重要課題となっています。2030年を見据えた基幹システム(MILAI)刷新プロジェクトでは、データ活用基盤強化とAI活用技術の徹底活用を掲げ、自社でのクラウド化の先に、顧客向けシステムWaaS(Wholesale Solution as a Service)として自社システムの外部提供を目指しています。そのプロジェクトを支える共通基盤として昨秋、Snowflakeを中心にデータ統合基盤を構築しました。石崎氏は「食品セールス業界の効率化や他社とのデータ連携も促進し、業界全体に新たな価値を提供する。私たちのようにレガシーシステムを抱える企業、変革を望む企業のヒントになれば」と語りました。
金融サービストラックの基調講演では、明治安田生命保険相互会社情報システム部システム基盤開発室の湯浅 慎司氏が「明治安田生命のDX戦略を推進するデータ基盤とその展望」として、ビジネスを加速させる社内のデータ基盤の高度化プロジェクトにおける具体的な取り組みをSnowflakeのユースケースを交えて紹介しました。
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同社では、2024年1月にブランド通称を明治安田生命から「明治安田」に変更したことに伴い、生命保険の枠を超えた顧客情報の集約・分析、システムアーキテクチャの刷新が必要となりました。湯浅氏はインフラ整備について、およそ7千万人の顧客情報管理を中心とした「SoR(契約管理)」「SoE(利用者接点)」「SoI(データ管理)」の領域別のデータの流れを解説しました。2023年秋のPoCを経て、2024年4月にSolの中にSnowflakeを導入。主な技術として、「PrivateLink接続(社内閉域接続)」「SSO(シングルサインオン)」「Snowpipe、TASK等の内部ELT機能」「ダイナミックテーブルの採用」を活用しています。湯浅氏は「『データを情報に』が私のモットー。データを入れるだけでなく情報化することまできちんと進めていきたい」と語りました。
広告・メディア・エンターテイメントトラックの基調講演では、急成長を遂げるエンターテイメント&テックカンパニーである株式会社GENDA IT事業部データチームマネージャーの小宮山 紘平氏が、「GENDAのデータ活用を飛躍的に加速するDXとGENDA Data Cloud 構想」と銘打ち取り組みを紹介しました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116784/37/116784-37-a5eccbea5aea9567e7a3e2534544381e-1350x607.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
同社のエンジニア部門は、グループ各社ではなく持株会社のGENDAにテックメンバーが所属するため、横断的に開発可能な構造になっています。小宮山氏は、アミューズメント施設事業(GiGO)で2021年に構築したデータ基盤を一新するにあたり、「エンターテイメント領域のバラエティに富んだデータを受け入れられる」「カラオケや映画など事業間で連携ができる」という要件に従ってSnowflakeの採用に至った経緯を説明しました。GENDA全体のデータを共有・活用する巨大なデータ基盤「GENDA Data Cloud構想」については、 Private Sharingによる在庫情報の共有やGENDA IDによる事業間相互送客などSnowflake連携の例を紹介。小宮山氏はマーケットプレイスを使った施策や生成AIの活用についても触れ、「DXとデータ活用の両輪が重要。すべての事業が黄金の回転のようにつながり、無限にシナジーを生み出す体制を築くことができる」と語りました。
オンデマンド配信について
これらの基調講演のほか、日清食品ホールディングス株式会社による「日清食品HDがSnowflakeで目指す、AI/MLでの業務プロセスの高度化」や、株式会社ナウキャストによる「POSデータやクレジットカードデータを取り扱うSnowflake中心のデータ基盤のモダンな構成について」など、全27セッションが行われました。これら全てのセッションはオンデマンドでの視聴が可能です。視聴には登録が必要になります。
オンデマンド配信URL:https://www.snowflake.com/events/industry-day-2024-japan/
登壇企業
セッションの情報(各トラック五十音順)
【11月14日(木)】
INDUSTRY DAY for MANUFACTURING & RETAIL CPG
- 製造業トラック
- - 株式会社インテージテクノスフィア
- - 株式会社荏原製作所
- - クリックテック・ジャパン株式会社
- - セイコーエプソン株式会社
- - 株式会社デンソー
- - 株式会社日立ソリューションズ
- - Fivetran
- 流通・小売業トラック
- - 株式会社ジール
- - ドーモ株式会社
- - 日清食品ホールディングス株式会社
- - 三菱食品株式会社
【11月15日(金)】
INDUSTRY DAY for FINANCIAL SERVICES & ADVERTISING MEDIA ENTERTAINMENT
- 金融サービストラック
- - 株式会社アシスト
- - 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- - 一般社団法人金融データ活用推進協会、特定非営利活動法人金融IT協会
- - Trust Base株式会社
- - 株式会社ナウキャスト
- - 明治安田生命保険相互会社
- 広告・メディア・エンターテイメントトラック
- - NTTコミュニケーションズ株式会社
- - 株式会社Quollio Technologies
- - CData Software Japan 合同会社
- - 株式会社GENDA
- - DATUM STUDIO株式会社
- - dely株式会社
- - 株式会社博報堂テクノロジーズ
- - 株式会社primeNumber
- - 株式会社マイナビ
Snowflakeについて
Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。Snowflakeのデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、ビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。
(C) 2024 Snowflake Inc All rights reserved. Snowflake、Snowflakeのロゴ、および本書に記載されているその他すべてのSnowflakeの製品、機能、サービス名は、米国およびその他の国におけるSnowflake Inc.の登録商標または商標です。 本書で言及または使用されているその他すべてのブランド名またはロゴは、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標である可能性があります。 Snowflakeが、必ずしもかかる商標所有者と関係を持ち、または出資や支援を受けているわけではありません。
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